カナダのお酒といえば?
と、聞かれて真っ先に思いつくのは、アイスワインではないでしょうか?
もちろんアイスワインも特筆すべきカナダの特産品なのですが、
実はビールの種類も豊富なんです!
今回は、ビール好きによるビール好きとビール初心者の方々のために!
トロントでお勧めしたいブリュワリーをご紹介します!
目次
ブリュワリー(Brewery/クラフトビールの醸造所)ってレストランやバーとどう違うの?
クラフトビール(地ビール)とは、その地域それぞれの特徴を生かした個性あふれるビールのこと。
そのクラフトビールを醸造している場所のことを、ブリュワリー(Brewery)と言います。
北米ではクラフトビールが盛り上がっており、オンタリオ州ではブリュワリーが250カ所以上存在します。
その中でも、なんとトロントは約1/5を占める40カ所以上のブリュワリーがあるほど、クラフトビールは人気を博しています。
googlemaps from Ontario Beverage Network
ブリュワリーではもちろん、クラフトビールを購入できるショップが設けられており、お店で気に入ったビールを買うことも出来ます。
また、トロントに40カ所以上あるブリュワリーのほとんどのお店では、レストランやバーが併設されており、ビールと一緒に食事を楽しむことができます。
トロントでオススメのブリュワリー
それでは、ここからは!
ビール好きがオススメするブリュワリーを5店舗(本当はもっとご紹介したいのですが…)をご紹介します!
1. Bandit Brewery
「盗賊」という意味を持つBanditは、その名前をモチーフにしたマスコットが特徴のブリュワリーです。
2016年にオープンしたばかりのこのお店は、StephaneさんとShehzadさんがトロントの地元のブリュワリーで意気投合したことから始まりました。
そもそもフランスで10年以上自家醸造の経験があったStephaneさんが、Shehzadさんにビールの作り方を教え、それからは二人で何度も試作品をつくり、納得のいくビールを生み出しています。
そんなこだわりのあるクラフトビールの中で、オススメしたいのがこちら!
ルバーブとイチゴを使ったインディア・ペール・エール(Rhubarb Strawberry Milkshake IPA)。
IPA(インディア・ペール・エール)の特徴は飲んだ後に残る独特の苦味ですが、このビールはルバーブとイチゴのフルーティーな甘酸っぱさが口の中に広がります。
この他にも、アプリコットとシーソルトを使用したWizard of Goseなど個性豊かなビールがたくさんあります!
Green LineのDundas West Stationから505番のストリートカーで2駅、Dundas St West at Howard Park Aveで下車。
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2. Burdock Brewery
世界のワインから刺激を受け醸造されたビールが、地元のお客さんに人気なブリュワリー。
オンタリオ州にある農家・ホップ栽培者などから常に新しいものを取り入れるなど、探究心が常にある情熱的なお店です。
そんなブリュワリーでオススメしたいビールがこちら!
ボトルのデザインにもこだわりがあるビール、Vermont Blond Light。
名前にも入っているとおり、とても軽い味わいが特徴のビールで、グレープフルーツやレモンなどのシトラス系の香りと味が後味をさっぱりとさせてくれます。
他にもジューシーなDIPA(Double IPA)など、オリジナルのクラフトビールがたくさんありますよー!
3. Godspeed Brewery
トロントの南東側にあるブリュワリー。
このお店の最大の特徴は、柚子やお茶といった日本の素材を生かしたクラフトビール、そして焼きおにぎりから筑前煮といったフードメニューが置いてあることです!
ダウンタウンにある日本の居酒屋とはまた一味違う雰囲気を持ったブリュワリーとなっています。
トロント市長John Toryさんも来たことがあるとか。
RT @JohnTory Stopped by @godspeedbrewery with @mary_margaret32 as they celebrate their #Canada150 grand opening. pic.twitter.com/7H8rysFnP7
— Godspeed Brewery (@godspeedbrewery) 2017年7月1日
そんな日本とカナダの融合したブリュワリーでオススメしたいビールがこちら!
お茶とビールが合わさったクラフトビール、その名前もOCHAME(おちゃめ)。
一口目は普通のビール、でも後味はお茶の独特の苦味と深みが広がる、ここでしか味わえないビールです。
他にも柚子を使用したものなど、たくさんの種類のビールがありますよー!
Green LineのCoxwell Stationから22番ストリートカーで約6分、Coxwell Ave at Lower Gerrard St East South Sideで下車してすぐ。
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4. Indie Alehouse
photo from Indie Alehouse
Indie Alehouseという名前にもあるように、ダブルインディアペールエール、イングリッシュエールなど、エール(Ale)にこだわりを持つブリュワリー。
ビールを飲むお客さんがいつもとは違うチョイスができるように、レギュラーで出しているビールもあれば、なんと一度しか醸造しなかったビールもあるのだとか。
そんな中でも、オススメしたいビールがこちら!
チョコレートのような甘さとコーヒーのようなほろ苦さが特徴で、とてもまろやかで口当たりの良いクラフトビール、Breakfast Porter。
個人的には飲みやすいのですが、アルコール度数が7.2%とやや高めですので、飲み過ぎにはご注意を!
Green LineのDundas West Stationより40番ストリートカーで約7分、Dundas St West at Keele Stで下車し、西に徒歩約1分。
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5. Steam Whistle
一度見たら心に残る(?)緑のデザインがモチーフのブリュワリー、Steam Whistle。
Steam Whistleは、1516年にドイツのバイエルン公国で制定されたビール純粋令という厳しい基準に準じてビールを生産している、世界でも有数のブリュワリーです。
純粋な湧水、麦芽大麦、ホップ、酵母のみを使用して醸造し、人工防腐剤などは使われていないビールが特徴です。
そんなこだわりを極めた一杯がこちら!
特別な精製方法で作った、Steam Whistle Pilsner。
辛口で、さっぱりとした喉越しの味わい深いビールです。
Steam Whistleではブリュワリー内を案内してくれるツアーも開催されています。
ビール作りに興味がある!という方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
Yellow LineのUnion Stationから509もしくは510番ストリートカーで約4分、Queens Quay West at Harbourfront Centreで下車、北へ徒歩約6分。
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40カ所以上あるブリュワリーでお気に入りを見つけよう
ご紹介したブリュワリー、いかがでしょうか?
今回ご紹介できなかった素敵なブリュワリーが、トロントにはまだまだたくさんありますよー!
時期によってビールの種類が変わることがありますので、お店に行く前に公式サイトやSNSをチェックしてみてくださいね〜。