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スーパービザで両親・祖父母をカナダに呼ぶ方法。賢い保険選びは?

  

カナダで暮らしていると、日本にいる家族との距離について考えたことがある人も多いのではないでしょうか?

  • いつかカナダで家族みんなで暮らしたいという夢がある
  • 日本にいる両親が、カナダで子育てを手伝ってもいいと言ってくれているけど・・・
  • 短期旅行ではなく、両親や祖父母にもリアルなカナダ生活を経験して欲しい
  • 両親の年齢も考えると、いっしょに過ごせる時間が少ないかもしれないから、カナダで一緒に過ごしたい

そこで今回は、カナダで家族の絆をもっと深めることができるスーパービザ(Super Visa)について紹介します。

スーパービザ申請に必要な保険については、カナダ現地の日本人スタッフがいる保険代理店 BestQuote に聞いてみたので、あわせて参考にしてみてください。

長期的な観光ビザ?スーパービザ(Super Visa)について

昨今カナダ移民の壁は決して低くはない状況ですが、カナダは移民受け入れを積極的に行う国であり、政府は「家族は一緒にいるべき」だとして、移民と家族がより早く再会できるように支援しています。

この方針の一環として、地理的に離れた家族が一緒に暮らす機会を提供するため、2011年にカナダでスーパービザ(Super Visa)が導入されました。

毎年約17,000件が発行されるというスーパービザは祖父母や両親向けのカナダのビザで、一度の滞在で最長5年間連続してビジターとして滞在が可能になります。また、ビザを更新することで、最長10年間有効ということで、長期的にカナダに滞在できます。

スーパービザが申請できるのは、カナダ市民権または永住権(PR)保持者(※招待者)の両親・祖父母(※申請者)(カナダ市民権・永住権保持者の親戚などは対象外)で、スーパービザの有効期間中は出入国が自由にできるので、スーパービザ保持者は自由に日本に帰れたり、海外旅行ができるのも魅力です。

ちなみにスーパービザが導入される前から、両親や祖父母を呼び寄せるには、永住権を取得できる両親・祖父母呼び寄せプログラム(Parents and Grandparents Program, PGP)があります。

しかし、両親・祖父母呼び寄せプログラムは定員数が少ないため競争率がとても高く、希望する人が申請できないといったことも・・・。さらに2025年1月には、バックログを解消するために両親・祖父母呼び寄せプログラム(PGP)新規申請が一時停止となったことが発表されました。

その点、スーパービザは両親や祖父母が永住権を取得できるものではありませんが、抽選ではなく受付数も多く、新規申請も可能なので、家族が一緒にカナダで長期的に暮らすのに最適なビザといえます。

 

スーパービザをオススメする人(招待者目線)

招待者目線でいうと、スーパービザの取得は、以下のような人にオススメです。繰り返しますが、招待者はカナダ市民権または永住権保持者である必要があります。

1. 祖父母や両親と長期間カナダで一緒に過ごしたい人

通常のビジタービザは最長6ヵ月まで滞在が可能ですが、スーパービザは一度の滞在で最長5年間連続して滞在が可能。ビザを更新することで最大10年間有効なので、家族が一緒に過ごすためのビザとして最適です。

通常の観光ビザ(ビジタービザ)では6か月ごとに滞在延長の申請が必要ですが、スーパービザは最長5年間連続して滞在できるので、カナダに滞在するために頻繁な更新の手間を省きたい人にも理想的といえます。「1年に1回は日本に帰るけど、親や祖父母と過ごす時間が全然足りない・・・」と感じている人は、スーパービザを検討してみるとよいかもしれません。

2. 家族のサポートが必要な人

カナダでの子育てや仕事が忙しく、両親や祖父母の助けが必要な家庭もあるかと思います。親や祖父母をカナダに呼び寄せることで、日常的にサポートを受けたり、毎日一緒に時間を過ごしたりすることができます。
(スーパービザ保持者は州の公的医療保険には加入不可能なので、注意)

3. 十分な収入がある人

子どもまたは孫に該当する招待者は、カナダ市民権または永住権保持者である必要があります。また、両親や祖父母をサポートできる経済力が必要です。

そのため、カナダでの最低所得基準(LICO)を満たしていることが申請条件の一つになります。さらに、親 or 祖父母は、滞在中の医療費をカバーする1年間以上の保険加入が必須となります。

スーパービザとビジタービザとの違いは?

カナダのスーパービザとビジタービザ(観光ビザ)は、どちらも親や祖父母がカナダを訪問するために利用できるビザです。

ただ、目的や条件、滞在期間などにいくつか重要な違いがあるので、比較してみました。どちらのビザもカナダで仕事はできないので、注意してください。

項目 スーパービザ ビジタービザ
滞在可能期間 1回の入国で最長5年間連続滞在が可能。ビザを更新すれば、最長10年間有効で期間中は何回でも出入国可能(※パスポートの有効期限による) 1回の入国で最長6か月滞在可能だが、6か月を超える場合は滞在延長の申請が必要。通常、有効期間はパスポートの期限まで。入国時に滞在期間が指定される場合もあり
対象者 カナダ市民または永住者の親または祖父母のみが対象。配偶者は同時に申請可能だが、それ以外の家族は対象外 誰でも申請可能(家族や観光目的を問わない)。
医療保険の要件 カナダまたは国外の認定された保険会社から1年間以上の医療保険加入が必須。最低補償額は10万カナダドル以上。州の公的医療保険に加入不可 医療保険の加入は任意。ただし、カナダの医療費は高額なため、加入を強く推奨。州の公的医療保険に加入不可
招待者の経済条件 招待者(カナダ市民または永住者)は最低所得基準(LICO)を満たしている必要がある 招待者の要件無し。ただし、訪問者自身の滞在期間に合わせた経済的自立が求められる
主な利用目的 親や祖父母がカナダで家族と長期間一緒に過ごすためのビザ。家族との絆を深めたり、育児支援などで活用される 短期間の訪問(観光や親族訪問)に使用。長期間の滞在や頻繁な訪問には適していない
申請手続きの複雑さ 医療保険や健康診断、招待者の収入証明など、追加の書類が必要。条件が厳しい分、審査に時間がかかる場合もあるが、両親・祖父母呼び寄せプログラム(Parents and Grandparents Program, PGP)に比べれば楽。 比較的簡単な手続きで申請可能。ただし、短期滞在の理由や帰国意図を示す書類が求められる。
申請料 申請料:100カナダドル カナダ入国のために eTAが必要。eTA申請料は7ドル
仕事 不可能 不可能
学校 家族訪問が主な目的で発行されるビザなので、学校へ通うことは原則としては許可されていない 6か月以内の短期プログラムに通学することが認められている

スーパービザの申請条件は?

スーパービザの対象は前述した通り、カナダ市民またはカナダ永住者(PR)の親または祖父母のみです。配偶者やその他の親族は対象外なので、注意しましょう。

ここで、申請の条件などをまとめてみました。

※スーパービザ申請に関する最新の情報は、カナダ政府のウェブサイトで確認してください。

申請者(招待者の両親または祖父母)の条件

移民局は申請者の「母国とのつながり」「カナダ訪問の目的」「家族と財政状況」「母国の全体的な経済的および政治的安定性」を検討します。

スーパービザ取得後に日本へ一時帰国する場合は、カナダに入国するたびに民間の保険が有効である必要があるので、注意してください。

申請者(招待者の両親または祖父母)の条件

1. カナダ国外からの申請

2. 医療保険の加入

  • カナダ国内 or 国外の保険会社で入国日から1年間以上の医療保険加入証明が必要(全額前払い or 分割払いは認められるが見積書のみは不可。)
  • 保険はヘルスケア、入院、本国送還費用をカバーするもので、最低補償額が10万カナダドル以上

3. 健康診断
移民局が指定する健康診断を受ける必要あり。健康診断で問題がないことを証明する

4. 有効なパスポート
滞在期間をカバーできる有効期限が必要

5. 家族関係を証明する書類
戸籍謄本や出生証明書など

医療保険の加入は、今まで BestQuote のようなカナダ国内の保険会社のみが対象でしたが、カナダ政府は2025年1月28日以降、カナダ国外の保険会社の医療保険証明書も認めることを発表しています。カナダ国外の保険を利用する場合は、以下が条件として挙げられます。

  • 金融機関監督庁 (OSFI: Office of the Superintendent of Financial Institutions) から傷害および疾病保険の提供を認可された保険会社が発行していること
  • OSFI の連邦規制金融機関リストに掲載されていること
  • カナダにおけるその会社の保険事業の下で発行されたものであること

招待者(両親 / 祖父母の子どもまたは孫)の条件

招待者(両親 / 祖父母の子どもまたは孫)の条件

1. 18歳以上でカナダに居住している

2. カナダ市民またはカナダ永住者(PR)であること

3. サポートを証明する手紙(招待状)
招待者が、申請者(親や祖父母)の滞在期間中の生活費を支援することを誓約した手紙を用意する必要あり

4. 最低収入基準(LICO)を満たしていること
招待者(カナダ市民またはPR)は、両親祖父母を含め家族構成に応じた最低収入基準を満たしている必要あり

以下は、最低収入基準(Low-Income Cut-Off, LICO)の例(2025年2月調査時点):

家族の人数 最低必要所得(CAD)
1人 $29,380
2人 $36,576
3人 $44,966
4人 $54,594
5人 $61,920
6人 $69,834
7人 $77,750

※1人増えるごとに$7,916追加となります。最新のデータはこちら

申請の流れ

1. 提出資料などを集め、移民局のポータルで申請(申請料100ドル)

2. スーパービザ承認(Port of Entryレターが発行される)

3. カナダ入国:空港の移民局オフィスでPOEレター等を提示することで、スーパービザが発行される


保険の選び方は?カナダの保険代理店 BestQuoteを利用するメリット3

スーパービザの申請にはカナダ国内外の民間保険が必須であることが分かりましたが、ここで念のため復習です。

スーパービザ申請に必要な保険について復習

1. カナダ国内外の保険に加入すること
保険は必ずカナダ国内の認定保険会社 or 対象となるカナダ国外の保険会社から購入する必要あり

2. 補償額の最低基準
最低10万カナダドル(約1,000万円)以上の補償額が必要

3. 有効期間
スーパービザの滞在期間をカバーする1年間の有効期間が必要。延長する場合、要更新

ここで、「保険をどこで加入しよう・・・」と悩んでいる方へ、カナダ国内の保険代理店 BestQuoteを紹介します。

BestQuote なら、スーパービザの申請条件を満たす保険を取り扱っていて、利用するメリットも多いですよ。

1. カナダ全国の主要保険会社の保険料を一度に比較できる

BestQuoteのウェブサイトで、渡航目的やカナダ到着日などの情報を入力して「見積もりを見る」ボタンを押すだけで、加入可能な保険一覧が出てくるので、一社ごとに調べるよりも時間の節約になります。

また、一括払いは25以上のプランから、月払いは5社11プランから選ぶことが可能で、費用を抑えたい人にとってもリーズナブルな保険がすぐ見つかるのが魅力。

BestQuoteの見積もり一覧ページに表示される保険は、全てスーパービザの要件を満たすものなので安心です。

※BestQuoteによると、カナダの医療機関は外国の保険会社よりもカナダの保険会社との提携を好んでいるそうです。(病院とカナダの保険会社の間で直接請求が可能なため)

費用を支払ってから請求する場合も、カナダの保険会社であれば外国の保険会社よりもカナダの医療費を早く確認できるため、請求手続きが早く、払い戻しも早く受けられるとのことです。

 

2. 日本語で申込可能

BestQuoteには日本人スタッフがいるので、Eメールでの相談・お問い合わせも日本語でOK!ウェブサイトも日本語表記があるので、英語が苦手な方でも申し込みに困らないはずです。

住所や電話番号、保険開始日などの変更手続きも無料で対応してくれるので、心強いですよね。

3. 開始日と終了日のリマインダーあり

BestQuoteで保険に加入すれば、保険開始日と終了日のリマインダーをEメールで送ってくれます。延長し忘れや保険開始日の変更ミスを防ぐことができるので、安心です。


その他、ビザ申請が却下された場合は全額払い戻し対応だったり、最高補償額と自己負担額を自分で選択できるので、自分の予算に合った保険選びをすることもできます。

一部の保険では月払いが可能だったり、完全帰国時に未使用の保険料の返金があったりもするので、ぜひ BestQuote のウェブサイトで確認してみてください。

スーパービザのための保険選びQ&A

BestQuoteにスーパービザのための保険選びについても質問してみたので、Q&Aでお届けします。

Q. スーパービザ申請に保険の最低補償額は10万ドルということですが、いくらがオススメでしょうか?

単刀直入に言えば、補償額は高ければ高いほど安心できます。高齢になるにつれて、心筋梗塞や心臓発作、脳梗塞など突然の病気が発生する確率も上がっていきます。カナダの医療費は日本よりも高額ですので、ご両親や祖父母の健康状態や家族の病歴、予算との兼ね合いを見ながら決定していくことをお勧めします。

BestQuoteで取り扱うスーパービザ保険の最高補償額は100万カナダドル(約1億円)です。10万~100万カナダドルの範囲でご自身で選択することが可能です。

 

Q. どのような点に注意してスーパービザ用の保険を申し込めばいいでしょうか?

近年人気を集めているMapleなどの便利なオンライン診療補償の有無、補償内容、除外項目、早期帰国時の返金手数料などですね。プランによっては、持病の薬の更新のためなど、緊急医療でなくても利用可能なものがあります。

月払いプランは保険料を12分割して支払うことが可能ですが、月払い制度設定料が発生するので、この点も注意してください。

 

Q. なるべく保険の費用を抑えられたらと思うのですが・・・

夫婦でスーパービザを申請する場合は同時申込も簡単で、プランによっては同伴者割引が適用されることもあります。(保険加入期間とプランが同じである限り、最大10名様までBestQuoteのウェブサイトでいっしょに申し込み可能)

また、最高補償額と自己負担額の調整を行うことで費用を抑えることが可能です。例えば「補償額を下げる」あるいは「自己負担額を上げる」方法が挙げられます。

 

Q. スーパービザでカナダに来た両親が、1年以内に母国(日本)に完全帰国することになった場合、保険の返金はありますか?

未使用の保険料の返金があります。ただし、保険加入期間中に一度も保険金申請をしていないことが条件です。

 

最後に:家族の絆を深められるカナダのスーパービザ

スーパービザを申請する目的は、「両親や祖父母による子育て支援」「高齢の親といっしょに過ごす時間を増やす」などの理由が主に考えられますが、日本とカナダで遠く離れた家族の絆を深める良いきっかけになりそうですよね。

ビジタービザと違って6ヵ月毎の更新も要らず、最長10年と長期に渡ってカナダに滞在することができるので、スーパービザは非常に便利といえます。

スーパービザの申請にあたってプロの助けが必要な方は、移民コンサルタントサービスの利用をオススメします。また、1年間以上の保険については、一度 BestQuote のウェブサイトで比較検討してみてください。

「今はまだ無理でも、将来は日本から両親や祖父母を呼び寄せて、カナダで家族みんなで暮らしたい」という方は、スーパービザの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

最後になりますが、BestQuoteではスーパービザ向けの保険だけでなく、ワーホリや留学生向け保険など幅広く保険を取り扱っているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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