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カナダ・トロントについて知っておきたいこと総まとめ。基本情報や都市の特徴、楽しみ方

  

世界屈指の移民都市として知られるカナダ最大の都市、トロント。

これから留学・旅行などでトロントを訪れる方のために、トロントについて基本情報や楽しみ方などを色んな角度からまとめてみました!

目次

トロントの基本情報

地理

トロントの面積は630.2 km²で、東京23区の面積(627.6 km²)とほぼ同じぐらいです。

南北の長さは21km、東西の長さは43kmで、オンタリオ湖の海岸線の全長が46kmとなっています。

南はオンタリオ湖、西はマリー・カーチス公園、エトビコック・クリーク、エグリントン・アベニュー、ハイウェイ427号線、北はスティールズ・アベニュー、東はルージュ川とスカボロー・ピカリング・タウンラインがそれぞれ境界線になっています。

経済

トロント経済
photo from @mytofd via Instagram

トロントはオンタリオ州の州都であり、カナダ最大の都市です。

カナダ経済の中心地でもあり、トロント証券取引所、カナダ5大銀行の本社、そして多くのカナダの大企業や多国籍企業の本社があります。

経済、テクノロジー、金融、航空宇宙、医療研究、教育、芸術、ファッション、メディア、フードサービス、スポーツなどの産業が発達しています。

歴史

トロント歴史
photo from Library and Archives Canada

トロントの地名は、紀元前1500年前から17世紀前半まで定住していた先住民族のヒューロン族の言葉で「人が集まる場所」という説が一時的に知られていましたが、その後に定住したモホーク族の言葉で「水の中で木が立っている場所」という意味の「トカラント(Tkaranto)」という言葉が由来であるという説もあります。

1793年、現在のオンタリオ州の位置にあったイギリスの植民地「アッパーカナダ」に町が作られ、「ヨーク」と名付けられました。

ヨークは1796年にアッパーカナダの首都になり、その後1834年に「トロント」に名前が変更されました。

天気・気候

トロント 気候

トロントは四季がはっきりしている都市です。

夏は最高気温が25度から30度ぐらいまで上がり、日本ほどではないものの蒸し暑い日もあります。

また冬の寒さは厳しく、最高気温は0度未満!風が吹いた時の体感気温は氷点下30度になることも。

雪も頻繁に降り、30cm〜40cmほど積もります。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温(℃) -1 0 5 12 18 24 27 26 21 14 8 2
最低気温(℃) -7 -6 -2 4 10 15 18 17 13 7 2 -3
降水・降雪量(mm) 62 55 54 68 82 71 64 81 85 64 84 62

参照: Toronto. (2021, October 18). In Wikipedia.

人口・人種構成

人口・人種構成

カナダ統計局による2016年の国勢調査によると、トロントには2018年時点で約295万人が住んでおり、カナダ最大の都市、北米で4番目に人口の多い自治体となっています。

人種構成は、

白人47.7%
南アジア人 12.6%
中国人 11.1%
黒人 8.9%
フィリピン人 5.7%
南米人 2.8%
西アジア人 2.2%
東南アジア人 1.5%
韓国人 1.5%
アラブ人 1.3%
先住民 0.9%
日本人 0.5%

参照: Demographics of Toronto. (2021, October 19). In Wikipedia.

となっています。

Toronto at a Glance
ウェブサイト

交通機関・空港

空港

空港
photo from Toronto Pearson via Facebook

トロントにはトロント・ピアソン国際空港ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港の2つの空港があります。

ピアソン国際空港は、トロントの南西部に隣接するミシサガ市にあり、バンクーバーやカルガリーなど、カナダ全国を含む世界中の国々にアクセスできる国際空港で、カナダ最大の空港です。

日本からの飛行機もこのピアソン空港に発着します。

ビリー・ビショップ空港は、モントリオールやハリファックスなど主にカナダの東側や、アメリカ合衆国のシカゴやボストンなどにアクセスできるローカル線の空港です。

トロント・ダウンタウンのハーバーフロントからフェリーで行けます。

TTC

TTC
photo from Toronto Transit Commission via Facebook

トロントの主要な公共交通機関といえば、TTC(Toronto Transit Commission: トロント交通局)!

地下鉄は東西に走る4つの路線があり、2022年には5本目の路線のエグリントン・クロスライン(Eglinton Crossline)が開通予定です。

ストリートカーは、ダウンタウンの各通りなど主に交通量の多いところを走っています。

バスはトロント市内を網目状に走っており、大通りでは24時間運行しています。

TTCだけでトロント市内をどこでも行くことができて、本数も多いので便利です。

GOトランジット (GO Transit)

ゴー・トランジット
photo from @gotransit via Instagram

トロント近郊に出かけるときはGOトランジットが便利。

電車とバスを運行しており、北はバリー、リッチモンド、スタフビル、西はキッチナー、東はオシャワ、南はミルトン、ハミルトンやナイアガラの滝に行く路線を運行しています。

トロント・ピアソン空港とユニオン駅をつなぐUP ExpressもGOトランジットが運営しています。

シェアバイク

レンタサイクル
photo from bikeshareto

ステーション間で自転車をシェアできる、バイクシェア・トロントというサービスもあります。

お値段は30分乗り放題で、1回$3.25。

1回30分以内で乗り放題の24時間パス、72時間パス、年間パスや、1回45分以内で乗り放題の年間パスもあります。

借りた場所とは異なるステーションで返却することができ、30分または45分の制限時間内に自転車を返却すると追加料金が発生しません。

バイクステーションは、ダウンタウンから北はセント・クレア・アベニューまで、(ヤング・ストリート沿いはヨーク・ミルズまで)、西はジェーンまで、東はビクトリア・パークまでとかなり広範囲にわたって設置されており、合計で 6,850台の自転車と625のステーションがあります。

利用者は16歳上が対象で、18歳い未満は保護者の付添が必要です。

暖かい時期に運動代わりに自転車で通学・通勤してみてもいいかもしれませんね。

Bike Share Toronto
ウェブサイト

高速道路

The Rogers Centre

オンタリオ州では多くの高速道路が無料で乗り降りできます(407など一部の高速道路は有料)。

西のウィンザーから東のオンタリオとケベックの国境までをつなぐハイウェイ401は、世界一交通量の多い高速道路のひとつとして知られています。

アクティビティ

スポーツ観戦

トロントには、アメリカ4大スポーツのうち、NFLを除くNHL、NBA、MLBの3つのリーグの本拠地があります。

NHLのトロント・メープルリーフスとNBAのトロント・ラプターズはスコシアバンク・アリーナを、MLBのトロント・ブルージェイズはロジャーズ・センターを本拠地としています。

またサッカーやカナディアン・フットボール、ラグビーなど多くのプロスポーツのリーグもあり、一年中スポーツ観戦を楽しめます。

劇場・映画産業

ロンドンのウェストエンド、ニューヨークのブロードウェイに次いで、英語圏の劇場街としては第3位の規模を誇る都市として知られているトロント。

ダウンタウンにはシアター・ディストリクト(Theatre District)と呼ばれる劇場が集中している場所があり、先述のウェストエンドやブロードウェイからも定期的にツアーにやってきます。

映画産業も盛んで、毎年9月にはベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ来場者数32万人を集める北米最大の映画祭である「トロント国際映画祭」が開かれます。

ハリウッド映画の撮影も頻繁に行われており、特によく撮影に使われているのが、観光地として有名なカサ・ロマ、現在は使用されていないロウワー・ベイ・ステーション

トロントにお住まいの方は、普段見慣れた光景が映画の舞台になっていて不思議な気分になりますよね。

興味のある方はトロントが撮影に使われている映画をチェックしてみてはいかがでしょうか?

コンサート

トロントは音楽都市としても知られており、一年を通していろいろなジャンルのコンサートを楽しめます。

大きな会場ではNBAトロント・ラプターズやNHLトロント・メープルリーフスの本拠地ともなっているスコシアバンク・アリーナや、オンタリオ・プレイスのバドワイザー・ステージなどがありますが、会場の規模に関わらず数々の有名ミュージシャンたちがパフォーマンスを行っています。

主な観光名所

CNタワー

CNタワー
photo from @cntower via Instagram

トロントのシンボルであるCNタワーは、1976年に開業された、高さ553mを誇る電波塔および観光名所として知られています。

3つの展望台があり、地上342m地点の展望台には、床一面がガラスになったスリル満点の「グラスフロア」があります。

また72時間かけて床が360度回る回転レストラン「360」や、地上356m地点のCNタワーの周りを歩ける世界一高い遊歩道「エッジウォーク」など、多彩なアトラクション、アクティビティが楽しめます。

ナイアガラの滝

ナイアガラの滝

世界三大瀑布として知られているナイアガラの滝もトロントから電車やバスで約2時間半でアクセスできます。

滝壺の目の前までボートで行く大迫力の「霧の乙女号」や、イルミネーション、周辺にあるカジノ、週末に上がる花火などなどたくさんのアトラクションが楽しめます。

ナイアガラ・オン・ザ・レイク

ナイアガラ・オン・ザ・レイク
photo from @visit_niagara via Instagram

ナイアガラの滝から北に行った、ナイアガラ側がオンタリオ湖に流れ込む河口の入り口にある小さな町。

日本でも人気のアイスワインの生産地として知られ、ワイナリーツアーが楽しめます。

また演劇の町としても知られ、毎年4月から11月の間に「ショー・フェスティバル(Shaw Festival)」と呼ばれる演劇祭が開かれます。

美術館・博物館など

美術館・博物館
photo from @romtoronto via Instagram

トロントには世界的に有名なものからマニアックな嗜好のものまで、多彩なジャンルの多くの美術館や博物館があります。

主なところとしては、

  • ロイヤル・オンタリオ博物館
  • オンタリオ美術館
  • トロント動物園
  • リプレイ水族館
  • カサ・ロマ
  • オンタリオ科学センター

などがあります。

アメリカ・ニューヨーク

Times Square

北米に来たら一度は行ってみたいアメリカ・ニューヨーク!

トロントからは飛行機では1時間半、電車やバスでは12時間から13時間ほどで行くことができます。

長距離バス会社Megabusでは、なんと$1で行けちゃうチケットも販売されています。

Megabus: Bus from Toronto to NYC and from NYC to Toronto
ウェブサイト

主な年間イベント

2021年9月現在、新型コロナウイルスの影響でキャンセルになったイベントが多数ありますが、例年はこのように1年中様々なイベントが行われています。

早くコロナが落ち着いて、思い切り楽しめるようになりたいですね!

1月 ウィンタリシャス
トロント・デザイン・ウィーク
2月 カナディアン・インターナショナル・オートショー
3月 セント・パトリックス・デー・パレード
カナディアン・ミュージック・ウィーク
4月 ホット・ドックス
トロント・ファッション・ウィーク
5月 ドアズ・オープン・トロント
アニメ・ノース
ビクトリア・デー
6月 ルミナト・フェスティバル
プライド・パレード
トロント・ジャズ・フェスティバル
7月 カナダ・デー
トロント・フリンジ・フェスティバル
ホンダ・インディ・トロント
トロント・カリビアン・フェスティバル
ビーチズ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル
サマリシャス
ロジャーズ・カップ(ナショナル・バンク・オープン)
8月 カナディアン・ナショナル・エキシビジョン
テイスト・オブ・ダンフォース
ファン・エキスポ・カナダ
9月 カナディアン・インターナショナル・エア・ショー
テリー・フォックス・ラン
トロント・インターナショナル・フィルム・フェスティバル
10月 ニュイ・ブランシュ
トロント・ウォーター・フロント・マラソン
トロント・アフター・ダーク・フィルム・フェスティバル
11月 サンタクロース・パレード
キャバルケード・オブ・ライツ
トロント・クリスマス・マーケット
12月 ニューイヤーズ・イブ・セレブレーション・オブ・ライト&サウンド

学校

トロント大学 (University of Toronto)

トロント大学
photo from Nick Iwanyshyn via University of Toronto

The Times Higher Educationが発表した2021年世界大学ランキングで18位にランクインした名門州立大学。

学部は300以上、大学院は80以上と多様なプログラムがある、カナダ最古・最大の大学です。

人工知能のディープラーニングの研究でも世界的に知られています。

歴史のある校舎は観光名所にもなっています。

ヨーク大学 (York University)

ヨーク大学
photo from York University via Facebook

トロント北部にある、国内のみならず世界的にも知られている州立大学。

12の学部と28のリサーチ・センターがあり、その中でも映画・メディア研究の大学院プログラムやロー・スクール(オズグード・ホール・ロー・スクール)ビジネス学部(シューリック・スクール・オブ・ビジネス)が世界的に定評があります。

日本と1年間の交換留学の協定を結んでおり、明治大学、獨協大学、慶應義塾大学、早稲田大学、名古屋大学、一橋大学、青山学院大学と提携しています。

ライアソン大学 (Ryerson University)

ライアソン大学
photo from @ryerson_u via Instagram

ダウンタウンのど真ん中、ヤング・ストリート&ダンダス・ストリートにキャンパスを構える州立大学。

7つの学部があり、メディア関係に強く、エンジニア、ビジネス、看護系のプログラムにも定評があります。

OCAD大学 (OCAD University)

ダンダス・ストリートにある特徴的なデザインの校舎が目を引く芸術大学です。

芸術学部、デザイン学部、文理学部の3つの学部と20以上の専攻があります。

またウェアラブル技術などのデジタルメディア研究に力を入れています。

トロント王立音楽院 (The Royal Conservatory of Music)


photo from The Royal Conservatory

カナダ国定史跡にも指定されている、1886に開校した名門音楽学校。

クラシックからポップスまで、あらゆるジャンルで活躍する卒業生を多数輩出しています。

またトロント王立音楽院が実施している統一音楽試験「RCM」はとても有名。ピアノなど楽器ごとに分かれていて、試験はグレード別に設けられています。

高いグレードの試験に合格すれば、カナダの高校でのクレジット(単位)として扱われ、大学やカレッジの音楽プログラムの進学などに有利となるため、上位のレベルを目指す学生さんが多いようです。

ウォータールー大学 (University of Waterloo)

ウォータールー大学
photo from @uofwaterloo via Instagram

トロント市内ではないですが近郊のウォータールー市にある理工系の大学です。

数学とコンピューターサイエンスに注力しており、2021年のQS世界大学ランキングではエンジニアリング&テクノロジー部門で38位にランクインしています。

ジョージ・ブラウン・カレッジ (George Brown College)

ジョージ・ブラウン・カレッジ
photo from @gbcollege via Instagram

トロント市内に3つのキャンパスを持つカレッジ。

35のディプロマ、31のアドバンスド・ディプロマを含む150以上のプログラムがあり、前述のライアソン大学と提携していて、ライアソン大学内のキャンパスで幼児教育(Early Childhood Education)のプログラムが提供されています。

セネカ・カレッジ (Seneca College)

セネカ・カレッジ
photo from @senecacollege via Instagram

トロントと近郊に合わせて10のキャンパスがあるカナダ最大級のカレッジ。

ヨーク大学と提携しており、大学内にもセネカ・カレッジの校舎があります。

ハンバー・カレッジ (Humber College)

ハンバー・カレッジ
photo from @humbercollege via Instagram

トロント郊外に2つのキャンパスがあるカレッジ。

メディア系、ホスピタリティー系に強い学校です。

センテニアル・カレッジ (Centennial College)

センテニアル・カレッジ
photo from @centennialcollege via Instagram

トロント東部にあるカレッジ。

コンピューター・通信ネットワーク関連や看護系に強い学校です。

シェリダン・カレッジ (Sheridan College)

シェリダン・カレッジ
photo from @sheridan_college via Instagram

トロント郊外にある、アニメーション・プログラムやビジュアル・エフェクトのプログラムに強いカレッジです。

2022年に公開のピクサー映画、ターニング・レッドの監督ドミー・シー氏が学んだカレッジとしても知られています。

ネイバーフッド

トロントには、地域ごとに特色のある商業施設が集まっている場所(ディストリクト)や、同じ国の人が集まりコミュニティーを形成している地域(エスニックタウン)など、数多くの「ネイバーフッド」と呼ばれる居住区があり、別名「ネイバーフッドの街」とも呼ばれています。

2021年現在、トロントには公式に認められたものとしては158ものネイバーフッドがあります。

ファイナンシャル・ディストリクト

ファイナンシャル・ディストリクト
photo from @mytofd via Instagram

トロントの金融の中心地。

カナダの五大銀行や大企業の本社、証券取引所などが集まっているエリアです。

ダウンタウン・ウェスト(旧エンタテインメント・ディストリクト)

ダウンタウン・ウェスト(旧エンタテインメント・ディストリクト)
photo from @to_downtownwest via Instagram

NBAやMLBの観戦ができるスポーツ施設や水族館、CNタワーなどのアトラクション施設、テレビ局、ナイトクラブ、ホテル、コンサートホールなどのエンタテインメント施設がこれでもかというほど集まった地域。

2021年2月から、ダウンタウン・ウェストに名称を変更しました。

ディスティラリー・ディストリクト

ディスティラリー・ディストリクト
photo from @distilleryto via Instagram

ビールや日本酒の蒸留所が並ぶおしゃれな地域で、観光地にもなっています。

レストランやカフェ、お土産屋も充実しており、ライト・フェスティバルやクリスマス・マーケットなどのイベントも開かれます。

チャイナタウン

本格的な中華料理やアジア系料理が食べたいならチャイナタウンがおすすめ!

トロントにはチャイナタウンがいくつかありますが、スパダイナ・アベニューのチャイナタウンは北米でも有数の規模を誇ります。

中華系スーパーでは、餃子やシュウマイなどの点心や、トロピカルフルーツなどが買えます。

毎年8月にはチャイナタウン・フェスティバルが開催されます。

コリアタウン

コリアタウン
photo from Korea Town BIA

TTCバサースト駅とクリスティー駅の間にあります。

リーズナブルな韓国料理やおしゃれなカフェ、日本人向けの美容院などがが軒を連ねます。

韓国系スーパーのP.A.T.は、韓国だけでなく日本の食材が多数揃っている人気のお店です。

グリークタウン

グリークタウン
photo from GreekTown on the Danforth

ダンフォース・アベニュー沿い、TTCチェスター駅からドンランズ駅までの間がグリークタウンです。

本場の地中海料理が楽しめるレストランやスーパー、ベーカリーなどが並びます。

毎年8月には、来場者160万人を超えるカナダ最大のストリートフェスティバル「テイスト・オブ・ダンフォース」が3日間にわたって行われます。

リトル・イタリー

リトル・イタリー
photo from @tolittleitaly via Instagram

カレッジストリート沿い、バサースト・ストリートからオジントン・アベニューの間にあります。

おしゃれなレストラン、カフェ、ジェラートショップ、ベーカリー、青果店などが並び、夏はパティオでくつろげます。

またナイトクラブやバーも多く、昼夜問わず多くの人で賑わいます。

ジェラード・インディア・バザール

リトル・インディアとも呼ばれるインド人街。

ジェラード・ストリート沿い、グリーンウッド・アベニューからコックスウェル・アベニューまでの間にあり、北米で7番目の規模の南アジア人街となっています。

ビュッフェが楽しめるインド料理店や、本格的なカレースパイスが買えるスーパーなどがあります。

7月にはフェスティバル・オブ・サウス・アジアが2日間にわたって開かれ、多くの人で賑わいます。

名産品

アイスワイン

アイスワイン
photo from @inniskillinwines via Instagram

先述のナイアガラ・オン・ザ・レイクの名産品となっているアイスワイン。

真冬の氷点下で凍った状態のぶどうを収穫して作られる、甘みの強いデザートワインです。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクのワイナリーでは、アイスワインツアーをやっており、ぶどう畑やワイン製造の様子を実際に見学できます。

プティーン

ケベック州発祥の、カナダを代表する料理。

フライドポテトに粒状のチーズカードをまぶした上に、たっぷりのグレイビーソースをかけていただきます。

カナダのほとんどのファーストフード店で食べられ、チキンやスモークミートが入ったものなどお店によって様々なバリエーションがあります。

主な買い物スポット

トロントには5つの大型ショッピングモールがある他、通りを歩くとファッション・ディストリクトや高級ブティック街など魅力的な買い物スポットがたくさんあります。

ブロア・ヨークヴィル

ブロア・ヨークヴィル
photo from @blooryorkville via Instagram

ブロア・ヤング駅を中心に広がる高級ブティック街。

高級百貨店や有名ブランド店が軒を連ねます。

高級レストランもあり、ハリウッド俳優などの有名セレブがやってくることも。

クイーン・ウェスト

クイーン・ウェスト
photo from Destination Toronto

トロントの原宿と行っても過言ではない、おしゃれな通りがクイーン・ウェスト!

クイーン・ストリート・ウェスト沿い、スパダイナ・アベニュー周辺からバサースト・ストリートの辺りは「ファッション・ディストリクト」と呼ばれており、人気のアパレルチェーンやビンテージ服のお店、手芸用品店が並びます。

またビーズやアクセサリーなどの手作りの小物類を販売する露店やカフェ、バーやナイトクラブもあり、一日中多くの若者で賑わいます。

またバサースト・ストリートからオジントン・アベニューの間はアートの街として知られており、アトリエやアートショップが多数並んでいます。

ケンジントン・マーケット

ケンジントンマーケットは、古着の町として知られています。

BungalowやExileなどの大きな古着店からユニーク雑貨、ミリタリー専門店などのマニアックなものまで揃っています。

レストランやバーもたくさんあり、一日中時間を潰せます。

また夏には毎週日曜日に歩行者天国となって露店が並ぶ、「ペデストリアン・サンデー」というイベントも開催されます。

イートン・センター

イートン・センター
photo from @cftoeatoncentre via Instagram

トロントのダウンタウンにある大型ショッピングモール。

230店を超えるお店があり、その立地から、多くの観光客が訪れます。

TTCクイーン駅とダンダス駅に直結しており、アクセスも便利です。

ヨークデール・ショッピング・センター

ヨークデール・ショッピングセンター
photo from @yorkdalestyle via Instagram

TTCヨークデール駅と直結している大型ショッピングモール。

イートンセンターよりも多い270店以上のお店があり、高級百貨店のホルト・レンフルーやカルティエ、ブルガリなどのハイエンド・ブランドのお店も充実。

トロントと友好都市を結んでいる都市

姉妹都市

トロントは以下の都市と文化交流を行っています。

日本からは神奈川県相模原市が友好関係を結んでいます。

  • シカゴ(アメリカ)
  • 重慶(中国)
  • フランクフルト(ドイツ)
  • ミラノ(イタリア)
  • リオデジャネイロ(ブラジル)
  • アムステルダム(オランダ)
  • ワルシャワ(ポーランド)
  • 相模原市(日本・神奈川県)
  • キエフ(ウクライナ)
  • キト(エクアドル)
  • ホーチミン(ベトナム)

トロント出身の有名人

トロントからは数多くの有名人が活躍していますが、ここではトロント生まれやトロント育ち、GTA(グレイター・トロント・エリア)出身の有名人を紹介します。

ドレイク(Drake)

トロント出身のラッパー。

曲の歌詞やミュージックビデオなど、至るところにトロント愛を感じさせる生粋のトロントニアン。

NBAでトロントに本拠地を持つトロント・ラプターズの熱狂的ファンとしても知られ、チームのグローバル・アンバサダーとしても活躍しています。

ザ・ウィークエンド(The Weeknd)

トロント生まれ、スカーバロー地区育ちのR&Bシンガー。

2021年2月のNFLスーパーボウルでのパフォーマンスが記憶に新しい人気ミュージシャンで、グラミー賞を3度受賞しています。

ショーン・メンデス(Shawn Mendes)

トロント近郊、ピッカリング出身のミュージシャン。

デビューアルバムから4作連続でビルボード200で首位を獲得した史上最年少のアーティストとして知られています。

キアヌ・リーヴス(Keanu Reeves)

中東のレバノン生まれ、トロント育ちの俳優。

「スピード」シリーズ、「マトリックス」シリーズ、「ジョン・ウィック」シリーズで知られています。

俳優としてだけでなく、2013年には映画「Man of Tai Chi」の監督も務め、執筆活動や慈善活動などにも力を注いでいます。

2021年12月にはマトリックス・シリーズの4作目、「マトリックス・レザレクションズ」が公開されます。

ジム・キャリー(Jim Carrey)

トロント近郊のニューマーケット出身の俳優、コメディアン。

「マスク」や「トゥルーマン・ショー」などで主演を努め、2020年に公開された3Dアニメーション映画「Sonic the Hedgehog」では敵役のドクター・ロボトニックを演じています。

ちなみに彼のデビューはクイーン・ストリートにある人気コメディークラブ「Yuk Yuk’s」とのこと!

マイク・マイヤーズ(Mike Myers)

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スカーボロー出身のコメディアン・俳優。

「ウェインズ・ワールド」で一躍有名になり、その後の「オースティン・パワーズ」が大ヒット。

3Dアニメーション「シュレック」のシュレック役でも知られています。

ハリウッドとカナダのウォーク・オブ・フェイムにも選ばれており、2017年にはカナダ勲章を叙勲しています。

キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland)

Kiefer Sutherland

イギリス・ロンドン生まれ、カナダ・トロント育ちの俳優。

テレビドラマ「24」のジャック・バウアー役で主演を努め、エミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、サテライト賞をそれぞれ2回受賞しています。

またハリウッドとカナダのウォーク・オブ・フェイムに選ばれており、チューリッヒ映画祭では生涯功労賞を受賞しています。


以上、トロントについていろいろな面からまとめてみました。

依然としてコロナ禍が続いておりますが、トロントにお越しになった際には是非参考にしてみてくださいね。

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