カナダ最大規模、トロント動物園完全ガイド。かわいい動物たちに会いに行こう!

  

トロントは暖かい日が少しずつ増え、やっと春らしくなってきました。カナダの長〜い冬が終わり、このタイミングでトロントへ来た!というワーキングホリデー、学生の方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、暖かくなってきたこの時期、お出かけにピッタリな観光地であることはもちろん、トロントが誇るカナダ最大規模の動物園である「トロント動物園」について

▶トロント動物園ってどんな動物園?
▶どうやって行けばいいの?
▶注目の動物は?
▶営業時間、入園料は?
▶どんな活動をしているの?

などの観点から、その魅力について詳しくご紹介していきたいと思います!

【注】2013年以来、トロント動物園のアイドルだったジャイアントパンダたちは、2018年3月をもってカルガリーの動物園に「お引越し」しました。

東京ドーム61個分!?カナダ最大規模、トロント動物園とは?

トロント動物園は、460種類・5,000点を超える動物たちが東京ドーム約61個分(287ヘクタール)という広大な公園内に生息する、自然大国・カナダで最大規模を誇る動物園です。
 

photo from Toronto Zoo

東京都恩赦上野動物園で飼育されている動物が約400種類・3,000点(14ヘクタール)とされていますので、トロント動物園の規模の大きさがお分かりいただけるのではないでしょうか?

1974年の開園以降、「教育と科学を通じ、来園する人々に野生に生きる動物とその保護に関する理解を深めてもらうこと」を最大のテーマとして掲げ、「カナダ国内の豊かな自然環境と野生動物を次の世代の為に守っていく活動に関して、リーダーシップを取っていくこと」をビジョンとして活動しています。(HPより意訳

Happy #NationalPandaDay ??

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2013年には中国からパンダ2頭が新しい仲間として加わり、来場者数が大幅に増加したことでも話題となりました。

さて、ここからはトロント動物園要注目の動物たちについてご紹介していきましょう!

トロント動物園のアイドル!ジャイアントパンダに会いに行こう!

広大な敷地面積を誇るトロント動物園は、地球の各大陸をイメージしたいくつかのエリアに分かれています。

photo from Toronto Zoo

園内で見ることが出来る要注目の動物達の中でも、まずはアイドル級の人気を誇る、ジャイアントパンダについてご紹介したいと思います。

中国・カナダ両国の友好の証としてEr Shun,Da Maoの2頭がトロント動物園にやってきた2013年以降、ジャイアントパンダ達はトロント動物園が誇るアイドルとして大人気となりました!

photo from Toronto Zoo

2015年10月にはEr Shungが双子の赤ちゃんを出産Jia PanpanJia Yueyueと名付けられた2頭もすくすくと成長し、今年4月にめでたく生後18ヶ月を迎えました!
トロント動物園では、そんなジャイアントパンダ達の愛くるしい様子をすぐ間近で鑑賞することが出来ます!!!

園内ほぼ中央、入り口からもほど近い「Giant Panda Experience」で、ジャイアントパンダたちと出会う事ができます。

こちらではジャイアントパンダに関するデータや歴史について詳しく紹介されています。そちらを抜けるといよいよパンダ達とご対面となります!!!

か、可愛い……。青空の下、のんびりと笹を食べるジャイアントパンダ達とついにご対面。この日は平日ということもあって目立った混雑もなく、より近くでジャイアントパンダ達の姿をゆっくり鑑賞することが出来ました。

2頭が美味しそうに笹を食べる姿も、ご覧の通りほぼ目の前で鑑賞することが出来ました。この愛くるしさ、もはや反則レベルといったところでしょうか。。。

ジャイアントパンダの見学時間については、動物園の営業時間とは別途設定されていました。休日は混雑や行列も予想されますので、見学の際は早めの入場をオススメいたします。

パンダだけじゃない!?その他、注目の動物達をご紹介!!!

トロント動物園には、ジャイアントパンダ以外にも注目の動物達がたくさんいます。Life Totontoスタッフが先日訪問した際に出会った、注目の動物達の中からいくつかご紹介したいと思います!

「AFRICAN SAVANNA」エリアでは、ライオン達と遭遇しました。まるでサファリパークに来たかのような大迫力のライオン達を間近で見ることが出来ます!

園内最大の面積を誇るこのエリアでは7頭のゴリラ達を間近で見ることが出来、こちらも要注目と言えそうです。何やら腕組みをして考え事中でしょうか?(笑)

身長2mは優に超えているであろうポーラーベア達とは「TUNDRA TREK」エリアで会うことが出来ます。この日は天気が良かったこともあり、気持ちよさそうに水浴びを楽しんでいました!


この日は見学することができなかったのですが、「CANADIAN DOMAIN」エリアではグリズリーを見学することも可能です。アメリカでは絶滅危惧種に指定されており、この写真からだけでも迫力が十分過ぎるほど伝わって来ます・・・。

ご紹介した以外にも、トラやペンギン、キリン、チーターやカバ、オランウータン、ラクダといった全460種を超える動物達が各エリアに生息しています。

各動物の見学エリアにはカメラやスマートフォンでの写真撮影のポイントが詳しく紹介されていますので、シャッターチャンスをお見逃しなく!

また園内にはベンチやトイレ、おなじみTim HortonsPizza Pizzaなどの軽食をとることもできる店舗なども各所に設置されていますので、ゆっくりと動物たちを見学することが可能となっています。

トロント動物園をもっと楽しもう!

トロント動物園には、単に動物を見学するという事以外にも、園内を満喫できる工夫がたくさんあります。その中からいくつかをご紹介したいと思います。
 
①飼育担当員さんに直接質問しよう!「Meet The Keeper」

各動物の見学エリアでは、実際の飼育担当員の方のお話を聞き、餌やりの様子や質問等も可能な「Meet The Keeper」の時間が設けられています。気になる動物について、色々と質問してみてはいかがでしょうか?(各動物ごとのMeet The Keeperの開催時間はこちらをご確認下さい)
 
②トロント動物園を盛り上げる各イベント
トロント動物園には動物見学以外にも、親子連れ、子どもたちが楽しめる各種イベントがたくさん企画されています!

動物園入口横にある掲示板で、各イベントの開催状況が確認できます。(この日は平日ということもあってか、開催されていないイベントが多かったです・・・)
 
園内に併設されているミニ遊園地や、園内を専用車でめぐるツアー、ゴリラ達によるショーなど、家族連れを中心に一日中楽しめそうなイベントが目白押しでした。季節や時期によってイベントの内容も変更されていますので、詳しくは園内到着後、ご確認下さい。(HPでもイベント情報が確認できます)
 
③お土産は充実のグッズショップ「ZOOTIQUE」へ!
動物園を楽しんだあと、来園の思い出にお土産や動物園グッズを買いたい!という方も多いのではないでしょうか?

園内中央、ジャイアントパンダコーナーからも近いグッズショップ「ZOOTIQUE」では、各動物達のグッズが販売されています!

広い店内では、人気のパンダグッズは勿論のこと、各動物たちのぬいぐるみやTシャツなどの衣料品、キーホルダーなどの各種アクセサリーやマグカップ、お菓子なども豊富に販売されていて、全て見て回るだけでも一苦労な充実のラインナップとなっています。

トロント動物園の行っている環境保護・教育活動のご紹介

冒頭でもご紹介したとおり、トロント動物園では動物園の運営だけでなく、来園者への教育活動や環境保護活動も行っています。その中からいくつかをご紹介したいと思います。
 
キャンプ・プログラム
園内にテントで宿泊し、参加者に動物たちや自然環境への理解を深めてもらうことを目的とした「キャンプ・プログラム」。子どもたちや親子連れなどを対象に、参加者はキャンプファイヤーや餌やりなどの様々な体験をすることが出来ます。

photo from Toronto Zoo

園内にテントを張って宿泊というのも、広大な敷地面積を誇るトロント動物園ならではですね。また、宿泊を伴わない日帰りの教育プログラムも充実しており、こちらは子どもだけでなく大人も対象としたプログラムとなっております。(各コースによって内容が異なりますので、詳しくはこちらでご確認下さい)
 
Zoo School
こちらは動物や自然環境など、生物学に興味・関心のある高校生を対象としたプログラムになります。

photo from Toronto Zoo

学校の夏休み期間中を利用して、動物園内に併設された「Zoo School」内はもちろん、園内の様々な場所を「生きた教材」として活用、動物の飼育や生育環境、自然保護活動などに関する講義やディスカッションを行い、理解を深めることを目的としたプログラムです。

また、このプログラムは、大学進学に必要な単位(生物学)としてカウントすることも認められています!2017年度も既に募集定員に達し、キャンセル待ちの状態になっているほど、例年人気のプログラムとなっています。

動物たちの糞がエネルギーに!?
トロント動物園では、動物たちの糞を電力エネルギーに活用する活動を行っています。

園内にあった掲示板によると、動物たちが排出した糞と、地域の食料品店で出る廃棄食品とを合計した年間発電量は、オンタリオ州250世帯の年間消費電力量に相当するそうです。空気を汚さないクリーンな発電方法としても注目を浴びているようです。
 

そして、今回トロント動物園へ実際に行ってみて何よりも感じたことが、「動物たちがとてものびのびと生活している」ということでした。

狭いスペースや檻に入れられること無く、自然世界により近い環境で動物たちが暮らしている様子を私達が見学させてもらっている、という印象を強く持ちました。そういった動物たちへの配慮?からもトロント動物園の動物たちへの「愛」を感じることが出来ました。

トロント動物園をお得に楽しむ!メンバーシップ制度とは!?

トロント動物園では、いわゆる「年間パス」に相当する、「メンバーシップ制度」を行っています。

photo from Toronto Zoo

こちらは年間を通して入場が無料になる以外にも様々な特典が付いており、トロント動物園に何度も行きたい!いう方には非常にお得な制度となっております。以下に、特典の一例をご紹介します。

▶トロント動物園の入場が年間を通して無料
▶会員証の発行
▶ジャイアントパンダコーナーを一般見学者よりも前に見学可能(時期によります)
▶キャンプなどの各種プログラムに割引料金で参加可能
▶ギフトショップでのお買い物が10%OFF!
▶アメリカ国内全10箇所の動物園、水族館の入場料が半額!(リストはこちら

気になる料金ですが、大人1人の加入で年間$95となっていますが、その他にも夫婦や家族、学生や65歳以上の方などを対象とした様々なコースが設定されており、加入もインターネット上から手続き可能ですので、自分にあったメンバーシップ制度を選んでみてはいかがでしょうか?

メンバーシップ制度の詳しい内容についてはこちらを御覧下さい。

アクセス・入園料情報

ここからはトロント動物園へのアクセスと入園料などについてご紹介したいと思います。

トロント動物園へのアクセス

トロント動物園はトロントのダウンタウンから公共交通機関で1時間半弱、車で1時間弱程度(高速道路401号線経由)の郊外に位置しています。

公共交通機関につきましては、地下鉄Kennedy駅から動物園行きのバスが夏季は毎日運行(レイバーデー〘9月の第一月曜〙以降は平日のみ運行)、土日祝日はDon Mills駅からも運行されておりますので、そちらをご利用下さい。

■地下鉄Kennedy駅より
TTCバス86番Toronto Zoo行きでMeadowvale Rd at Zoo Rd下車(約45分)
■地下鉄Don Mills駅より(土日祝日のみ運行)
TTCバス85番Toronto Zoo行きでPark Rd at Kirkhams Rd East Side下車(約1時間)

夏と冬、異なる入園料・営業時間に注意!
トロント動物園の入園料は以下のとおりです。夏季と冬季で入園料・営業時間が異なりますのでご注意下さい!(入園料は2017年5月現在)

夏季【5月6日-10月9日】

区分 価格
一般(13-64歳) $29
シニア(65歳以上) $24
子ども(3-12歳) $19

冬季【10月10日-5月5日】

区分 価格
一般(13-64歳) $23
シニア(65歳以上) $18
子ども(3-12歳) $14

ZOOメンバー、3歳未満の子どもは入園無料

営業時間(2017年5月現在)

日付 営業時間
3月1日-5月5日

9時半~4時半(土日祝日は午後6時まで)
5月6日-9月4日

9時~7時
9月5日-10月9日

9時半~4時半(土日祝日は午後6時まで)

10月10日-12月31日

9時~4時半

12月25日は閉園、その他臨時休園あり

この春はトロント動物園へ行ってみよう!

今回はトロント動物園の魅力についてはもちろん、トロント動物園の「思い」や行っている環境保護・教育活動についてご紹介してきました。

広大な園内には、世代や性別を問わず楽しめる工夫がご紹介しきれなかったものも含めて随所に施されており、一日を通じて動物たちと楽しく触れ合うことが出来ました!

少しずつ暖かい日が増え始めているこれからの季節、ご家族やお友達と、トロント動物園にお出かけしてみてはいかがでしょうか?

【トロント動物園】
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