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5月のビクトリアデー!トロント周辺花火イベント2つと自宅で花火をするルールは?

  

日本で5月といえばゴールデンウィーク!残念ながらカナダにはゴールデンウィークはありませんが、1日だけ祝日があります。

そう、きたる2023年5月22日(月)はビクトリアデーです!

そしてトロントのビクトリアデーは、私有地で花火をすることが無許可でもOKの日(11PMまで)でもあります。(もう1つの無許可花火OKの日はカナダデーです)

今回は、ビクトリアデーについて、2023年のトロント周辺の花火イベント情報、そして花火を楽しむ際のルールをまとめてみました。

 

ビクトリアデー(Victoria day)について

ビクトリア元女王の誕生日を祝う日

ビクトリアデーはカナダの祝日で、ビクトリア元女王の誕生日を祝う日です。

ビクトリア元女王の誕生日は1819年5月24日で、毎年5月25日より前で一番近い月曜日がビクトリアデーになります。2023年は5月22日(月)です。

ビクトリア女王 
18歳で即位してから63年7ヶ月在位し、歴代イギリス国王の中では2番目に長かったといわれています。彼女が在位している間の文化面の発達は素晴らしく、この時代のもの(家具やデザイン、文学など)は現在でも「ビクトリア朝の〜」と呼ばれています。
photo from Photograph by Alexander Bassano / photo from Wikipeda

 

カナダは英連邦王国のうちの一つ

カナダは英連邦王国のうちの一つです。オーストラリア・ニュージーランド・ジャマイカなどカナダを含め、2023年時点で15カ国が属しています。

これらの国はそれぞれ独立していますが、現在でもイギリスの王位がそれぞれの国の君主の地位にあります。


photo from wikipedia
現在のカナダ国旗は赤と白でカエデの葉がデザインされたシンプルなものですが、1965年以前の旗はユニオンジャック(イギリス国旗)がベースでした。

 

メイ・ロング・ウィークエンド?

ビクトリアデーを含めた週末は、3連休となります。またMay Long Weekend(メイ・ロング・ウィークエンド)と呼ばれることもあります。

日本でいう夏至のように、ビクトリアデーを境に夏が始まると言われています。

そして、メイロングウィークエンドは「May two four Weekend(メイ・2・4・ウィークエンド)」と呼ばれることもあります。

一説には「働き者のカナダ人達が、この日は集まって24本入りケースのビールを飲んで酔っ払う日、という意味」もあるとかないとか。

ビールが大好きなカナダ人らしいですね!

 

2023年トロント周辺エリアの花火イベント2つ

昨年に引き続き、2023年もトロント周辺エリアでビクトリアデーを記念した花火イベントがありますよ!

トロントではAshbridge’s Bayが会場となり、花火が打ち上げられる予定です。花火は5月22日(月)10pmから始まりますよ。

会場付近は混むことが予想されるので、公共交通機関を利用して訪れることが推奨されています。

また、トロントニアンにはおなじみの遊園地 Canada’s Wonderland では、5月21日(日)10pm からビクトリアデーを記念する花火が約15分間上がります。高さ800フィート以上に達する 6,000 を超えるカラフルな花火は必見です。

遊園地の入場料を支払えば見ることができるので、日中にたっぷり遊んで夜は花火を観てはいかがでしょうか?Canada’s Wonderlandの花火についてはこちらをチェック

 

ビクトリアデーは、トロント市で許可無しでも花火を楽しめる貴重な日。そのルールを知っておこう


(↑の投稿は2022年のもの)

City of Torontoは、「ビクトリアデーとカナダデーに限り、許可無しでも私有地で花火を楽しむことができる」としています。

ただ、公園やストリート、駐車場など私有地の外で花火はできないので、注意が必要です。

また、ビクトリアデーとカナダデー以外に花火をした場合、罰金1,000ドルが科せられる可能性があります。

以下、トロント市がまとめている「Use & Disposal of Fireworks」ページの内容の一部を意訳してお届けするので、花火をすることを考えている方は参考にしてみてください。

 

★花火をいつどこで使うか

あなたの私有地でのみ家族用花火(family fireworks)を使用することが許可されています。家族用花火には、以下のような危険性の低いものが含まれます。

fireworks showers, fountains, golden rain, lawn lights, pinwheels, Roman candles, volcanoes, sparklers

ビクトリアデーとカナダデーに限り、許可無しでも私有地で家庭用花火を楽しむことができます。他の日に花火をするには、トロント消防署からの許可が必要になります。許可をリクエストするには、tfs_events @ toronto.ca または 416-338-8783 に連絡が必要です。

許可されない日に家族用の花火をすると、1,000ドルの罰金が科せられる場合があります。

また、市の管理する公園やストリート、駐車場、私有地以外の場所で花火をすることは許可されていません。許可無しに公園で花火をすると、600ドルの罰金を科せられる場合があります。

花火を使用する際は、常に周囲に注意してください。花火は、人や物に迷惑をかけたり、火災、けが、破損の恐れがある場所でやらないようにしましょう。
 

★花火を安全に使用する方法

花火は重傷を負う可能性があるものです。私有地の庭にて花火大会を主催する場合は、適切なサイズの庭があり、近くに建物や木がないことを確認してください。責任ある大人が花火大会を監督してください。また、18歳未満の子どもは花火に点火できません。

購入する花火については、常にメーカーのラベルに従ってください。 誰もが安全を保つために、花火を見ている人がどれだけ離れている必要があるか記されています。

次の安全上のヒントは、自分の庭の花火イベントを主催する大人向けです。

<準備する>
・市が発行した花火販売業者の許可証を表示している小売業者から花火を購入してください
・常にメーカーのラベルの指示を読み、それに従ってください
・花火を使用する前に、子どもの手の届かないところに、できれば鍵のかかった戸棚や引き出しの中に入れておく必要があります
・花火を楽しむ際は、建物や樹木などの可燃物から安全な距離で行ってください
・携帯用の発射台が利用できない場合は、発火する前に、花火の長さの少なくとも半分を砂のバケツに埋める必要があります

<保護する>
・花火が発火しない場合は、再点火しないでください
・花火に火をつける大人は、目の保護具を着用し、花火が出る上部に体をもっていかないでください
・他の人に花火を投げたり、向けたりしないでください
・花火をポケットに入れて持ち運ばないでください
・金属やガラスの容器に花火を向けないでください
・室内で花火をしないでください
・万が一火傷を負った場合は、冷水で数分間流してください

<防ぐ>
・事故や怪我を防ぐために、線香花火(sparklers)には水をかけるか、遊んでいる子どもから離れた安全な場所で冷やす必要があります(線香花火の端はしばらくの間熱くなるため)
・線香花火を屋内で使用しないでください
・子どもたちが花火に火をつけることを決して許されません
・指定された大人1名が花火を点火するべきです
・終わった花火のために、常に手元に水(庭のホースとバケツの水)を用意してください
・一度に1つの花火のみを点火してください

<ペットの安全性>
花火大会では、ペットが怖がって家から逃げ出したり、大きな音が出したりすることがあります。ペットの安全を確保するためのヒントは以下になります。

・花火大会の間、ペットを家の中に入れてください
・ビクトリアデーやカナダデーに外に出なければならない場合は、ひもでつないでペットのライセンスタグを付けたままにしてください
・花火の音を消すために、周囲のノイズを利用してみてください。心地よい音楽を再生するラジオやテレビが適しています
・花火でのお祝いは止めて、彼らと一緒に家にいてください
・ペットの気が花火に向かないように、忙しくさせるのも手です

 

★花火を適切に処分する方法

花火の不適切な処分は、ごみ収集車や施設で火災を引き起こす可能性があるため、花火は安全に処分することが重要です。

使用済みまたは未使用の花火を処分するには、花火を水に一晩浸してください。さらに、浸した花火はビニール袋に入れて乾かないように包み、ゴミ箱に入れます。

使用済みまたは未使用の花火は、一度に最大10個まで少量で廃棄してください。

最後に:トロントで花火をお見逃しなく

ということで、今年もビクトリアデーの花火が楽しみですね。会場に行く際は、ソーシャルディスタンスなど気を付けつつ、たっぷり花火を楽しんでください!

また、お家の庭で花火をする際もルールを守って楽しんでくださいね。

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