カナダでは日本よりも一足先にBigな連休がやってきます。
それがイースター・ホリデーです!
日本ではあまり馴染みがないものの、イースターはキリスト教でもっとも重要な行事とされています。
今回はクリスマス以上に重要な意味をもつイースター(日本語訳:復活祭)の起源や風習などをご紹介します。
イースター・知っておきたい5つのこと!
1. イースターとは?
イースターとは十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストの復活を記念する復活祭のことで、キリスト教最古の儀式です。また、春の訪れを祝うという意味でもあります。
2. イースターという名前の由来は?
イースターという名は春の女神「エオストレ(Eostre)」に由来し、寒く暗い冬から、草木が芽吹き動物たちが繁殖する春へと移り変わる様が、処刑された後に復活したとされるイエス・キリストのイメージと重なり、統合されていったと考えられています。
本来は異教徒の春のお祭りでしたが、キリスト教の布教の際に、意味を変え、普及したと言われています。
3. イースター・3つのシンボルとは?
この時期になるとShoppersやDollarama等でよく見かけるものはありませんか?
そうそう、あの可愛いうさぎや卵型のチョコレート。
クリスマスといえばクリスマスツリー、バレンタインといえば薔薇。そして、イースターと言えば、エッグ(卵)とラビット(うさぎ)!
そして、純白の花、リリー(ゆり)です。
ひよこが卵の殻を破って出てくることから、卵は生命の始まりや復活を象徴します。イースターには、卵に絵を描いて家に飾ったり、卵を使った遊びをするのが風習となっています。
2. イースター・ラビット
繁栄と多産の象徴であるうさぎが、イースター・エッグを運んできたという云われがあることから、イースターのシンボルとして定着しました。
3. イースター・リリー
イースターは春、花の季節です。 白ゆりは、その純白の美しさから「純潔」「貞操」を意味する聖母マリアの花として尊ばれています。
4. イースターっていつ?
イースターは毎年日付が変わる移動祝祭日で、「春分後の最初の満月の次の日曜日」と決められています。イースター前の金曜日から日曜日又は月曜日までが祝日で、2023年のイースターは4月9日(日)です。
4月8日(土) Easter Eve
4月9日(日) Easter Sunday
4月10日(月) Easter Monday
※Easter Mondayは基本的に連邦機関やその職員のみの休日
5. イースターには何をするの?
1. たまごを使ったイースターの遊び
*エッグ・ハント (egg hunt)
庭に卵を隠して子どもに探させる卵探し
*エッグ・ロール (egg roll)
丘の上から卵を転がす行事で、ホワイトハウスでも毎年行われる
*エッグ・レース (Easter Egg Spoon Race)
卵をスプーンにのせ、落とさないように競うレース
2. チョコレートやカードをプレゼント
家族や友人など親しい人と卵やうさぎの形をしたチョコレートや中にプレゼントを入れた卵型のチョコレートを交換します。また、生命や再生の象徴として生まれたばかりのヒナやうさぎが描かれた、イースター・カードを交換し合う風習があります。
3. ホット・クロス・パン(Hot Cross Buns)
ホット・クロス・バンとは、ドライフルーツやスパイスを焼き込んで、中央に白い十字の印をつけたパンで、Good Fridayの朝食に食べます。
2023年のトロントのイースターパレードについて
トロントでおなじみのBeaches Easter Paradeが4月9日(日)2pmから開催されますよ!パレードは約2時間続きます。
Munro Parkのクイーンストリートでパレードが始まり、クイーンストリートに沿って西に進み、ウッドバインアベニューで終了予定です。子どもたちといっしょに観に行ってみてはいかがでしょうか?
photo from beacheseasterparade.ca
また、4月7日(金)のグッドフライデーには、有料のEaster Egg Scavenger Huntが開催される予定ですよ。参加者はビーチの 12か所の場所につながる手がかりを解読する必要があります。こちらも気になる方はチェックしてみてください。
ということで、いかがでしたか?子ども達も思いっきり楽しめそうですね。
「ワーホリでトロントに来て、これが初めてのイースター」という方も、イースターの行事に参加してみてはいかがでしょうか?