世界の安全な都市ランキング2019発表!トロントは世界6位、北米都市では1位

  

昨日8月28日(トロント時間)、エコノミスト「世界の安全な都市2019」のランキングを発表しました。
世界の60都市を対象にした今回のランキングでは、トロントは第6位、北米では1位にランクインしましたよ!


Photo by Sandro Schuh on Unsplash

今回の総合スコアの結果は以下の通りで、1位には東京、3位に大阪がランクインしています。

1:東京
2:シンガポール
3:大阪
4:アムステルダム
5:シドニー

6:トロント
7:ワシントンDC
8:コペンハーゲン
8:ソウル
10:メルボルン
11:シカゴ
12:ストックホルム
13:サンフランシスコ
14:ロンドン
15:ニューヨーク
16:フランクフルト
17:ロサンゼルス
18:ウェリントン
18:チューリヒ
20:香港

世界の安全な都市ランキングとは?

通称「世界の安全な都市ランキング」と呼ばれるこの調査は、エコノミストグループにおける調査や分析、ソート・リーダーシップを担う部門が調査を行う「都市安全性指数2019(Safe Cities Index)のこと。


image from The Economist [Safe Cities Index 2019 / Japanese]

このランキングは、日本の企業NECによる協賛の下、都市の安全性にまつわる現状を分析し、最新動向を理解するため、2015年・2017年に引き続き作成されたもので、5大陸にまたがる60の都市の安全性がランク付けされます。

この調査では、都市の安全性が持つ様々な側面に焦点を当てる為、サイバーセキュリティ、医療・健康環境、インフラ、個人という4つのカテゴリーに分けて検証されます。


image from The Economist [Safe Cities Index 2019 / Japanese]

また今年は都市のレジリエンス(非常事態がもたらす影響を吸収し、回復する能力)という要因をより詳細に評価するため、指数算出方法の見直しと、新たな指標も追加されたことで、スコア差が大きくなっていることでも注目されているランキングです。
テロや自然災害が発生した場合の復興力を計るため、近年、レジリエンスは都市の安全性分析に欠かせない要因として注目を集めており、特に気候変動を懸念する政策担当者の間ではますます重視されるようになっています。


image from The Economist [Safe Cities Index 2019 / Japanese]

各カテゴリーでのトロントのランク

調査された各カテゴリーにおけるトロントのランクは以下で、サイバーセキュリティ、個人の安全のカテゴリーで10位以内に入っています。

<各カテゴリーにおけるトロントのランク>
サイバーセキュリティ:9位
医療・健康環境の安全性:17位
インフラの安全性:12位
個人の安全性:8位

各カテゴリーの上位5位にランクインした都市は以下の通りで、1位にランクインした東京はどのカテゴリーでも5位以内に入っています。


image from The Economist [Safe Cities Index 2019 / Japanese]

近年、発砲事件などが増えている印象のあるトロントですが、個人の安全カテゴリーでは上位にはいっており、今回の調査指標によりば、トロントは、世界の中ではまだ安全な都市と評価されています。

今回の調査をより詳しくみたい方は、データ詳細のPDFや、概要をまとめた動画、インフォグラフィックを日本語でみることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
調査データPDF
インフォグラフィック
ハイライト動画

引用:ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)「都市安全性指数2019(Safe Cities Index 2019)」

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