【特典有】カナダ・トロントの家・部屋探し”5つの基本”とトラブル対処法

  

日本とカナダ・トロントでは、家・部屋探しの方法で異なる点が多く戸惑うこともありますよね。

そこで今回は、トロントで活躍する日本人リアルターの仲眞サチ(ナカマ・サチ)さん直伝「カナダ・トロントの家・部屋探し”5つの基本”とトラブル対処法」をご紹介します。

LT読者限定の特典もあるので、ぜひ引っ越しや移住の参考にしてみてくださいね。

トロントでの家探しで押さえるべき5つの基本

カナダでは日本と異なり賃貸契約などで大家と直接契約することもあり、とくに初めての家・部屋探しでは知らないことだらけ・・・。

そんな方に向けて、まずはどんな家・部屋があり、いくらぐらいなのか、また物件の探し方やチェックポイントについてもご紹介します‼

① カナダ・トロントの家・部屋の種類

カナダで家や部屋を探す場合いくつか種類があります。日本で聞き馴染みのない言葉も多いので押さえておきましょう。

・ベースメント(Basement):半地下室のことで一般的には部屋に窓がある。
・バチェラー(Bachelor)&スタディオ(Studio):バチェラーは日本で言うワンルームで、一つの部屋にリビングやキッチンが一緒になっている。スタディオは、バチェラーよりやや広くベッドルームとキッチンなどが分かれている場合が多い。
・1~3ベッドルーム(1-3 Bedroom):一つの物件やフロアの中にある寝室の数を表し、一般的には最大でも3ベッドルームほど。キッチンやリビングと寝室が分かれている。「1ベッドルーム」は、日本の「ワンルーム」とは異なるので注意。
・マスタールーム(Master room):部屋の主寝室のことで、個人用のバスルームがついている場合もある。
・ソラリウム(Solarium)&デン(Den):高層マンションなどにある部屋で、ソラリウムはサンルームとも呼ばれ、大きな窓で壁の1面or2面を埋め尽くした小さな部屋。デンは日本でいう書斎のような小さなスペース。この2つの定義も混同されることが多い。

一方、日本と同じく不動産を探す際は賃貸・購入の2つの方法がありますが、それぞれに以下のような日本と異なる特徴があります。

【不動産賃貸の特徴】
トロントの賃貸物件で多いのが「ルームシェア」または「シェアハウス」です。

ルームシェアは、代表者がマンションなどの一室を借り、さらにそこを知人など何人かでシェアするもので、個室の有無などは物件によります。

一方、シェアハウスは基本的に個室があり、キッチンやバスルームは別の住人とシェアします。一般的に各住人は大家との直接契約を行っています。しかし、実際はルームシェアとシェアハウスの定義は曖昧で、大家も混同しているケースがあります。

なおプライバシーをしっかり確保したい場合は、家賃は上がりますがコンドミニアム(高層マンション)の1室などを個人で借りての一人暮らしを選択する方もいます。

【不動産購入の特徴】
カナダ・トロントで長期的に暮らす場合や投資を目的とする場合は、不動産購入を選択する方もいます。

コンドミニアムのような高層マンションのほか、一軒家やタウンハウスと呼ばれる集合住宅(外見上4~5軒がくっついた家)を購入する方も多いです。

なお、一軒家を探す場合もいくつか種類があり、ディタッチ(Detached House)はいわゆる完全な一軒家で、セミディタッチ(Semi-detached house)は家と家が一つの壁で分けられているもの、バンガロー(Bungalow)は1階建の平屋を指しています。

② トロントの不動産賃貸・購入の平均額

今回は2022年7月時点でのトロントのダウンタウンでの平均価格をご紹介します。ただし場所や条件・状況によって価格は異なるため、あくまで目安としてご覧ください。

【賃貸】
●ルームシェア・シェアハウス:$600~1,300
※部屋の種類やサイズなどによって金額に大きな幅があります。

●バチェラー:$1,800~2,000

●コンドミニアム
1ベッドルーム:$2,100~2,400
2ベッドルーム:$2,500~3,000
3ベッドルーム:$4,500~

●タウンハウス・3ベッドルーム:$4,600~5,000

【購入】
●バチェラー:~$500K

●コンドミニアム
1ベッドルーム:$550K~$600K
1 ベッドルーム+ デン:$650K~$700K
2ベッドルーム:約$1M
2ベッドルーム+デン:約$1.1M
3ベッドルーム:約 $1.5M

●タウンハウス(自由土地保有者として):約$1.2M

③ トロントでの家・部屋の探し方


日本では一般的に不動産会社の仲介によって物件を探しますが、カナダ・トロントでは大きく以下の3つ方法があります。

①掲示板サイトなどの利用
シェアハウスを探す方が多く利用するのが掲示板サイト。「kijiji」のようにローカルの人がよく使うサイトや、日本人に馴染みのある「e-Maple」のほか、Facebook上の「Market Place」も人気。

②リアルター(Realtor)と相談
リアルターとは日本で言う不動産業者のことで、エージェントとも呼ばれます。賃貸・購入の両方を扱うことが多く、バチェラーから3ベッドルームの一軒家まで幅広い情報を網羅し、掲示板サイトにはないような物件情報も多数。

【要チェック!】
トロントで活躍するリアルター・サチさんが、2022年8月20日(土)、21日(日)に開催される「Japan Festival CANADA」にブースを出店。モーゲージ(住宅ローン)エージェントも参加し、不動産や住宅ローンに関する質問を無料&日本語で相談できますよ!!

詳細は、以下のサチさんのInstagramをフォローしてチェックしてみてくださいね。

③プロパティマネジメント会社(不動産管理会社)へ連絡
自社で不動産物件を所有する会社へ、借り主が個人的に連絡する方法。あまり一般に情報が出回っていない。

④ 物件チェック3つのポイント


気に入った家や部屋の情報が見つかれば、まずは内見に出かけましょう。その際に気をつけることは大きく以下の3つです。

①自分の目で確かめ近隣の情報を集める
最近はオンラインでの内見を提案する大家もいますが、自分の住む家は自分で確認することをおすすめします。

物件の賃貸・購入を問わず、実際に家に行ってみることで学校や職場までのアクセス方法のほか、ご近所さんの雰囲気なども知ることができます。

また、その家や建物でよく起きるトラブルなどについて、マンションのコンシェルジュや近隣住民に話を聞くこともできます。

例えば「最近この近くで何か事件は起きましたか?」や「周辺の夜道は明るいですか?」といった気になる点を訪問前にまとめておくと便利です。

【質問例】(内見先の物件にまだ別の借り主が住んでいる場合など)
・「この部屋に住んでいて何か問題などありましたか?」
・「コンドミニアムのマネジメントや大家さんとのやり取りはスムーズにできますか?」

※基本的に現在の借り主の方も正直に答えてくれることが多いので、気になる事を質問しリアルな情報を得ましょう。

②アメニティーが利用できるか確認する
コンドミニアムなどにはジムやプールが併設されている場合もありますが、実は工事中でそれらのアメニティが長期間使えないとこともあります。

「他の物件と同じような金額なのに、実際はジムが利用不可だった」ということがないように、契約前にしっかりと確認しましょう。

③水回りはしっかりチェック
キッチンやバスルームなど、水回りは部屋のなかでも特にダメージを受けやすい場所です。

内見では実際に水を流してシャワーの水圧を確認したり、トイレやキッチンのシンクなどから水漏れがないか、カビが生えていないかも確認しましょう。

⑤不動産の契約方法


トロントでの不動産物件の契約では、家・部屋の探した方法によって契約方法が以下のように異なります。

①掲示板サイトなどの利用:一般的に借り主と大家との直接契約。賃料が安い物件が多い一方、詐欺や大家とのトラブルに巻き込まれるケースも少なくない。

②リアルター(Realtor)に相談:借り主と大家の間にリアルターが入る(仲介)する形での契約。家・部屋探しの具体的な相談ができ、扱う物件情報も信頼性も高い。

③プロパティマネジメント会社(不動産管理会社)へ連絡:借り主と管理会社との直接契約。そもそも情報が一般にはあまり出回っていない。

カナダ・トロントでよくある不動産トラブルと対処法


せっかく良い家・部屋が見つかっても、契約して終わりではありません。実際に住みだすと思わぬトラブルが発生することも。

今回は、よくある不動産トラブルと対処方法をご紹介します。

よくある不動産トラブル1:家・部屋の不具合や破損

不動産トラブルで非常に多いのがキッチン設備などの不具合や破損、水漏れなどです。また、備え付けの洗濯機の故障などもよくあるトラブルのひとつです。

こうした場合、まずは不具合や破損の証拠の写真や動画を撮影し、すぐに大家へ連絡し修理を依頼しましょう。

よくある不動産トラブル2:大家との契約に関する揉め事

例えば、「来週中には引越してほしい」といった大家の個人的な都合や無茶な要求によるトラブルもよく起きます。

こうした場合は、ランドロード&テナントボードと呼ばれる機関に相談することをおすすめします。

この機関は、借り主と大家とのトラブルに関する相談を受け付けていて、最終的にはパラリーガルによる法的解決といったサービスも利用できます。

※不動産の仲介業であるリアルターは、大家とのトラブルに介入できないので注意が必要です。

一方で、大家との契約を無視し、部屋を又貸ししたりエアービーアンドビーとして勝手に部屋を貸し出す借り主もいますが、こうした行動は重大なトラブルになる可能性が高いのでやめましょう。

よくある不動産トラブル3:近隣住人の迷惑行為

近隣住人とのトラブルで多いのが”騒音”です。

海外に住んでいると、隣の部屋の住人が夜中に爆音で音楽を聴いたり、朝方まで大人数でパーティーをしていて眠れないという経験が一度はあるかもしれません。

こうした場合、話し合って理解してもらえる相手でないなら警察へ連絡する手段もあります。

それでも近隣トラブルが解決しない場合は、引越しするのもおすすめです。

また、夜間に街灯が少なく人通りの無い暗いエリアなどは犯罪に巻き込まれる可能性も高いので、安全な地域に住むことを検討しましょう。

【特典有】カナダ・トロントの家・部屋探しはプロに依頼!


いかがでしたでしょうか?今回は、トロントでの家・部屋探しの基本知識やトラブルと対処方法などをご紹介しました。

「引越したいけど、日本と違うことばかりで不安」という人は、プロのリアルターへ相談することをおすすめします。

【LT読者限定特典】

なんと、LT読者限定で「LifeTorontoを見ました!」と伝えることで、本記事の情報提供にご協力頂いた「仲眞サチ(ナカマ・サチ)さんに1時間の無料相談」が行えます!この機会に相談してみてはいかがでしょうか?

なお、サチさんは以下のような方に向けた物件を扱うことが多いそうです。以下に当てはまる方はぜひ相談してみてくださいね。


●トロントやGTAエリアで最低1年以上の長期で住める物件を探している方

●バチェラータイプの部屋や、友人やパートナーと長期で住める広めの物件を探している方

●家族で引っ越しを考えている方

※無料相談希望の場合は「LifeTorontoを見ました!」とお伝えください。お問い合わせの際は、クレジットスコアの証明ができる方や、合法的にカナダに滞在できるビザを所有している方、安定した収入がありデポジットを支払える方など、お問い合わせ内容によって必要な要件が変わります。場合によってはご相談をお断りすることがあるためご了承ください。

仲眞サチ(ナカマ・サチ)

沖縄県出身。2012年にカナダ・トロントへ。George Brown Collegeを卒業後、現地のドクターズオフィスで医療秘書として数年間働くが、日本と違うカナダの家への魅力と不動産投資への憧れから、1年半の猛勉強を経て、オンタリオ州のリアルエステートセールスパーソンの資格を取得。

現在はオンタリオ州で5,000人のリアルターが所属するトロントの不動産会社「Right At Home Realty 」に所属しソロエージェントとして働き、トロントのダウンタウンやGTA内の住宅物件の売買・リースを扱う。

自身も不動産投資家であり、時間がある日は車を運転し同州内の様々な地域へ赴き、投資物件や街並みを自分の目で確かめてリサーチ。クライアントは日本人のみならず、地元の方や若い世代の方も多数。
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【Phone】647-648-3308

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