トロントにある人気の観光スポットの中でも自然と美しい景色が楽しめることで有名な場所といえば、トロントアイランド(Toronto Island)です。
オンタリオ湖に浮かぶ全長約5kmにもなるトロントアイランドは、
■ ハンランズ・ポイント(Hanlan’s Point)・・・西部にある島で空港がある
■ ワーズ島(Ward’s Island)・・・東部にある島で居住区がある
という大きな島3つを筆頭に合計15の島々で成り立っています。
今回は、トロントアイランドに実際に行ってきたので、ダウンタウンからの行き方や実際に旅した順序に沿ってスポットなどを紹介したいと思います。
現地で撮影した写真たっぷりにお伝えするので、トロントアイランド観光を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1. ユニオン駅から徒歩約10分!フェリー乗り場へ
2019年7月某日、ユニオン駅から南へ約10分くらい歩いたところにあるジャック・レイトン・フェリーターミナル(Jack Layton Ferry Terminal)に行ってきました。
このフェリーターミナルからメインとも言えるセントラル島、ハンランズ・ポイント、ワーズ島へ行くことができます。
今回 LifeTorontoスタッフはアクティビティーが豊富で一番人気のセントラル島観光からスタートする予定だったので、セントラル島行きのフェリーをチョイス。
朝8時半頃訪れたのですが、この日は土曜ということもあり、既に多くの人がフェリーを待っていました。(ほとんどの人がセントラル島行きのフェリー乗り場で待機していました)
チケットは往復便で大人 8.70ドル。(2022年5月時点)あとは船を待つだけです。
※就航時間は公式サイトでお確かめください。
ちなみにフェリー乗り場からトロント・アイランドまでは片道で約13分程度なので、短い時間の間に船の上から良いアングルの写真を撮るには場所取りが必要!
また、ハイシーズンの週末はチケットが完売していることもあるため、オンラインサイトで事前にチケットを購入しておくと便利です。
LifeTorontoスタッフは準備万端でフェリーの到着を待ち構えていました。(フェリーを待つ場所には売店もあるので、そこで飲料水などもを買えます)
そして待つこと約10分、フェリーがやって来ました!
2.船内からは景色をたっぷり楽しもう!フェリーでトロントアイランドへ向かう
いざフェリーに乗り込むと、船内は思ったより広かったです。
(フェリー1階)
2階は開放的なデッキスタイルになっていて、日差しと気持ちの良い風を浴びながら景色を楽しむことができました。
また、フェリーからはダウンタウンの美しい景色を見ることができるので、ぜひ船の一番後ろあたりの場所を確保することをおすすめします。トロントのダウンタウンをキレイに写真に収めることができますよ。
船内にはダウンタウンを背景に記念撮影に忙しそうな方もいれば、美しい風景を恋人とゆっくりと楽しんでいる方もいました。
そんな中、フェリーはあっという間にセントラル島に到着!これからいよいよトロントアイランドの旅が始まると思うと、胸がわくわくドキドキでした。
(フェリーから見えたトロントアイランド)
3.セントラル島を歩く~フェリー乗り場 → 遊園地 → 噴水 →北部の桟橋~
フェリーを降りると緑豊かな景色が一面に広がっていました。
フェリー乗り場のすぐそばにはトロントアイランドの地図もあったので、ここで記念写真を撮っている方も多くいましたよ。
photo from torontoisland.com / 赤枠部分がフェリー乗り場でまずは北の桟橋を目指して歩きます
今回はセントラル島(中央部)とワーズ島(西部)を約4、5時間でぐるりと回る計画で、まずは緑の中を歩いて北部にある桟橋へと向かいました。
下の写真を見れば、雰囲気がよく伝わるかと思います。天気が良いこともあって、とても気持ちの良い場所でした。
景色を楽しみながらしばらく歩いていると、Centreville Amusement Parkという遊園地を発見!
そう、トロントではワンダーランドという遊園地が知られていますが、トロントアイランドにも30以上のアトラクションがある遊園地があるんです。(夏季のみオープン)
まだ朝早いかと思っていたのですが、このミニ遊園地を目的にトロントアイランドに来ていたファミリーの方も多かったです。
LifeTorontoスタッフは遊園地をチラ見して、そのまま桟橋に向かって北へ進んで行きました。そして、アーチ型の橋を渡ると、
トロントアイランドの中央部に位置する大きな噴水を発見!
この噴水場では4方向に道が分かれていたのですが、今回はひたすら北に真っ直ぐ進んでいきました。噴水近くにある庭園が非常に美しかったです。
(散歩に最適の整備された歩道)
(別の噴水もありました~)
歩きながら緑や花などを楽しんでいると、今度はビーチが見えてきました。いよいよ桟橋に到着です。
photo from torontoisland.com / 地図の赤枠部分まで来ました
(桟橋の手前にはフードベンダーも!ピザやグリークフードがありました)
(桟橋に向かって歩いていると、すぐそばにビーチもありました)
(もちろん桟橋からビーチも見えます)
桟橋では多くの人が集まって記念写真を撮っていましたよ。ここから見える景色がとても美しくて、風も気持ちも良かったです。
(色合いが美しいオンタリオ湖でカヤックをしている人もいました)
(地面に描かれた星の上で記念写真を撮るのもオススメ)
(見渡す限りの水平線。ずーーーっと眺めていたくなりました)
時間があれば、ビーチでくつろぐのもオススメですが、今回はサイクリングで西部のワーズ島を回る計画だったので、桟橋を楽しんだ後はすぐ近くにある自転車レンタル店に向かいました。
4.サイクリングでワーズ島を回る~ボードウォークと絶景を楽しむ~
フェリー乗り場から歩いて約15分くらいのところの桟橋近くにある自転車レンタル屋さん(ちなみに30年以上続いている)では、1人乗り~4人乗りまでレンタルすることができました。
今回はLifeTorontoスタッフ2人でトロントアイランドに来たので、タンデムに挑戦することにしました。レンタル料金は乗り終わった後に支払うのですが、先にデポジットが必要なので、注意!
以下、2019年7月時点での価格です。
(1人乗り・・・1時間9ドル / 2人乗り・・・1時間16ドル)
(2人乗り4輪車・・・1時間18ドル / 4人乗り4輪車・・・1時間32ドル)
タンデムを手に入れた LifeTorontoスタッフ、早速西にあるワーズ島に向かおうと思ったのですが、これが人生初のタンデムだったためか、なかなかバランスを取るのが難しく操縦に右往左往しました(笑)
漕いでいる間もなかなかスリリングだったので、心配な方はレンタルする前に一度試し乗りさせてもらうのが良いかもしれません(笑)
(楽々ゆったりしたイメージの4輪車)
「2人乗りの4輪車を選べばよかった・・・」と後悔しつつもスリルを楽しんで西に進むと、緑豊かなエリアを抜けて有名なエリアに着きました。
それが、ワーズ島にあるオンタリオ湖の景色を眺めながら散歩を楽しめるスポット「ボードウォーク (boardwalk) 」です。
photo from torontoisland.com / 地図の赤枠部分がボードウォークエリア
写真から分かる通り、ボードウォークは木の板張りの遊歩道で、オンタリオ湖からくる風を感じながらのんびりと散歩ができます。
今回は「うおおおおっぉおぉ、板が揺れるぅぅぅう・・・!バランスが崩れるーーーー!」という感じでタンデムを漕いでいたので、風景どころではなかったのが正直なところなのですが、それでも遊歩道の途中途中で足を止めて見渡す限りの水平線を楽しむことができました。
ボードウォークはけっこう長い遊歩道のように感じたので、「時間があまりない」という方は自転車を使うと時間の節約にもなると思います。(実際、かなりここで時間を節約できました)
ちなみに遊歩道の途中にはパティオが心地よさそうなレストランも1軒ありましたよ。
(パティオのあるレストラン)
そんなこんなでボードウォークを抜けると、今度はワーズ島の居住区に出ました。ここから、しばらく民家を眺めながら走りました。
居住区はセントラル島に比べると静かなエリアで、ゆっくりとした時間が流れていました。
(居住区の歩道はけっこう狭いので、4輪車とすれ違う際はスピードを落としましょう)
(トロントアイランドには約260戸、約650人が暮らしているといわれています)
そして、トロントのダウンタウンがキレイに見える撮影スポットに到着。
photo from torontoisland.com / 地図の赤枠部分あたりが撮影スポット
じゃん。写真は無修正です。
このスポットは茂みの緑といっしょにCNタワーを含む街並みを撮影できるんですね~。非常にキレイでした。
ちなみに住宅街のそばには Ward’s Island Beach もありますよ。
そんなこんなで住宅地をタンデムで抜けると、アイランドカフェがありました。(けっこう賑わっていました)
今回は時間があまりなかったので、カフェを泣く泣くパスして先に進むと、ワーズアイランドのフェリー乗り場を発見。せっかくなので、ここでも記念写真を撮りました。
photo from torontoisland.com / 地図の赤枠部分がワーズ島のフェリー乗り場
この後、今まで通ったことのない道を通って自転車レンタル店に戻ろうかと思ったのですが、なんと道路が浸水していました。トロントアイランドあるある?
(浸水した道路。ズボンをまくって歩いている人もいました)
LifeTorontoスタッフはびしょびしょになりたくなかったので、仕方なくタンデムでスリル満点にボードウォークを再度走り、約55分の利用でタンデムを返却。
ワーズアイランドを回るだけであれば、時間節約のためにも1時間だけ自転車を利用するのも全然アリだと思いました。
5.再びセントラル島を歩く~遊園地とフェリー乗り場近く&昼食
自転車を返した後はセントラル島のフェリー乗り場へ戻るために、庭園をのんびり歩きながら景色を楽しみました。
和やかな雰囲気が漂う庭園、LifeTorontoスタッフのお気に入りになりました。
そしてCentreville Amusement Parkに差し掛かると、最初に見たときに比べてすごく人が増えていて驚きました。アトラクションで遊びはしなかったものの、せっかくなので、園内を見学してみました。(園内に入るのは無料)
子ども向けのアトラクションが多かったので、小さなお子さん連れの方がかなり多かったです。園内には観覧車や飲食スペースもありましたよ。
(たまたま空いているような写真が撮れたのですが、たくさんの人がいましたw)
園内を一通り楽しんだ後は、セントラル島のフェリー乗り場そばにある飲食スペースへ。
ランチはおなじみのSubwayでも良かったのですが、せっかくの観光地なので、トロント発のピザ屋 Pizza Pizzaにしました。(看板に Official Pizza of Toronto Islandと書いてました。さすが我らが Pizza Pizza)
ランチが終わった後は、フェリー乗り場で待機する予定だったのですが、まだ次の便まで時間があったので、フェリー乗り場あたりを15分くらいウロウロすることにしました。以下、周辺で撮影したものです。
(黄色の乗り物は水上タクシー)
(飲食スペースのすぐそばに大きな公園があるので、子どもたちが元気に駆け回っていました)
(一部浸水しているところもあって、少し残念でしたが、トロントのビル群を楽しめました)
フェリー乗り場あたりからの景色も堪能していると、フェリーがやって来ました。早いものでトロントアイランドともお別れです。
以下は帰りの船の上から撮影した風景です。この日は本当に天気に恵まれていて、素晴らしい景色を拝むことができました。
わずか5時間程度の滞在となりましたが、トロントアイランドをとても楽しむことができて、大満足となりました。
最後に:トロントアイランドにはまだまだ見どころたくさん
(午後2時頃にトロントアイランドからジャック・レイトン・フェリーターミナルに帰ってくると、すごい人がフェリーを待っていました・・・朝早めに行って正解でした)
いかがでしたか?長々とトロントアイランドについて紹介してきました。まだ行ったことが無い方は行ってみたくなったでしょうか?
今回はセントラル島とワーズ島を回っただけでしたが、トロントアイランドには西部のハンランズ・ポイントもあり、灯台やビリー・ビショップ・トロント・シティー空港もあるので、一度は行ってみてください。
また、島内をぐるりと一周せずにビーチでのんびりと過ごすのもいいですね!トロントアイランドから沈む夕陽やダウンタウンの夜景を観るのもオススメです。(LifeTorontoにはトロントアイランド含むビーチ10カ所をまとめた記事があります)
夏の想い出がたっぷりつくれるトロントアイランド、まだ行ったことが無いという方はぜひ一度足を運んでみてくださいね。