WestJet客室乗務員がストライキ賛成票。8月2日からストライキ実施の可能性

  

カナダ第2位の航空会社であるWestJet(ウエストジェット)の客室乗務員が、ストライキ権を付与する投票を実施し、99.4%の賛成で可決されました。

ウエストジェット航空とウエストジェット航空の客室乗務員約4,400人を代表するCUPE 8125は現在、新たな労働協約の締結に向けて交渉中。現時点でストライキが決定したわけではありませんが、労使交渉がまとまらなかった場合、最短で2026年8月2日(日)からストライキが実施される可能性があります。

最短で8月2日にストライキの可能性。約4,400人の客室乗務員が対象

今回のストライキ投票は、カナダ公共労組(CUPE)ローカル8125に所属する約4,400人のWestJet客室乗務員を対象に実施されました。組合は交渉力を高めるためにストライキ権の承認を求めていましたが、投票率は97.3%で、投票した組合員の99.4%という圧倒的多数の支持を得る結果となりました。

ただし、実際にストライキやロックアウトを行うには72時間前までの通知が必要です。そのため、7月末ごろまでは交渉が続く見込みで、妥結すればストライキは回避されます。

ウエストジェットの利用を予定している方は、8月のフライトが運航されるかどうかを知るために月末まで待たなければいけないかもしれません。

 

主要な争点となっている賃金問題について

2025年夏にエア・カナダと客室乗務員の間で起きた大規模な紛争と同様に、今回の交渉では、賃金、無給労働、労働条件が交渉における主要な争点となっていると組合は述べています。

現在 WestJet では北米全域で客室乗務員の標準的な給与体系であるクレジット制度と呼ばれる給与体系を採用していて、飛行機が動き始めてから到着後に停止するまでの「飛行時間」を基準に給与を計算する仕組みになります。

実際にはその前後にも、搭乗準備、安全確認、乗客の案内、機内清掃の確認など多くの業務があり、この制度の下で、客室乗務員は平均して毎月35時間の無給労働を強いられていると主張。賃金がインフレ率に追いついていないと訴えています。

WestJet側は、一見無給に見える時間帯の追加業務も「クレジットアワー」として給与に反映される設計で、客室乗務員に対して、以下のようにメリットがあることを説明しています。

WestJetが記すクレジット制度の給与体系のメリット

  • 標準的な勤務時間と残業時間の上限に早く到達できる
  • 通常の勤務週で働く従業員よりも多くの休日を取得できる
  • 不測の事態が発生した場合でも、最低月給保証と給与保障が受けられる

(参考)WestJet

CUPE 8125のアリア・フセイン会長は「私たちは交渉による解決を目指しています」「最良の結果は交渉の場で得られるものだと信じており、ウエストジェットの客室乗務員が日々行っている仕事の価値を認める合意の獲得に引き続き注力していきます。」と語っています。

ストライキが実施された場合、8月のロングウィークエンドや夏休み期間の旅行に大きな影響が出る可能性があります。WestJetを利用予定の方は、今後発表される労使交渉の動向や、航空会社からの最新情報を確認することをおすすめします。

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