Writing my Junos opening monologue and I am CACKLING!! Join me this Sunday May 15th at Budweiser Stage in Toronto or live-to-air on @CBC as we celebrate the biggest night in Canadian music!
I promise the traffic will be manageable…ly awful. https://t.co/RwDwHuuQkq
— Simu Liu (刘思慕) (@SimuLiu) May 9, 2022
皆さん、2022年5月15日(日)にトロントのBudweiser Stage(バドワイザーステージ)で行われたジュノー賞の様子はもうチェックしましたか?
ホストはカナダ人俳優で映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でマーベル史上初のアジア系スーパーヒーローを演じたシム・リウ(Simu Liu)!
昨日は、カナダ版グラミー賞の「JUNO賞」でしたね!!
司会は、マーベル初のアジア系ヒーロー映画で主演を演じたシム・リウ。
開演スピーチで「I love this country, I am Canadian」と語りながら、カナダのユニークな文化を紹介し、観客から拍手喝采を浴びていました!! pic.twitter.com/jrhsz7JLON
— カナダ??トロント現地情報|LifeToronto(ライフトロント) (@LifeTorontoJP) May 16, 2022
そんなシム・リウによるジュノー賞のオープニングモノローグが「感動した」「何度も見返した」「今まで聴いたオープニングで一番良かった!」とカナダで最近話題になっていました。
その件に関して、シム・リウは自身のツイッターで以下のように語っています。
For those of you who missed my #JunoAwards opening monologue… I got pretty impassioned about the country I grew up in. So grab your Timmy's ice cap and check out this very important message from your second-favourite Asian-Canadian (Sandra always #1!)!https://t.co/Ebuhm0SiB6
— Simu Liu (刘思慕) (@SimuLiu) May 18, 2022
今回はそんなスピーチの日本語意訳をお届けしたいと思います。(一部省略)
ウィットな表現が多いので、もし意訳が間違ったりしていたら、お手数ですがSNS経由でLifeToronto編集部に教えてくださいm(__)m
#ICYMI: "We spell the weeknd without the third e!" @SimuLiu tells us why he's Canadian in his opening #JUNOS speech. pic.twitter.com/l2Rn8GXdkV
— CBC Music (@CBCMusic) May 16, 2022
クレイジーなエネルギーのトロント。まるであなたたちが2年連続で家に閉じ込められていたかのよう。(※コロナ禍でのロックダウンのこと??)
今 Budweiser Stage で全国的に生放送しているので、世界中でバズりたいと思っている人は今がチャンスです。
誰もいない? アヴリル? ショーン? 誰かいますか? 前列の皆さん? 誰も平手打ちしたくないですか?(※アカデミー賞授賞式で、コメディアンのクリス・ロックに平手打ちをしたウィル・スミスの件??)
私?ああ、わかった、お好きにどうぞ。
私たちはショーンメンデスやアヴリルラヴィーン、アーケイドファイアなどアメリカで成功するというカナダ人の究極の夢を実現したアーティストを祝うために、今日ここにいます。
はい、でも・・・でも、私たちの名誉のために言っておきます。私たちはいつでもカナダに戻ってくる……そう、私たちはこの国を愛しているからです。
私が負けた唯一の戦いはカナダグースとの戦いです。18歳の誕生日に wink wink culture のため(※どう訳せばよいのか分かりませんでしたが、ケベックでは18歳は成人扱いになるので、おそらくお酒を飲んだり女性と遊んだり的な意味合い?)にモントリオールに行きました。
そして私のトロントのお気に入りはCNタワー、ドレイク…。 #views(※ドレイクによる4枚目のスタジオアルバムのタイトルとトロントの景色が好きであることを掛けている??)。 #bestieverhad (※トロントの素晴らしさとドレイクの2009年発表曲「Best I Ever Had」を掛けている?)
私はバスケットボール(※カナダ出身の体育教育者ジェームス・ネイスミスがバスケットボールの考案者といわれる)、Timbiebs(※ティムホートンズとジャスティンビーバーのコラボ商品)、インスリン(※オンタリオ州出身の医師フレデリック・バンティングが1921年にインスリンを発見)などカナダの発明を、日々誇らしく思っています。
あと多くの人が知らないかもですが、カナダはペースメーカーも発明しました。私たちはペースメーカーが切実に必要です。だって、リーフス(※Toronto Maple Leafs)が私たちに心臓発作を与え続けるからです。(※メープルリーフスの試合で心が落ち着かないため??)来年の彼らの幸運を祈ります。
カナダでは手頃な価格の住宅を除いて、本当に何でも持つことができます。 手頃な価格の住宅はタフなやつです。 そして、あなたはそれ(住宅)をキャビン、キャンプ、またはコテージと呼んでも、私たちは3番目のe無しでウィークエンドを綴ります。(※カナダ・スカーバロー出身のシンガーソングライター The Weeknd のこと?)
I grew up on Ketchup chips, roti and Jamaican beef patties, and…and by the way it is pronounced bubble tea okay not boba! Bubble tea God damn it!
私は英語と北京語、少しフランス語を話します。
私はケチャップチップス(※ケチャップ味はカナダで人気)、ロティ(※全粒粉を使った無発酵パンの一種)、ジャマイカビーフパティで育ちました。(※カナダが移民の国であることを隠喩?)
そして…そして…ちなみにバブルティーと発音します。ボバではありません! バブルティーです!
ですから、トロントの男性であっても、あなたの経歴や性別は関係ありません。なぜなら、カナダは政府が麻薬(大麻)の売人でもあり(※カナダは大麻合法の国)、ウォーターボーディングではなくスノーボードに夢中で、女性たちは常に選ぶ権利がある国だからです。
私の名前はシム・リウです。カナダ人です。
ちなみにですが、今回のシム・リウのスピーチはモルソン・カナディアン・ビールのコマーシャル(↑)をオマージュしているようです。
シム・リウのスピーチと見比べてみると面白いですよ。
最後になりますが、ジュノー賞ではシム・リウによるアヴリルラヴィーンの代表曲「Complicated」のパロディーカバーも披露され、こちらも会場の笑いを誘いました。
CBC MusicのYouTubeチャンネルでジュノー賞の様子も色々と確認できるので、見逃した方はぜひチェックしてみてくださいね。