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琴×ソウルジャズ⁉ジャパンフェスティバルで要注目バンド The Jessica Stuart Few

  

あなたの思う「心に響く楽器の音色」って何ですか?

LifeTorontoスタッフは日本の楽器の音色を聴くと日本が恋しくなるのですが、琴をフューチャーしたカナダのバンドがいるのをご存知ですか?


photo from jessicastuartmusic.com

今回は8月25日(土)、26日(日)にミシサガで開催されるジャパン・フェスティバルに出演が決定(26日の8PMからライブ予定)している3人組バンド

ザ・ジェシカ・スチュアート・フュー(The Jessica Stuart Few)についてご紹介します!

琴 meets ソウルジャズといわれる彼らの音楽を予習して、ジャパンフェスティバルでのライブを10倍楽しみましょう!!

 

ザ・ジェシカ・スチュアート・フュー(The Jessica Stuart Few)プロフィール


photo from Guy Dixon(from The Jessica Stuart Few Facebook)

トロント在住のシンガーソングライター、ジェシカ・スチュアートを中心に結成されたバンドがジェシカ・スチュアート・フューです。

バンド構成
Jessica Stuart – koto, vocals
Dan Fortin – double bass
Tony Nesbitt-Larking – drums

ボーカルのジェシカ・スチュアートの才能はカナダのインディーシーンで評価が高く、カナダ出身の「エリザベス・シェパード」「ファイスト」、そして大御所ともいえる「ジョニ・ミッチェル」に例えられることもあります。


photo from @clyde.gao(from The Jessica Stuart Few Facebook)

彼らの音楽はフォークやジャズの要素をベースとしているものの、琴を大胆に取り入れていることで、他のバンドとは全く違ったサウンドを聴かせてくれます。

では、なぜ「琴」なんでしょうか?

 

なぜ琴をバンド音楽に?


photo from The Jessica Stuart Few Facebook

実はジェシカの母親は琴と三味線の奏者。その影響もあって、幼少期から琴の音色に魅せられていたジェシカ。

また、過去に長野県で暮らした経験もあり、「自分の音楽に日本の楽器を使用するのは自然だった」と語っています。

曲をつくる際も琴の音色をどう取り入れるかを考えながらつくっているそうです。

 

バンドのキャリアは?


photo from The Jessica Stuart Few Facebook

そんな彼女を中心としたバンドは、2017年8月現在までに3枚のフルアルバムをリリース。

1. Kid Dream (2010)
2. Two Sides to Every Story (2013)
3. The Passage(2016)

※Two Sides to Every Storyは来日記念盤も制作されています

そして、トロント各地で行われる大型フェス「North by Northeast(NXNE)」「トロントジャズフェスティバル」でパフォーマンスをしたり、

過去に開催されたトロント近郊で活動するバンドの中から頂点を競い合う「SoundClash Music Award」で準優勝、Independent Music Awards でベストアルバム賞を受賞など、順調にキャリアを重ねています。

 

音楽シーンでの評価は?


photo from jessicastuartmusic.com

“ Amazingly charming ”
— Don Ross, Canadian Guitar Icon

(意訳)驚くほど魅力的
— カナダ人ギター奏者 Don Ross

“ Accessible, warm and unpretentious …Different, and shockingly good. ”
— Roots Music Canada

(意訳)親しみやすく暖かくて気取らない…他とは違う音楽で驚くぐらい良い
— ルーツ・ミュージック・カナダ

“Endlessly charismatic.. ”
— The Globe & Mail

(意訳)無限のカリスマ性
— グローブ&メール

“The Jessica Stuart Few’s playful indie rock could be one of the most charming takes on the genre to come along in some time.”
— Canadian Musician Magazine

(意訳)ジェシカ・スチュワート・フューの遊び心のあるインディー・ロックは、このジャンルの中で最もチャーミングなものの一つかもしれません。
– カナディアン・ミュージシャン誌


photo from jessicastuartmusic.com

ということで、大絶賛!
ここまでくると、彼らの音楽を聞いてみたくてウズウズしてきませんか?
 

事前にジェシカ・スチュアート・フューの代表曲をおさらいしておこう!

それではここで、Music Videoが作られている代表曲を中心に7曲をお届け!LifeTorontoスタッフの曲に対する感想も書いてあるので、参考程度にしてみてください。

ちなみにジャパンフェスティバルではどんな曲が演奏されるのかは本番まで分からないので、楽しみにしておきましょう。
 

1. Don’t Ya(2012)

まずは、2013年に発表された彼らのセカンドアルバム「Two Sides To Every Story」からの先行シングル「Don’t Ya」!

キャッチ―でありながら、ジャジーでメロウ。ほんわかと可愛らしいポップな曲で、朝の通勤・通学時なんかに聞くと気持ち良くなれそうなエヴァ―グリーンさです。

LifeTorontoスタッフ的に、Giovancaの「On my way」に似た、女子が好きそうな胸キュンソングだな~、と思っています。

もしジャパンフェスティバルのライブで歌ってくれたら、一緒に「Don’t Ya! Don’t Ya!」と口ずさみたくなること間違いなし!

 

2. Passage(2016)

2016年発表の3枚目のアルバム「Passage」からの楽曲。
どこか退廃的でジャジーなんだけれども、不思議と明るい気分になれる一曲です。

オーストラリアの New South Wales にあるレイクハウスとその周辺で撮影されたプロモーションビデオもチェックしてみてください。

 

3. How To Ride A Bicycle(2016)

こちらもアルバム「Passage」からの一曲で、琴のメロディーラインが他の楽曲より日本をより強く想起させます。曲後半のリフレインも耳に残ります。

ちなみに、プロダクションアシスタントには日本人の方の名前もクレジットされています。

 

4. Kid Dream(2010)

気だるい雰囲気があるこちらの楽曲は、2010年に発表された同名アルバムからの一曲。LifeTorontoスタッフ的に、雨の日に家の中でダラダラしながら聴くのにぴったりの一曲です。

また、80人以上のボランティアに協力してもらい作り上げたというアニメーションにも注目してみてください。

 

5. Twice(2016)

スウェーデン ヨーテボリ出身のバンド「Little Dragon」の2006年のヒットシングル「Twice」をカバー。
曲の持つ世界観をそのままに、琴の音色が心地よいアレンジになっています。

以下のオリジナルと聴き比べてみても面白く、曲だけでなくミュージックビデオも“カバー”しているところにも注目です。

 

6. Winter Warm(2013)

琴の音を全面的に取り入れている冬の楽曲。

こちらのセカンドアルバムからの1曲は、どこかケイト・ブッシュを思わせるジェシカのハイトーンボイスが心地良いです。

冬の冷たさと暖かさ両方を感じることができるPVもチェックしてみてください。

 

7. Here Comes The Rain Again(2012)

アニー・レノックスとデイヴ・スチュワートによるイギリスを代表するユニット「ユーリズミックス(Eurythmics)」の1980年代を代表する一曲をカバー。

原曲はかなりポップな仕上がりなのですが、彼らのカバーでは琴のサウンドを全面に出していて、シンプルな音数ながらグルーヴィー!

ジェシカの声の魅力が直に分かるような映像で、間奏での琴の演奏もカッコいい仕上がりです。

(原曲はこちら↓)

 

ジャパンフェスティバルでジェシカ・スチュアート・フューのライブを観よう!出演日時は8月26日(土)の8PM~!


photo from jessicastuartmusic.com

ということで、いかがでしたか?

2016年は4万人以上が参加し、カナダ最大規模の日本のお祭りとして大きな注目を浴びたジャパンフェスティバル!

2017年はジェシカ・スチュアート・フューが出演予定ということで、今から楽しみですね!
しかもイベントは入場料無料なので、実質タダでライブが楽しめるとか、主催者さん太っ腹すぎます・・・。


【カナダ最大の日本のお祭り】ジャパンフェスティバルが今年も開催されます!

ライブが良かったら、ジェシカ・スチュアート・フューのCDを買ったり、友達に言い広めたりして、少しでも彼らの今後の活動の幅が広くなるように貢献してあげたいですね。

琴とソウルジャズが織り交ざった唯一無二の音楽をみんなで聴きに行ってみてくださいね~!

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