4月にCovid-19(新型コロナウイルス)のワクチンの接種計画がフェーズ2に移行する予定です。
医療従事者や80代以上の高齢者などが中心だったフェーズ1では該当者がオンタリオ州全体で約180万人ほどでしたが、次のフェーズ2では約900万人まで一気に増加します。
そこで今回は、誰が、どこで受けられるのかなどフェーズ2に移行するにあたって知っておきたい情報をまとめてみました。
目次
フェーズ2のワクチン接種期間はいつ?
12月から始まったCovid-19ワクチンの接種は3つのフェーズに分かれており、それぞれ決まった期間に接種します。
photo from Government of Ontario
フェーズ2に該当する人は2021年4月〜7月となっています。
誰がフェーズ2に該当する?
Do you have a parent or grandparent that is 75 years of age or older? Help them book a #COVID19 vaccination appointment online starting Monday, March 22. Residents 80 years of age or older can book now via registration link on https://t.co/9Unc5FtjZu. pic.twitter.com/iVRyfaySrv
— City of Toronto (@cityoftoronto) March 20, 2021
フェーズ2の該当者は
- 60歳から79歳までの高齢者
- リスクの高い環境で生活している人(シェルター・障害者施設など)
- リスクの高い慢性疾患を持つ人とその介護者
- 在宅勤務ができない人
- その他感染リスクを抱える人
となっています。
上記でも述べましたが、これによりオンタリオ州全体で約900万人がフェーズ2に該当します。
フェーズ2に該当する在宅勤務ができない人の職種
photo from Government of Ontario
在宅勤務ができないエッセンシャルワーカーに該当する職種は以下のとおりです。
警察、消防、コンプライアンス、葬儀、特別巡査、その他の重大な事件に対応する労働者
保育士・児童養護施設従事者
食品製造業従事者
農家・農作業従事者
感染リスクが高い食料品店や薬局の従業員
その他製造業従事者
青年司法書士を含むソーシャルワーカー
保護観察や仮釈放などを含む裁判所や司法制度の職員
低リスクの小売業従事者(卸売業、一般雑貨業)
輸送業者、倉庫業者、流通業者
電気事業者、通信事業者、水道業者
金融事業者
廃棄物処理者
鉱業・石油・ガス事業者
高リスクの慢性疾患
次の疾患を持つ人や妊娠中の人もフェーズ2に該当します。しっかり確認しましょう。
臓器移植を受けた人
造血幹細胞移植を受けた人
呼吸機能が低下する可能性のある神経系疾患の人(例:運動ニューロン疾患、重症筋無力症、多発性硬化症など
過去1年以内に血液学的悪性腫瘍と診断された人
推定糸球体濾過量(eGFR)が30未満の腎臓疾患
高リスク
BMI40以上の人
免疫抑制を引き起こす他の治療を受けている人(化学療法、免疫力を低下させる薬など)
知的障害や発達障害(ダウン症など)を持っている人
リスク
免疫不全および自己免疫疾患
脳卒中・脳血管障害
認知症
糖尿病
肝臓疾患
その他のがん
呼吸器系疾患
脾臓疾患
心臓病
内臓疾患を伴う高血圧症
精神障害と診断された人
物質使用障害者
鎌状赤血球症
サラセミア
妊娠中の人
免疫不全の人
その他、地域での直接支援を必要とする障害
また60歳以上の高齢者の人は、最初は79歳〜76歳、次に75〜71歳と5歳ごとに接種する期間を移行します。
その他詳細はオンタリオ州政府ウェブサイトを確認してください。
ワクチンの接種を受けられる場所
photo from @cityofto via Instagram
ワクチン接種は
- 集団予防接種クリニック
- 薬局
- プライマリーケア(ファミリードクターなど)
- 特定クリニック
- 移動式予防接種チーム
- 移動式予防接種所
- 公衆衛生局
で受けられます。
トロントでの接種場所はトロント市ウェブサイトで検索できます。
予約方法は?
Ontarians aged 75+ can now book vaccination appointments online at https://t.co/BqXNJQ33VV or call the Provincial Vaccine Information Line at 1-888-999-6488 for support. Please be patient and only access the booking tool or call for support if you are eligible for an appointment. pic.twitter.com/qhxEsUP4SW
— Ontario Ministry of Health (@ONThealth) March 22, 2021
3/22時点で、
- 2021年に75歳以上になる人は集団予防接種のクリニックまたは薬局で、
- 2021年に60歳以上になる人は薬局で
それぞれワクチン接種の予約ができるようになっています。
75歳以上の集団予防接種のクリニックを予約する人はオンラインでの予約ができます。
それ以外のフェーズ2に該当する人は、トロント市保健局の一般電話回線から予約できる場合があります。
また雇用主に勤め先で独自のワクチン接種計画があるかどうか尋ねて見ても良いでしょう。
予防接種は留学生などのオンタリオ・ヘルスカードが無い人でもパスポートなどの身分証明書があれば受けられます。
詳しくはオンタリオ州政府のウェブサイトをご覧ください。
どの製薬会社のワクチンを接種できる?
3/22 時点で、
集団予防接種クリニックではファイザー製薬またはモデルナ
薬局ではアストラゼネカ
のワクチンを接種できます。
ファイザー、モデルナ、アストラゼネカはいずれも2回の接種が必要です。
オンラインで予約した場合は、初回の予約時に2回目の予約も同時にすることができます。その他のロケーションでは初回接種時に2回目の接種の予約方法を説明される場合があるとのこと。
一部のワクチン接種場所では、初回の接種から2回目の予約まで領収書を持参する必要があります。
接種場所での要件をよく確認しましょう。
4月のフェーズ2開始に当たり、該当する!という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事やオンタリオ州政府のウェブサイトを随時チェックして、ワクチン接種を忘れないようにしましょう!