カナダ、トロントが大好きな皆さん!
今回は、「なぜカナダ、トロントがこんなに愛されているのか」を色んなランキングから検証してみたいと思います。
※ランキングはあくまで限られた人数を対象に行われた調査による結果です。皆さんが考えるカナダのイメージとは全く違う場合も十分にあるので、参考程度にしておいてくださいね。
※以下、2016年2月4日時点での情報になります。間違いがあれば教えてください。
1.世界最高の国 / カナダ 第2位(2016)
スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会にて U.S. News & World Reportによる “Best Countries”ランキングが発表。その中でカナダが見事「第2位」に輝きましたよね。
photo from U.S.News
このランキングは60ヶ国を対象に、75の要素を検証して総合的につくられたもの。あえて第2位になっている「Citizenship(国民性)」について触れると、カナダの国民性は非常におおらかだとよく言われていますよね。
また、皆さんご存知のように他民族・多文化社会ということから、カナダはモザイク国家という名が付いており、お互いの民族性を尊重する国としても有名。
そういうところがこのランキングに反映されているのかもしれません。そして皆さんにとっても、そこがカナダを愛する理由の一つなのではないでしょうか?
2.世界で最も繁栄している国 / カナダ 第6位(2015)
photo from Legatum Institute
142ヶ国を対象に行われたこの調査は、ヘルスケア制度や市民の自由、安全性などにフォーカスしてつくられたランキング。カナダはなんと6位。
(ランキングのPDFファイルはこちら)
このランキングでは、「個人の自由」の項目で1位になっています。
日本からカナダに来たという方は、特にカナダの自由さを感じているのではないでしょうか?(たまに自由すぎると思うときもありますが、そういうところがカナダなんですよね。)
3.世界で最もクリエイティブな国 / カナダ第4位(2015)
photo from THE GLOBAL CREATIVITY INDEX
様々な調査を行っている Martin Prosperity Institute によるこちらのランキングは「3Ts (talent, technology, tolerance)」にフォーカスして作り出されたもの。139ヶ国を対象に行われ、カナダが第4位に選ばれています。
photo from THE GLOBAL CREATIVITY INDEX
移民、人種、民族的マイノリティ、ゲイやレズビアンへの対応が評価される「Tolerance(寛容性)」が見事に1位となっています。
「移民の国」と呼ばれるほど国民が人種に寛容なのは、皆さんも頷ける部分ではないかと思います。
4.世界で最も人口が多い国 / カナダ第38位(2015)
1938年以来、世界中の情報が集まるinfopleaseに掲載されている2015年7月時点での世界の人口ランキングで、カナダが第38位となっています。その数、35,099,836人。
対照的に日本は第10位にランクイン。その数、126,919,659人とカナダの約4倍です。ちなみにですが、カナダの総面積は日本の約27倍です。(世界第2位の大きさ)
「人混みが苦手で、ゆったりした環境が好きだからカナダ / トロントに来た。」という方もきっといますよね。
5.世界で住みやすい都市 / トロント第4位(2015)
こちらは昨年、姉妹サイトのライフバンクーバーでも取り上げたイギリスの雑誌「エコノミスト」による世界で最も住みやすい都市ランキング。140の都市から第3位に選ばれたのがバンクーバー、そしてトロントも第4位でした。
毎度のようにランクインしているので、ありがたみが薄い(?)ですが、そんな都市に住めているのは幸せなことですよね。
6.世界で平和な国 / カナダ第7位(2015)
こちらはイギリスのエコノミスト紙が世界162ヵ国を対象に平和度を計測したもの。殺人や暴力犯罪の数、政治の安定さ、人権尊重のレベル、戦争やテロの潜在的可能性などの項目からランキングがつくられています。
photo from Vision of Humanity
上の地図の緑が濃いものがより平和ということになるのですが、カナダは2015年、日本を抜いて平和ランキング7位となっています。以下がトップ10。
1位 Iceland
2位 Denmark
3位 Austria
4位 New Zealand
5位 Switzerland
6位 Finland
7位 Canada
8位 Japan
9位 Australia
10位 Czech Republic
ちなみに殺人発生率をお近くのアメリカと比べると、2009年の人口10万人当たりの殺人発生率はアメリカが5件なのに対し、カナダは1.8件なんですよね。
7.世界で評判の良い国 / カナダ第1位(2015)
photo from Reputation Institute
コンサルティング会社のReputation Instituteが昨年発表したのは、「The World’s Most Reputable Countries」。
2015年2月〜4月の間に、G8参加国の消費者4万8000人を対象に行われた調査で明らかになったのは、55カ国の中からカナダが1番評判が良いということ。
1 Canada
2 Norway
3 Sweden
4 Switzerland
5 Australia
6 Finland
7 New Zealand
8 Denmark
9 Netherlands
10 Belgium
2015年で6回目となったこの調査ですが、なんと4年連続でカナダが1位に選ばれているんですよね。ちなみに日本は16位にランクインしています。
8.世界の食品安全制度 / カナダ第1位(2014)
2014年にカナダ審議会とゲルフ大学食品研究所とが共同で発表した報告書で、カナダの食品安全制度は世界の最高位にランク付けされました。これは日本を含む経済開発協力機構(OECD)の17の加盟国の中で、アイルアンドと並び首位になります。
報告書によると、カナダの食品安全制度に対する優れたところは、「食品安全に関する利害関係者及び消費者とのリスクコミュニケーション能力」「食品安全上の緊急事態への対応」などなど。一般の人々の食品安全への信頼度はカナダが最も高くなっています。
9.世界の自然遺産登録数 / カナダ第5位
photo from jogginsfossilcliffs.net
世界86の国と地域を対象としてこのランキングで、自然遺産が9つあるカナダは第5位になっています。
1. ナハニ国立公園(1978年)
2. クルアーニー/ランゲル=セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセク(アラスカ・カナダ国境地帯の山岳公園群)(1979年)
3. 恐竜州立自然公園 (1979年)
4. ウッド・バッファロー国立公園(1983年)
5. カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(バージェス頁岩は単独で1980年に登録され、1984年に削除)
6. グロス・モーン国立公園 (1987年)
7. ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園(1995年)
8. ミグアシャ国立公園 (1999年)
9. ジョギンズの化石の崖群(2008年)
カナダに短期滞在中の方は、居る間に訪れておきたいところばかりですよね。ちなみに日本には4つの自然遺産(知床/北海道、白神山地/青森県・秋田県、屋久島/鹿児島県、小笠原諸島/東京都)があります。
photo from unesco.org
10.世界の幸福な国 / カナダ第5位(2015)
photo from worldhappiness.report(PDF)
経済学者、神経科学、統計学者の国際チームが、世界各国の幸福度を測定した結果を2015年に発表しました。「ポジティブで居続けること」「ネガティブな気持ちを切り替えられること」「家族や友達と一緒にいる時間」などの項目が研究の対象となっています。
その中でカナダが第5位に選ばれていますが、北欧を中心としたヨーロッパ諸国の多くが上位にランクインしているのが、表から分かります。
幸せの測り方は人それぞれなので、なんとも言えませんが、それでも世界中の国の中から、カナダが上位に選ばれると嬉しいものですね。
photo from worldhappiness.report(PDF)
ということで、やっぱりカナダ / トロントはいいところがいっぱいでしたね。
皆さんはこれらのランキングを見てどう思いましたか?ぜひ、皆さんの意見もライフトロントに聞かせてくださいね。