トロントで多くの人が訪れるであろうピアソン空港について、過ごし方やダウンタウンまでの行き方、両替についてもまとめていますので参考にしてみてください!
目次
トロント・ピアソン空港について
photo from Toronto Pearson Airport
1939年に「マルトン空港」として開港後、1984年にオンタリオ州出身の第14代首相であるレスター・B・ピアソンの名前にちなみ、「トロント・ピアソン国際空港」と呼ばれるようになりました。
略称は「YYZ」ですが、なぜYYZなのかと言うと、最初のYはカナダのほとんどの大規模空港は、Yをつけることになっています。残りのYZは昔のカナダ国鉄の駅がピアソン空港にあり、その駅のコードがYZであるため、名残からYZになっているようです。
ピアソン空港は、トロントのダウンタウンから30km北西に行った「ミシサガ」市にあり、現在では年間約4500万人ほどの利用者がいるカナダ最大の空港になっています。
ターミナル1について
ターミナル1は、日本からの直行便もあるエア・カナダが発着するターミナルです。そのため日本人の利用率が高いターミナルです。他にもスター・アライアンス系の飛行機や国内線の利用が多いターミナルになっています。
また、近年改装されたため綺麗なターミナルになっており、お土産屋さんやレストランも多くあります。
ターミナル3について
ターミナル3はウェストジェット航空、ブリティッシュエアウェイズ、大韓航空などが発着するターミナルです。
ターミナル1ほどではないですが、こちらのターミナルでもお土産屋さんやレストランは充実しています。
ターミナル間を移動する「リンク・トレイン」
各ターミナル間は「リンク・トレイン」と呼ばれるモノレールを使って移動することができます。ターミナル1、ターミナル3、ビスカウント駅の3駅に停車し、運行間隔も5分前後と短く、すぐに乗れることができます。
リンク・トレインはなんと無料で使うことができるので、気軽にターミナル間を移動することができます。
空港での時間つぶしや過ごし方
セキュリティーチェック前
ターミナル1,3ともにセキュリティーチェック前はお店が少ないので、ショッピングやレストランを楽しみたい方は早めにチェックインすることをおすすめします。
少しではありますが、ティムホートンズやスターバックス、サブウェイなどもありますので、お見送りの方と時間を過ごしたい場合に活用してみましょう。
またターミナル1にはジムもあるので、体を動かしたい方やシャワーを使いたい場合は利用してみてはいかがでしょうか。
セキュリティーチェック後
セキュリティーチェック後は様々なレストランやカフェがあるため、空港で楽しみたい場合は時間に余裕を持ってセキュリティーチェックをするのがおすすめです!
カフェやレストラン
ピアソン国際空港のレストランでは、トロントらしい多文化な食事が楽しめます。北米らしいハンバーガーやピザから、お寿司などの日本食まで、さまざまな国の料理が揃っています。また、お酒を楽しみたい方には、バーもいくつかあり、リラックスできる空間で過ごすことも可能です。
ティムホートンズやスターバックスなどのカフェもあり、コーヒーを楽しむことができます。
カジュアルな食事からゆったり過ごせるレストランまで幅広い選択肢があるため、出発前に食事や休憩をゆっくり取ることができます。
ショッピング
ショッピング施設も充実しており、お土産屋さんやコスメショップ、コンビニなど、さまざまな店舗があります。
特にターミナル1には、ハイブランドの店舗が多く、シャネル、ブルガリ、グッチ、オメガなどの免税店が揃っています。空港での時間を有効に使って、買い物を楽しみましょう!
ラウンジ
photo from Plaza Premium Lounge
ピアソン空港には複数のラウンジがあり、シャワーを浴びたり、ドリンクを楽しみながらゆったり過ごすことができます。ラウンジはビジネスクラスの乗客や特定のクレジットカードをお持ちの方が利用できるほか、利用料を支払えば会員でなくても使えるラウンジもあります。利用の際は、スタッフに確認してみると良いでしょう。
以下日本の方が使う頻度が高いラウンジを紹介しています。
ラウンジ | 対象者設備 |
---|---|
Air Canada Maple Leaf Lounge (ターミナル1) |
【対象者】 エアカナダビジネスクラス乗客、Star Allianceのゴールドメンバー 【設備】 Wi-Fi、シャワー、ビジネスセンター、軽食とドリンク |
Plaza Premium Lounge (ターミナル1・3に3箇所ずつあり) |
【対象者】 有料で誰でも利用可能 【設備】 ビュッフェ、バー、Wi-Fi、シャワー、新聞・雑誌 |
その他
ピアソン空港には、無料のWi-Fiや充電スポットがあるので、動画を見て過ごしたり、短時間で受けられるマッサージ施設もあります。
また、空港内を歩いているとカナダの文化や歴史を紹介するアートの展示が行われており、地元アーティストの作品を鑑賞することができます。
子どもがいる方には、プレイエリアで子どもたちを遊ばせながら、過ごせる場所もあるので、目的にあった滞在することができます。
カナダドルの両替について
空港各所で両替が可能
カナダドルの両替はターミナル1・3の到着・出発エリアにカウンターが設置されています。両替所は「exchange」と書かれている看板があるので、その看板を目印に行きましょう。
空港での換金は便利なものの手数料がやや高くレートも不利な場合もあるため、空港では直近で使う分のみ両替するのがおすすめです。
タッチ決済が可能なクレジットがあると便利
カナダはほとんどの場所でクレジットカードなどのカード決済が可能です。そのため、短期の滞在であれば両替はそこまで必要はないと思います。現金が必要な場合は、個人の小さなお店での買い物などに限られます。
また、電車などもタッチ決済ができるクレジットカードがあれば、そのカードがSuicaなどの電子マネーの代わりにもなりますので持っておくと、とても便利です。
ピアソン空港からダウンタウンまでの行き方
ピアソン空港からトロントのダウンタウンまでは様々な方法で行くことができます。以下ダウンタウンまでの行き方の料金やメリット・デメリットについてまとめています。
電車
photo from up express
ピアソン空港とトロントのダウンタウンにあるユニオン駅を結ぶ電車(ユニオン・ピアソン・エクスプレス)があります。UPと書かれた看板が目印の電車です。
15分ごとの運行があり、朝5時半ごろから23時半まで運行しており、ユニオン駅までは約30分ほどで到着します。
(プレストカードやクレジットの利用で割引きあり)
UP 最新の料金はこちらから
メリット
- ダウンタウンのUnion駅まで直通で行ける
- 30分ほどでダウンタウンに行ける
- Wi-Fiが使える
デメリット
- ホテルがUnion駅以外の滞在だと乗り換えが必要
電車までの行き方
番号 | 日本からの到着ロビー(第1ターミナル)からの行き方 |
---|---|
1 |
荷物を取って到着ゲートを出ると目の前にスターバックスがあります。 |
2 |
スターバックスを目の前にして左方向に進むとエスカレーターがあるので登ります。 |
3 |
エスカレーターを登ると隣の建物とつなぐ連絡通路があるので進んでいきます。 3Terminalの看板が目印です。 |
4 |
連絡通路を進むとインフォメーションの看板が見えるので看板通り左に曲がると扉があります。 |
5 |
扉を通るとエスカレーターがあるので、登るとホームがあります。 |
6 |
エレベーターを登った先のホームはリンクトレイン(ターミナルをつなぐモノレール)になっているので、乗らずに奥に進みましょう。 |
7 |
ホームの奥に進むとUPの看板があるので、そこがダウンタウンに行く電車の乗り場になります。 |
8 |
券売機でチケットを買うか、プレストカードまたはタッチ式のクレジットカードを持っている場合は改札機にタッチすることで乗ることができます。 |
バス+地下鉄(TTC)
photo from TTC
ピアソン空港から地下鉄の駅に行き、そこから地下鉄に乗ってダウンタウンまで移動することができます。
ピアソン空港からのバスはKipling駅まで行く900番のバスとLawrence West駅まで行く52番・952番の2つの路線があります。
トロントの公共交通機関は一度改札を通ると2時間、地下鉄・バス・ストリートカーに乗り放題になりますので、乗り換えにもお金がかからないので格安で行くことができます。
しかし日本の公共交通機関とは違い非常に遅延が起こりやすいので、公共交通機関に乗る場合は時間に余裕を持って乗るのがおすすめです。
最新の料金はこちらから
メリット
- 料金がかなり安い
- 行き先が多く自分の目的地にあった場所で降りられる
デメリット
- 日本の公共交通機関に比べて遅延が多いため、時間に制限がある方は注意
- ローカルの乗り物なので慣れていないと戸惑いやすい
- 荷物を置く場所がないので自分での管理が必要
バス乗り場までの行き方
番号 | 日本からの到着ロビー(第1ターミナル)からの行き方 |
---|---|
1 |
荷物を取って到着ゲートを出ると目の前にスターバックスがあります。 |
2 |
スターバックスを目の前にして右方向に進むとエスカレーターがあるので下ります。 |
3 |
下りた先に出口があるので、扉を出ます。 |
4 |
道を渡った先にある柱に赤と白の看板があるのでそこが、TTC(トロントの公共交通機関)の看板になりますのでそこで待ちましょう。 |
5 |
バスに乗る時に上の写真にある機械にプレストカードやタッチ式のクレジットカードをかざすと決済完了です。 降りる際にはタッチなどは必要なく、そのまま降りることができます。 |
タクシー
タクシーは空港から目的地まで、一気に行けるので目的地に辿り着けるか不安な方などにおすすめです。また人数が増えるとその分安く乗ることができます。
空港ではタクシー乗り場から乗るか、UberやLiftなどの配車サービスを使うのが一般的です。
(配車サービス会社や混雑によって変動)
メリット
- 目的地の場所に直接行ける
- 荷物を沢山積める
- 複数人で行けば割り勘も可能
デメリット
- 料金が高い
- 高速道路は渋滞も多い
タクシーまでの行き方
タクシー乗り場は到着フロアの出口にあるので、他の乗り物よりわかりやすくなっています。
また、配車サービスでは指定された場所にマップを使って行くことができます。
車・レンタカー
photo from Car rentals
カナダは車社会であるため、車を借りることで郊外の公園やドライブを楽しむことができます。
空港にも何社かレンタカーがあるので、サイトを覗いてみるのがおすすめです。
シャトルバス
予約したホテルによっては、シャトルバスでホテルの送迎を行なってくれる場合があります。
シャトルバスがどこから出るのかは、ホテルによって違いますので、乗る際はホテルに確認を取ってみてください。
今回はピアソン空港ガイド2024年版ということでまとめさせていただきました!
ピアソン空港は非常に大きな空港になっていますので、何をすればいいのか迷ってしまうことも多いと思いますので、この記事を参考にしてピアソン空港で充実した時間を過ごしてみてください!