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【日本での換金が困難に!?】海外小切手を日本で現金化する方法を調べてみた

  

カナダでは定番の小切手(cheque/チェック)。月々の給料を小切手でもらったり、政府からの支払いや保険金が支払われる場合にも、小切手が使われることが多くあります。

特にワーホリなどでカナダ・トロントに滞在している人は、以下のようなシチュエーションで日本でカナダの小切手を換金する機会があると思います。

●カナダで確定申告(タックスリターン)をした直後に日本に帰国。CRAから届いたカナダの小切手を日本の銀行で日本円に換金する

●カナダで最後の給料を小切手で受け取る前に日本に帰国。勤務先から郵送で日本に小切手を送ってもらい、日本の銀行でカナダの小切手を日本円に換金する

しかし!
近年、大手銀行が次々と「海外小切手の取り扱いを停止」し始めていて、せっかくカナダの小切手を日本に持ち帰っても現金化できないという事態が発生しています。

1.海外小切手を扱っていない銀行

現時点で、海外小切手の取り扱いを停止/停止予定としている大手銀行はこちら。

■みずほ銀行 →2018年12月に停止

■三井住友銀行→2018年7月に停止

■三菱UFJ銀行→2019年5月に停止予定

■りそな銀行→2019年3月時点で取り扱いなし

■ゆうちょ銀行→2019年3月時点で取り扱いなし

ご覧の通り、大手銀行のほとんどで海外発行の小切手の取り扱いをしなくなっています。各銀行は、小切手発行人の正確な情報を得ることが困難であり、「外国為替及び外国貿易法(外為法)」等の関連規制を順守することを停止の理由に挙げています。

2.SMBC信託銀行では海外小切手の取り扱いあり!

そんな中、カナダの小切手を取り扱っている銀行を発見!!それは、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)傘下のSMBC信託銀行です。

今日は支店の担当者の方に、「カナダの小切手を日本で現金に変換する方法」を伺ってきました!

1.全ての支店でできる?

全ての支店で、カナダの小切手を取り扱っているそうです。店舗検索は、SMBCホームページの「全国の店舗」からできます。

2.SMBC信託銀行の口座は必要?

はい、必要です。そして、口座名義と小切手の受取人氏名が一緒である必要があるので注意です。

3.手数料は?

カナダの小切手1枚につき2500円です。ちなみに米ドル建ての小切手の場合、1枚につき2000円です。
手数料の詳細は、SMBCホームページの「手数料について」で確認いただけます。

4.現金化されるまでの期間は?

約15営業日かかります。まずは、小切手の額が、そのままカナダドルとして口座に振り込まれます。口座に振り込まれたことを確認した後、そのカナダドルをオンラインもしくは電話で日本円に変換することができます。

5.手続きに必要なものは?

カナダの小切手とともに、印鑑・日本の運転免許証もしくはパスポートなど本人確認ができる顔写真付き書類・マイナンバーが必要です。

■結論:カナダの小切手は、カナダで換金が一番!

SMBC信託銀行等でカナダの小切手を現金化することはできるものの、同信託銀行の口座を持っていない場合は口座作成から始める必要があり、あまり現実味がありません。

手数料もかかるので、大きな金額ではない限り小切手を現金化するメリットはなくなりそうです。
せっかくのお金を無駄にしないためにも、今後は極力カナダで小切手を現金化してから日本へ帰国するようにしたいですね。

「あとで日本で手続きをすればいいや」と思っていると損をする可能性があります。
カナダの口座を閉じる前に、日本に帰国前に、現金化しそびれた小切手がないかしっかりしたと確認をしましょう!

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