文/メープルエデュケーション留学センター
カナダ留学というと、「ワーホリ」や「語学留学」、「CO-OP留学」などが一番に思い浮かぶ方も多いかと思いますが、実は、「公立カレッジ進学」もカナダ留学生の間ではとても人気の留学スタイル!
公立カレッジへの進学は、カナダで就労経験を積みたい方や就職に直結する実践スキルを身に付けたい方、将来カナダでの永住権を目指したい方など目的は様々です。
今回は、カナダの公立カレッジについて、公立カレッジへ進学するための準備ステップを留学のプロが徹底解説いたします!
公立カレッジとは
公立カレッジとは、州政府が運営する高校卒業以上の方が学ぶことのできる教育機関を指します。コミュニティカレッジ(略称:コミカレ)と呼ばれることもあり、カナダで「カレッジ」というと一般的には公立カレッジのことを指すことが多いです。
公立カレッジでは、より実践的なカリキュラムを通して就職に役立つ専門スキルを身に付けることができます。そのため大学卒業後や一度社会人として働いたあとにキャリアアップやキャリアチェンジのためにカレッジに入り直す方もカナダでは珍しくありません。
プログラムの種類もビジネスやホスピタリティから幼児教育、調理系、アート系(デザイン、映像制作、演劇)などなどとにかく幅広い選択肢から選ぶことができるようになっています。
公立カレッジで取得することのできる学位は以下の通りです。
- Certificate
- Diploma
- Advanced Diploma
- Graduate Certificate
- Associate Degree
- Degree/Bachelor
それぞれの学位の特徴について以下に簡単にご紹介します。
Certificate(サーティフィケート)
期間 | 数ヶ月~1年間 |
内容 | 特定のスキルを短期間で学びます(入門レベルのプログラムが多いです) |
入学条件 | 高校卒業程度 |
Diploma(ディプロマ)
期間 | 2年間 |
内容 | 就職に必要な専門知識を深く学びます |
入学条件 | 高校卒業程度 |
Advanced Diploma(アドバンスド・ディプロマ)
期間 | 3年間 |
内容 | Diplomaよりもより高度な知識の習得を目指します |
入学条件 | 高校卒業程度 |
Graduate Certificate(グラデュエート・サーティフィケート)
期間 | 1年間(2年間があることも) |
内容 | Diplomaよりも高レベルの専門知識を学びます |
入学条件 | 大学卒業程度 |
Associate Degree(アソシエイト・ディグリー)
期間 | 2年間 |
内容 | 大学編入するために必要な科目を学びます |
入学条件 | 高校卒業程度 |
Degree/Bachelor(ディグリー/バチェラー)
期間 | 4年間 |
内容 | 4年制大学と同等の内容を学びます |
入学条件 | 高校卒業程度 |
上記のように、学位によって高校を卒業している人が入学することができるものや大学卒業が入学条件のものなど様々です。
参考リンク:PGWP対象条件について
そのため、公立カレッジ進学はカナダでしっかり就労経験を積みたい方や将来カナダへの永住権取得を考えている方におすすめです。
さて、カナダの公立カレッジについて把握できたところで、次は実際に進学するために必要な準備ステップを一つずつ見ていきましょう。
カレッジ決定前にすべき大事なステップ
公立カレッジへの進学を考え始めてまず一番にすべきことは。
自身の英語力の確認
英語力の確認とは具体的に何が必要なのか次で見ていきましょう。
英語力証明について
公立カレッジに入学するためには、最低でもIELTS6.0以上のスコアを求められることがほとんどです。IELTSの場合、各スキルのスコアと総合スコアそれぞれで結果が出されますが、総合スコアの条件が最低6.0以上の場合、各スキルのスコアの条件が5.5以上であることが入学条件とされている事が多いです。
学校やプログラム、学位によってはIELTS6.5以上 などより高いスコアが必要になることもあります。
IELTSの他にはTOEFL、Cambridge Assessment of English、Duolingoなどの英語試験がありますがカレッジにより受け付けている英語試験が異なります。
高校を英語圏で卒業されている場合は、上記のような英語スコアの提出が免除になることもありますのでまずはご相談ください。
入学に必要な英語力に満たない場合
という方も中にはいらっしゃることと思います。
上記のような英語力証明に必要なテストスコアを持っていない場合でも、別の方法で英語力証明をすることが可能です。
2. カレッジ付属の英語プログラムを受講する
語学学校の進学準備コースのことをパスウェイと呼びます。
パスウェイと呼ばれる進学準備コースでは、カレッジで勉強するために必要なアカデミック英語やエッセイの書き方、プレゼンテーションスキルなどを身に付けていきます。
語学学校というと対面のみのオプションと認識している方も多いですが、パスウェイには対面受講のみを提供している学校もあれば対面とオンラインどちらかを選択できる学校もあります。
英語力向上のみならず、プレゼンテーションの練習やエッセイの書き方、グループワークなどカレッジに入学したら必ず必要になるスキルも一緒に鍛えることが可能なため、進学に向けてしっかり準備をすることが可能です。
語学学校の進学準備コースに通う期間は、その方の英語力によって変動します。
そのため、英語スコアを持っていない方は、まずは語学学校の無料オンラインレベルテストを受講しカレッジ前にどのくらい語学学校に通う必要があるのかをチェックしカレッジ進学のプランを立てていきましょう!
ステップ1:カレッジ決定
自分の英語力の確認ができたら、次に行きたいカレッジとプログラムを絞っていきます。
カナダにはたくさんの公立カレッジ、そしてプログラムがあるため、まずは自分の学びたいことや興味のある分野を絞り、それに合わせて選択していきましょう!
カレッジやプログラム選びなどは、メープル・エデュケーション留学センターの担当スタッフがその方のバックグラウンドや興味・関心、目標などをもとに学校選択のお手伝いをさせて頂きます♪
そして、
メープル・エデュケーション留学センターでは、カナダのたくさんの公立カレッジと直接提携がございます。
その数はカナダ留学エージェントの中でもトップクラス!
※上記はメープル・エデュケーション留学センターで提携している公立カレッジの一部です。
公立カレッジ進学をお考えの方は、まずはLINEからお問合せください!
ステップ2:必要書類を集める
行きたいカレッジとプログラムが決まったら、そのプログラムに入学するための入学条件を確認し必要書類を集めます。
一例として、多くの方が選ばれる高校卒業程度で入学可能なDiplomaプログラムに入学する場合に必要な書類を以下にご紹介します。
- パスポート
- 英文高校卒業証明書
- 英文高校成績表
- 英語力証明(IELTSなどのスコアやパスウェイ証明書)
※プログラムによっては、単位取得証明書が使えない場合もあります。
上記の書類以外にも、ポートフォリオや面接、エッセイなどの提出が必要になることもあるため自分が行きたいプログラムの入学条件をしっかり確認しましょう!特に大学卒業程度で入学できるプログラムはレジュメや志望動機レター、面接なども出願過程で必要となる事がございます。
ステップ3:カレッジ出願
必要書類が集まったら早速カレッジに出願をします。
カレッジにより出願方法が異なるため、どこからどのように出願をするのか必ず確認をしましょう。
また、いつでも出願が可能なわけではないため、行きたいカレッジの出願がいつ開始するのか、また、いつ締め切りなのかも確認しておく必要があります。
席が埋まり次第締め切りとなるプログラムもあり、人気プログラムは出願開始後1,2週間で埋まってしまうこともあります…!
プログラムによっては、入学日が年に一度のみというところもあるため早めの出願準備が大事です。
出願開始時期はカレッジによって異なりますが、入学の9-10ヵ月前というカレッジが多くなっています。
ステップ4:オファーレターの取得
出願後、カレッジ側で審査が行われます。審査後、無事に入学が認められた場合はカレッジから合格を知らせるオファーレターが届きます。
カレッジからのオファーを承認する場合は、案内に従い最初のデポジット(通常最初のセメスターの学費)をカレッジに直接お支払いをすることで席の確保ができます。
締め切りを過ぎてしまうと、次の方に席が譲られてしまうためしっかり確認をしておきましょう。
ステップ5:学生ビザの申請
デポジット支払いが完了し、学生ビザ申請に必要な書類が揃ったら学生ビザの申請手続きを行います。
学生ビザが無事承認され次第、いよいよカナダに渡航です!
カナダの公立カレッジ出願準備ステップ
(LifeTorontoのメープル・エデュケーション留学センター特集ページに飛びます→)
いかがでしたでしょうか?
公立カレッジの進学準備は難しいものではありませんが、ここには書ききれないほどの注意点がたくさんあります。
行きたいプログラムによっては、留学生用の枠が少ないこともあるので、数少ない枠をゲットするためにも早め早めの準備が大事です。
個人での出願ももちろん可能ですが、トラブルが生じた場合など、エージェントを通した方が比較的スムーズに進むことが多いです。(自分で出願してトラブルが起きてからエージェントに仲介に入ってもらう事はできません)
また、弊社のようにカレッジと直接提携を持っているエージェントを通して出願をする場合は、学校のエージェント担当スタッフと直接連絡を取ることができるためカレッジとの連絡がスムーズになったり、トラブルを減らすことが可能です。
1週間後にはカレッジから合格通知が届きました。(ちなみに追加書類などは何も提出していません…。)
カレッジ進学に限らずですが、一通のメールや電話などで結果が変わる事も珍しくないのでダメ元でもアクションをとってみるという事は特にカナダでは大事な事かと思います?— 【カナダ留学??】メープル・エデュケーション留学センター (@Maple_Edu) June 14, 2023
メープル・エデュケーション留学センターは、これまで25年以上、日本のみならず、韓国やラテン、中東からの生徒さんをサポートし続けています。そのため、様々なケースへの対応経験があります。
公立カレッジへの進学をお考えの方は、ぜひ一度メープル・エデュケーション留学センターまでお気軽にお問合せください★
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