LifeToronto編集部きってのラプターズファンである羅富田 豪(らぷた ごう)。
身体から熱気と湯気が噴きあがり、音量大きめの独り言で「WATANABE!!!! OH!!!! WATANABE!!!!」と叫んでいる理由を今回は紹介します。
目次
2020年とはさよなら!心機一転!ラプターズ(Toronto Raptors)に初の日本人・渡邉雄太選手が入団?!
我らトロントのプロバスケチームといえばラプターズ。
まだ記憶に新しい2019年NBAのチャンピオンタイトルを奪還してからというもの、優勝を支えたスター選手の移籍に加えて、パンデミックによる様々な影響によりNBA初の無観客試合が開催。
ラプターズの2020年シーズンは残念ながら準決勝までも進むことが叶わず、プレイオフの第2ラウンドにて脱落してしまいました。
ほろ苦い成績を残した2020年とはなりましたが、時は進んで2021年の次期シーズンに向けてメンバーの大幅な調整も含め、ラプターズは12月12日より他のチームとの練習試合ともされるプレシーズン(前哨戦)に身を投じました。
そんななか、ラプターズでは見慣れない東洋人の風貌をもつ選手が静かにシュートを刺す!
(以下のプレイを押すと、東洋の刺客がシュートを決めるシーンから始まります。)
そうなんです!!!
彼こそNBAの歴史にて、通算2人目の日本人選手「渡邉雄太(わたなべ ゆうた)」選手なのです!!
渡邉雄太選手は香川県出身。4歳からバスケを始めて類まれな天賦の才を活かし、高校一年生のときには日本U18代表に選出。大学二年生にはなんと日本バスケ男子代表として、2016年リオ・オリンピックにも出場を果たしました。
2メートル級の身長(203センチ)を生かした力強いフィジカルプレイだけではなく、リング下から離れた3ポイントラインからも繊細なシュートで敵を刺し、彼はまさにバスケの常識を覆す新世代プレイヤーなのです!!
先日12日のプレシーズン試合の時点ではまだラプターズと正式な契約は交わしておらず、トレーニングキャンプなどだけを共にする契約でラプターズのプレシーズンに参加されていましたが、なんと!!
つい先日、日々のチームとの練習そしてプレシーズンでのパフォーマンスを通して、ラプターズと新しい契約が締結されました!!
渡邉雄太選手のラプターズでの活躍はまだまだこれから?まだ油断できない今回の「2Way契約」とは?
渡邉選手が見事に勝ち取ったラプターズとの契約は正式にいうと「2Way(ツーウェイ)」契約といわれるもの。
このツーウェイ契約とは、トロントラプターズはもちろんのこと、その傘下にある予備軍的な立ち位置とされるラプターズ905(NBA Gリーグ・チーム)の両方でプレイができる通常試合用(レギュラーシーズン用)の契約のことです。
花形とされるラプターズの本チームだけでプレイできる契約ではないのですが、以前のトレーニングキャンプ用の契約よりは、かなり安定している契約となります。
ただこのような契約では通常、主にラプターズの下にあるGリーグ・チームをメインとしてプレイをすることが普通となります。
主戦場ともなるラプターズのレギュラーシーズンでは半年以上ある試合スケジュールの中、約45日間しかラプターズの試合に参加することができません。
が、しかし!新型コロナウイルスのパンデミックの影響もあり、実際のところGリーグ開催においてはまだ先行きがまだ不透明。渡邉雄太選手の今回の契約は、もしかしたらラプターズでのプレイ時間が増えるチャンスかもしれないのです。
最終的に自分自身の力を証明できれば、ツーウェイではなくラプターズとだけの本契約に至ることも可能!2021年は渡邉雄太選手を応援したくなりますよね!
ラプターズは2021年はお引越し?!トロントからアメリカへ
新型コロナウイルスの影響で世の中が大きく変わってしまった2020年。ラプターズは次のシーズンでも、パンデミックの影響を考慮して引き続き無観客で試合を続行する予定となっています。
そしてなによりも大きな変化の一つは、ラプターズが2021年シーズンは、ホームとなるトロントを離れてアメリカのフロリダ州タンパに臨時拠点を置いて、レギュラーシーズンに参戦することを決定したこと。
その理由は、幾度もカナダとアメリカの国土安全関連部門とやり取りをしてきた中で、最善策としてホームであるトロントを一時的に離れてアメリカ国内で練習し、試合に参戦する流れとなったのです。
もし試合の都度にカナダからアメリカに渡航する場合、現状のパンデミック下ではなかなか難しいことは我々も想像がつきますよね。
試合は来年も無観客で行われる予定であり、今回の引っ越しはアメリカのフロリダ州になりますが、トロントとは同じタイムゾーン!
カナダからのオンラインまたはテレビでの試合観戦は影響をうけない可能性が大きいので、来年も引き続き変わらず応援したいですね!!
最後に:ファンが選ぶ2021年のラプターズの見どころ3つ
最後に、初めてラプターズの試合を観る方でも熱血のラプターズファンでも見逃せない2021年の見どころを3つ、勝手にまとめてみました!
その1. 新感覚ラプターズ!爽快感激増しの3PTが大炸裂?!
2021年シーズンにて初めてラプターズが獲得した新人、マラカイ・フリン選手(背番号8番)と、昨年から成長が印象深いマット・トーマス選手(背番号21番)の二人により奏でられる、オーケストラのクライマックスの激しい演奏(?)のような3ポイントの雨が、プレシーズンでも炸裂!!!
ディフェンスから得点につなげるラプターズ、来年は多くの美しいシュートの嵐が見られるかも?!
その2. どん底から這い上がれシアカム!男の成長を見届けよ!!
2019年、優勝に大きく貢献したパスカル・シアカム選手(背番号43番)ですが、2020年シーズンはかなりの絶不調。ファンからも厳しいコメントが届くなど、キャリアがかなり厳しい状況に置かれています。
ラプターズが優勝した年にはNBAで最も成長した選手(MIP受賞)に選ばれたパスカル・シアカム選手は、きっとこのまま廃れることはない!!
そんな彼がどんな活躍をしていくのか目が離せませんね!
その3. なんといっても応援したい!!渡邉選手に光あれ!!!
ラプターズと契約に至る前は、グリズリーズで2年間キャリアを重ねてきた渡邉雄太選手。
ふくらはぎの負傷でまだまだ本調子が出せていないかもしれませんが、多くのファンも見守っているなか来年のラプターズでの成長は本当に待ちきれません!!
ということで、LifeTorontoは引き続きラプターズと渡邉雄太選手を全力で応援!LifeToronto読者の皆さんも一緒にラプターズと渡邉雄太選手を応援しましょう!
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