未だコロナウイルスによる緊急事態宣言で自粛を余儀なくされている今日この頃ですが、5月に入り、オンタリオ州の新型コロナウイルス対抗のフェーズ2・ステージ1が解禁されたことで、小売店や公園など制限はあるものの徐々にオープンしてきていますね。
気温も暖かくなるに連れ段々と気が緩んできそうな気がしますが、みなさんはソーシャルディスタンス(社会的距離)、しっかり守れていますか?
このソーシャルディスタンス、守れていないと罰金や懲役を課せられる場合もあるというのを忘れてはいけません。
そこで今回は、政府が定めている正しいソーシャルディスタンスの方法をまとめましたので、今一度しっかりチェックしてみてください。
正しいソーシャルディスタンスの方法9つ
1. 他人とは2メートル以上の距離を空ける
トロント市の条例では、
「公共の場では、すべての人々は自分と同居していない人とは2メートルの距離を保たなければならない」
としています。
トロント市長のジョン・トーリー氏のTwitterでは、3匹のラクーン分の距離を開けるようにTwitterで促しています。
いかにもトロントらしいですよね。
Keep up the good work our city has been doing to combat #COVID19 by being disciplined in following public health advice. Keep your distance when out in public. Stay three raccoons apart. pic.twitter.com/a84vHxnepO
— John Tory (@JohnTory) May 16, 2020
2. 5人以上で集まらない
photo from @cityofto via Instagram
同居家族を除く全ての居住者は、5人以上のグループで集まることが禁止されています。
この法律は「オンタリオ州の緊急事態管理および市民保護法」に基づいて発令されており、少なくとも緊急事態宣言が延長されている5月29日(金)まで有効です。
3. コロナウイルス感染者は14日間の自主隔離が必要
photo from Frank Gunn(The Canadian Press) via CTV News
- コロナウイルスの検査が陽性と診断された
- コロナウイルス感染の疑いがある
- 診断結果を待っている人と密接な接触をした
場合、自宅で14日間の自主隔離をしなければなりません。
4. 海外からの帰国者は2週間自主隔離
photo from Jonathan Hayward (The Canadian Press) via CityNews
日本からカナダに来る人や海外からカナダに帰ってきた人は、連邦政府の命令により2週間自主隔離をする必要があります。
5. 必要不可欠でない業種のビジネスは営業してはならない!
photo from Laura Howells via CBC
園芸店や小売店など、徐々に限定的に営業再開が始まってはいるものの、政府から指示の出ていない「必要不可欠でない業種」のビジネスは、依然として営業は許可されていません。
6. 緊急に住宅を必要とする以外の短期レンタル活動は禁止
photo from David Donnelly via CBC
Airbnbなどの短期住居貸し出しなどのサービスは厳しく禁止されていますが、ホームレス・ハウジングやシェルターなどの緊急時の短期住宅のサービスは例外として許可されています。
7. シェルターなどでも原則2メートル以上のソーシャルディスタンスが必要
photo from CP24
シェルターや介護施設などで使うベッドでも、2メートル以上の距離を開ける必要があり、2段ベッドの上段は使用できません。
8. チームスポーツの禁止
photo from MLB.com
野球やサッカーなどのチームスポーツを専用のスタジアムなどでプレーすることは禁止されています(同世帯の家族は除く)。
しかしテニスやサイクリング、ジョギングなどの他人と接触する機会の少ない個人で楽しめるスポーツは許可されており、屋外スポーツ施設や多目的フィールドを利用できます。
9. 遊具などの公園の施設は使用禁止
photo from Toronto Star
5/23(土)から公園の使用許可が出たものの、依然として遊具、プールなど、黄色のテープで封鎖されている区域にはすべて立ち入り禁止です。
もし守らなかった場合どうなる?
公共の場でのソーシャルディスタンスが守られていなかった場合、$1,000の違反金、最高で$5,000の罰金を課される可能性があります。
photo from Michael Wilson via CBC
また上記の
- 5人以上の集まり
- 公園の使用
- 禁止されている不必要な業種のビジネス
- 短期レンタル事業の無断営業
に違反した場合$750から$10万ドルの罰金と、最長1年の懲役を課せられるという厳しい措置が取られます。
徐々に公園やお店がオープンしてきたにしろ、まだまだ気を抜けない状況が続いています。
みなさんもこのソーシャルディスタンスをしっかり守って、一緒にコロナウイルスを乗り切りましょう!