そうだ、車から観よう!ゴッホ展、動物園、音楽ライブなど観覧イベント開催へ

  

5月19日にオンタリオ州は緊急事態宣言の何度目かになる延長を発表。5人以上の集合を禁止する措置を継続しています。
この状況の中、毎年トロントの夏の風物詩になっている大きなイベント、プライド・パレード、カリビアン・カーニバル、期間限定遊園地CNEの開催の中止も決定しています。
今年の夏の多くの楽しみを奪われてしまった、トロントっ子の私たち。

しかし、そんな中でもなんとかソーシャル・ディスタンシングを維持してのイベント開催が出来ないかと考え抜いた末に、いくつかのイベントが「車から観る」という発想に至りました。
そこで、現在発表されている車で楽しめる観覧イベントをご紹介します!

ヴァン・ゴッホ展

イマーシブ・ヴァン・ゴッホ展
photo from Immersive Van Gogh Exhibition

ヨーロッパの人気クリエイターたちが手掛ける注目の展示が、ゴッホ作品をテーマにしたプロジェクションマッピング展示イベント「イマーシブ・ヴァン・ゴッホ展」7月1日から開催されるこの展示は、ゴッホの傑作と言われる4作品が巨大に映し出され、その作品の世界に空間ごと入ってしまうという試みのものです。
この展示を手掛けるクリエイター達は、同じコンセプトで別作品展示をパリで行い、200万人を動員しています。今回はゴッホをテーマに、彼らの新しい企画としてトロントを皮切りに世界中で行われる予定です。

この新型コロナウィルス拡大状況の中でも楽しんでもらおうと考え出されたのが、「車から観る」というスタイル。そして、車からだけでなく、人数を制限しての入場で歩いて観覧も可能です。チケットは時間と日にちを限定しており、5月19日現在に出ている車用チケットの期間(6月18日〜28日)分の車専用チケットは完売済みです。
ただし、今後も限定された期間が発表される予定なので、次の期間のウェイティング・リストに名前を登録しておくことができますよ。

【チケット料金】車専用:$94.99 歩き専用:平日$34.99/土日$39.99 (各チケット料金に加え$5のチケット購入手数料が加わります)
チケット購入先(※左に表示されている時間制限のないチケットは購入できないようになっています。)
【開催場所】Toronto Star Building(住所:1 Yonge Street)
【イベント公式Web】vangoghexhibit.ca

トロント動物園のシーニック・サファリ

トロント動物園車でツアー
photo from Toronto Zoo

トロント動物園でも、車に乗って園内を見て回るサファリツアーを5月23日から開始します。
このツアーは、自分の車に乗ったまま、普段は飼育員達が利用している動物園内の裏側の道路を45分かけて巡るもの。園内のWifiにつないで、ポッドキャストから飼育員による解説ガイドを聞くことができます。


photo from Toronto Zoo via Instagram

これまでは一般公開されていなかった裏側の道路を通れる、ある意味、この状況だからこそ体験できる貴重なツアー。もしかしたら、この春生まれたばかりの赤ちゃんキリンを見られるかもしれませんね。ぜひ家族で参加して、動物たちの様子を観察してきてくださいね。

【チケット料金】2人以下乗車車両:$44 3人以上の乗車車両:$59 (車両サイズは高さ9フィート・幅7フィート以下)
※チケット販売開始は、5月22日(金)から。
【開催場所】Toronto Zoo(住所:2000 Meadowvale Rd, Toronto)
【イベント公式Web】torontozoo.com/scenicsafari

ドライブ・イン・シアターで音楽ライブ

トロントを拠点に活動するオルタナ系バンド、July Talkが先週発表したのが、トロントのドライブ・イン・シアターで8月12日・13日に行うライブ。様々なライブやコンサートがキャンセルされている中で、音楽ファンにとっては嬉しいニュースです。
巨大な駐車場にスクリーンを配置し、車に乗ったまま映画が鑑賞できるドライブインシアターは、まさに北米らしい歴史ある映画文化のひとつですが、2000年代から急速に廃れはじめ、現在は少なくなっていて、トロント近郊にも数箇所しかありません。
July Talkは現在、そのライブ準備を進めているとのことで、具体的にどこのドライブ・イン・シアターかや、チケット販売等については今後発表予定とのことです。
気になる方は、ぜひメルマガに登録して、アップデート情報を得ておくようにしてください。

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