ドレイク全米NO.1ヒットの新曲MVで公開の約100億円のトロントの大豪邸とは?

  

カナダ・トロント出身のミュージシャン・ドレイク(DRAKE)の新曲『Toosie Slide』(トゥーシー・スライド)が全米の音楽チャートで一位を獲得し話題に!

コロナウィルスで自粛ムードのカナダに明るいニュースが飛び込んできました。

今回のヒットには、ミュージックビデオが撮影されたドレイクの大豪邸が「別世界過ぎるステイ・ホームだ!」と話題に。

また、ヒットの裏には曲中のある”ダンス”が大きく関わっているようです。

いったいどんな曲なのか、早速チェックしてみましょう!

新曲が米Billboard HOT100でNO.1ヒット


photo from Drake official site

ドレイクが2020年4月3日にリリースしたニューシングル『Toosie Slide』が、アメリカで最も権威ある音楽チャートと言われるBillboard THE HOT1001位を獲得(4月20日現在)。

同時に、Billboardチャートの歴史に名を刻む形となりました。

Billboard史上で男性初の快挙!

全米のストリーミング数やラジオのオンエア数、セールスデータを含めたチャートで1位を記録した本作。

この曲の成功でドレイクはBillboard HOT100において計3曲が1位を獲得した初の男性アーティストとなりました。

そのため、Billboardのウェブサイトでは、1995年から1997年までにHOT100で計3曲の1位獲得を達成したマライア・キャリーと並ぶ存在となったと伝えています。

MVで超豪邸をバーチャル訪問

photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

こちらがドレイク『Toosie Slide』の公式ミュージックビデオです。

この映像は、コロナウィルスの影響下で静まり返るトロント市内のリアルな様子を映し出して始まります。


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

ロジャースセンターやクイーン・ストリート・ウエスト、ユニバーシティ・アベニューなど、トロントのおなじみの風景から人々の姿が完全に消えさっています。

そして30秒ほど経ったところで、ゆったりとしかし緊張感を漂わせたイントロと共に目元以外を衣服で覆ったドレイクが現れます。


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

その出で立ちはまるで、コロナウィルスの感染から身を守るようです。

彼は、曲に乗りながらエントランスと思しき空間を歩きます。

カメラが彼のあとを追うとそこには……、想像を絶する豪邸が広がります!


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

そう、これが総工費約100億円をかけた面積約50,000平方フィートあると言われるトロントのドレイクの自宅です!!

彼の机の上には、今年1月に事故で亡くなったコービー・ブライアントのユニフォームが。

壁にはポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルによる毛沢東や、人気ラッパー、スヌープ・ドッグの肖像などが飾られ、ドレイクの人となりが分かるような装飾品が部屋を埋め尽くしています。


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

こうして曲が進むにつれ、グランドピアノのあるリビングらしき部屋や大理石のキッチン、パーティールーム、室内プール、花火が打ち上がる庭園などドレイクの豪邸をバーチャル探索できるこれらの映像は本作ヒットの大きな要因と言えそうです。


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

映像の最後には彼の豪邸全体が映されますが、そのスケール感に思わず圧倒されます! 

ぜひ一度、最後までご覧ください。

ファンがニヤリとする歌詞にも注目


photo from Drake – Toosie Slide Offical Music Video

曲全体を通して何度も繰り返されるメインコーラスとサブコーラスでは、以下のような”ダンス”に関する歌詞が頻繁に現れます。

「It go right foot up, left foot, slide~」
(右足を上げ、左足はスライドして~)
「I could dance like Michael Jackson~」
(俺はマイケル・ジャクソンみたいに踊れる)

このように、ドレイクは「みんなで踊ってみてくれ」と言わんばかりにこのダンスの踊り方を詳しく説明します。

また、「俺はマイケル・ジャクソンのように踊れる」とラップする彼ですが、ファンならこの言葉にピンとくるはず。

というのも実は、2015年の作品『Hotline Bling』のミュージックビデオでドレイクがダンスを披露したところ、「踊りがダサ過ぎる!!」とネット上で大きな話題になりました(詳細はコチラの記事へ)。

photo from Drake – Hotline Bling Offical Music Video

そのため、ドレイクがダンスについて歌うのはある種の”自虐ネタ”のような面白さを含んでいます。

こうした少し笑えるような歌詞からは、「こんな時でも楽しく踊ろう」というポジティブなメッセージを感じさせます。

なお、曲中には

Heard a lot about you, but we don’t know for real
Next time, guarantee the truth’ll get revealed
(お前のことはよく聞くけど、本当に知ってるわけじゃない
次回、真実が明らかになることを保証する)

といった、解明が難航するコロナウィルスを暗示するような意味深な歌詞も含まれています。

リリース前からSNSで大ブーム?

今回のヒットの裏にはあるダンサーたちが大きく関わっています。そのヒントはタイトルにもある「Toosie」という言葉。

直訳すると幼児語で「あんよ」などと訳せますが、実はこれインスタグラムなどで大人気のダンサーToosieのこと。

https://www.instagram.com/p/B-nqErTpLsf/?utm_source=ig_web_copy_link

ローリングストーン誌によると、ドレイクは本作のリリースにあたり曲はほぼ来ていたものの、コロナウィルスの影響でミュージックビデオの撮影は中断。

そこで、もともと本作のビデオに出演予定だったTikTokなどのSNSで人気のダンサー、Toosie、Hiii Key、Ayo、Teo(それぞれがプロデューサーおよびアーティストである)4名に連絡を取り、振り付けを依頼し急遽映像制作を進めたようです。

彼らはドレイクの連絡から1時間弱ほどで作ったダンスを動画にし提案したところ、ドレイクは大満足! 早速彼の楽曲制作チームへ共有したそうです。

https://www.instagram.com/p/B-VWEyqpjQ8/?utm_source=ig_web_copy_link

当初、このダンスに名前がなかったため、いつからかToosieの名前にちなんで曲名・ダンス名として『Toosie Slide』と呼ばれるようになったとか。

そして、楽曲制作チームは大胆にも正式リリース前にダンサー達がドレイクに提案した際の動画をTikTokで公開!

結果、SNS上では#toosieslideというハッシュタグが生まれ、以下の動画のように自宅で過ごす人々がダンスを真似しSNSへ投稿するという大ブームが生まれ、今回の大ヒットへ繋がったようです。

@asapgoku

i love my family ❤️?

♬ Toosie Slide – Drake

@chantellepaige

Pregnant in pjs learning the new ##ToosieSlide ##clonesquad

♬ original sound – officialayoteo

リリース延期の危機もあったなか、SNSなど複数のメディアを巧みに使いこなし今回の記録を打ち立てたドレイク。

今後のドレイクのさらなる活躍を、カナダだけでなく世界中の人々が楽しみにしています。

ドレイクのバイオグラフィー


photo from Drake Official Facebook Site

生年月日:1986年10月24日
出身:カナダ・トロント
フルネーム:オーブリー・ドレイク・グラハム(Aubrey Drake Graham)

カナダ、トロント出身のミュージシャン。カナダの人気ドラマ『Degrassi: Next Class』に出演し人気を博す。2006年以降、本格的に音楽活動を開始。2010年、デビュー・アルバム『Thank Me Later』をリリースし、いきなり全米チャート1位を獲得。以降、アルバムが8作連続で全米1位を獲得。過去に3度のグラミー賞を受賞する。総資産は100億円を超えると言われ、音楽以外にアパレル等も手がける。

新たなムーブメントにチャレンジしよう!

世界中で外出が自粛される一方、現代人はSNSなどのインターネットツールにより距離や時間を気にせず気軽に誰かと繋がれます。

ドレイクが生んだ2020年最大のヒットとなるポテンシャルを秘めた本作は、こうした時代背景を色濃く映し出し、今後のエンターテインメント業界のありかたに大きな影響を与えるかもしれませんね。

なにより、運動不足の解消や自宅から世界と繋がるコミュニケーションツールとして、#toosieslideのブームに乗って踊ってみるのも楽しそうです。

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