オリビア・チャウ氏がトロント市長に当選。中国系カナダ人として初、女性市長としては3人目

  

102人が立候補し、候補者の中に犬も入っているなど、話題となったトロント市長選挙。

6月26日に開票となり、女性政治家のオリビア・チャウ氏(66)がトロント市長に選出されました。

CBCによると、トロント市史上3人目の女性市長で、さらに初の中国系カナダ人のトロント市長となります。

オリビア・チャウ氏は香港で生まれ、13歳のときに両親とともにトロントへ移住。St. James Townで暮らし、メイドとして働く母親が一家を支えていました。(父親は精神疾患のため働くことができなかったとのこと)

1985年の選挙で初当選し、トロント教育委員会(Toronto Board of Education)の委員を 6年間務めた実績があります。また、1991年にはアジア生まれの女性として初めてメトロトロント市議会議員(Metro Toronto Councillor)に選出されました。

オリビア・チャウ氏は市長として、トロントをより手頃な価格で生活ができ、安全で思いやりのある都市にしていくことを目標に市長選挙に臨みました。

公式サイトからオリビア・チャウ氏の公約をいくつかピックアップしてみました。

  • トロント市所有の土地に 25,000 戸の新しい賃貸住宅を建設できるようにすることで、トロントの住宅危機の解決に貢献
  • 危機の際に人々が必要な支援を確実に受けられるように、コミュニティ危機チームを市全体に拡大し、911の待ち時間を改善
  • ホームレス状態の人々を支援する市のアプローチを強化
  • 建物を気候変動に対応させる計画
  • 公共交通サービスを大幅に改善し、高速かつ信頼性の高いものにする取り組み
  • 家族が重要なコミュニティ拠点にもっとアクセスできるように、平日の図書館営業時間を拡大し、トロント公共図書館が日曜も含めて年中無休で開館
  • 新しい交通機関の建設などの建設プロジェクトを推進する際には、必ず地域福利厚生協定を通じて地元の良好な雇用を確保するよう努める

CBCによると、トロント市職員の情報ではオリビア・チャウ氏が7月12日に市長に就任する予定であるとのことで、正式な選挙の最終結果は遅くとも水曜日までに出る予定だと述べました。

ちなみに月曜日の夜の勝利演説は上の動画で観られます。

スピーチの中で、「トロントは希望の場所です。二度目のチャンスがある場所です」「セント・ジェームス・タウンからの移民の子供が新しい市長として目の前に立つことができる街。」「トロントは私のような人間が成長できる場所でした。」と語っています。

また、「最初の仕事は手頃な価格の住宅計画に注力することだ」とのことです。

(犬を含めて)101人のライバルを破って勝利したオリビア・チャウ氏の今後に期待したいですね。

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