カナダ西部、ジャスパーの建造物の3分の1が大規模な山火事で焼失。募金情報

  

大規模な山火事により、カナダ西部アルバータ州でよく知られている観光地でもあるジャスパー(Jasper)が現在大きな被害を受けています。住民と観光客(推定約2万5,000人)は既に避難しています。

今回の山火事により、ジャスパーの西側とミエット・アベニューの南東が最も大きな被害を受けていて、全体として火災は推定36,000ヘクタールを焼失。

ジャスパー国立公園による7月26日の投稿によると被害の調査は進行中ですが、町内の被害は約30%と推定されていて、町内の全1113棟の建物のうち、358棟が破壊されたとのことです。

ただ、強風や厚い雲と煙などが原因で、正確な境界の測量が困難となっているとされています。

ジャスパーのRichard Ireland市長は7月26日(金)に記者団に向けて、「家と生計を失った人々が混在する悲しい・困難な状況になるだろう。」「感じる痛みは、言葉では言い表せないほどです」と述べ、住民が家に戻るタイミングはまだ決まっていないことにも触れました。

アルバータ州のDanielle Smith州首相は、住民は少なくても数週間は自宅に戻れない可能性があると述べていて、政府はジャスパーと国立公園から避難した人々に対する避難補償プログラムを早急に進めている状況です。

「火災は依然として制御不能で、人々が戻るのはまだ危険です」と、Danielle Smith州首相は語っています。

マッチングドネーション情報

今回のアルバータ州の大規模な山火事によって被害に遭った方たちに寄付を考えている方に向けて、カナダ赤十字社を紹介します。

カナダ赤十字社への寄付金は、ジャスパーやアルバータ州のその他の被災地で被災した人々への即時および継続的な救援に使用されます。

カナダ政府とアルバータ州政府はそれぞれ、カナダ赤十字社の2024年アルバータ州火災救済募金にカナダ国民が寄付した1ドルごとに同額を拠出することを表明しています。いわゆるマッチングドネーションです。

つまり、皆さんが1ドル寄付すれば、合計3ドルが山火事の被災者を支援するために使われます。以下のリンクを確認してみてください。

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