セブン&アイHD、カナダのコンビニ大手から買収提案

  

既にご存知の方も多いかと思いますが、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂などが傘下にある日本の大手総合流通持株会社セブン&アイ・ホールディングスが、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタール社から買収提案を受けたことが分かりました。

セブン&アイ・ホールディングスのニュースリリースによると、アリマンタシォン・クシュタール社から内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていることは事実であり、今回の提案を検討するために独立社外取締役のみで構成される特別委員会を組成し、検討を開始しています。

スタンドアローン計画ならびにセブン&アイ・ホールディングスの企業価値を向上させる他の選択肢とともに、慎重かつ網羅的に、速やかに検討し、返答する予定とのことです。


photo from corpo.couche-tard.com

アリマンタシォン・クシュタール(Alimentation Couche-Tard Inc.)は、カナダのケベック州に本社を置く、大手のコンビニエンスストア企業。1980年にケベックで創業しました。

クシュタールの代表的なブランドは「サークルK(Circle K)」で、特に米国、カナダでもよく知られています。


photo from corpo.couche-tard.com

アリマンタシォン・クシュタールの店舗は31の国と地域で約16,700店舗以上を展開しており、そのうち約 13,100 店舗がガソリンスタンドを併設するなど、燃料を取り扱う店舗も多くあります。従業員の数はおよそ15万人で、特に北米、ヨーロッパ、そしてアジアにおいて強い存在感を持っています。

アリマンタシォン・クシュタールも今回の件で「セブン&アイ・ホールディングスに友好的な提案を送付したことを発表」というタイトルのプレスリリースを出しています。

その中で、「当社は、両社の顧客、従業員、フランチャイジー、株主に利益をもたらす、相互に同意できる取引の締結に注力しています。現段階では、合意または取引が締結されるかどうかは確実ではありません。当社は、合意が締結されない限り、または締結されるまで、セブン&アイとの協議に関するさらなる公式声明を発表する予定はありません。」と記しています。

カナダ在住者にとっても気になるニュース。今後新しい動きがあれば、またお伝えしたいと思います。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス
一部報道について

Alimentation Couche-Tard Inc.
ALIMENTATION COUCHE-TARD CONFIRMS FRIENDLY PROPOSAL SENT TO SEVEN & i HOLDINGS

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