2024年1月22日(月)、カナダ政府は留学生の数に上限を設けることを正式に発表しました。それにあわせて、Post-Graduation Work Permit Program(PGWP)についても資格基準が変更されることが明らかになりました。
1. 公立カレッジのプログラムを私立カレッジで受講する場合、卒業後のポスグラは無し
Breaking news re #InternationalStudents – Starting on Sept. 1, 2024 @CitImmCanada will stop issuing #PGWP to international students who graduate from programs provided under Public College-Private Partnerships
— Tamara Mosher-Kuczer (@TTRRMK) January 22, 2024
2024年9月1日以降、公立カレッジのプログラムを私立カレッジで受講開始する留学生は、卒業時にポスグラを取得する資格がなくなります。
カナダ政府によると、このプログラムは近年留学生の誘致において大幅な伸びを見せていますが、公立大学に比べて監督が不十分であり、卒業後のポスグラ取得に関して「抜け穴」として機能しているとのことです。
オンタリオ州では、公立カレッジのプログラムを私立カレッジが提供できるシステム「PCPP(Public College-Private Partnerships)」があり、こちらに該当するようです。
2. 修士課程およびその他の短期大学院レベルのプログラムの卒業生に3年間のポスグラ
修士課程(master’s)およびその他の短期大学院レベルのプログラム(short graduate-level programs)の卒業生には、間もなく3年間のポスグラを申請する資格が与えられるようになります。
現在の基準では、ポスグラの期間は個人の学習プログラムの長さのみに基づいていて、修士課程の卒業生が就労経験を積み、場合によっては永住権に移行するまでの時間が制限されるため、障害となっている状況が改善されます。
3.配偶者オープンワークパーミットのルール変更
今後数週間のうちに、修士課程(master’s)および博士課程(doctoral)プログラムの留学生の配偶者のみがオープンワークパーミットを取得できるようになります。
学部や大学プログラム(undergraduate and college programs)など、他のレベルの留学生の配偶者にはオープンワークパーミットが取得できる資格は無くなります。
例えば配偶者(妻)がカレッジに通って、その間は夫が働いて生活費を稼ぐといったことが今後難しくなりそうです。
Today, we announced that the Government of Canada will set an intake cap on international student permit applications to stabilize growth, for a period of two years. Details: https://t.co/3j30asJC3i
For 2024, the cap is expected to result in approximately 360,000 approved study… pic.twitter.com/wAJCAnB9UW
— IRCC (@CitImmCanada) January 22, 2024
本日発表になったニュース、現在留学している方やこれから留学を控えている方にとって不安になる内容も多かったかと思います。
ビザに関して何か相談したことがある方は、留学エージェントや移民コンサルタントに一度お問い合わせすることをオススメします。
1月26日(金)にはビザJPカナダによる無料セミナー「学校へ行って永住権」も開催されるので、気になる方はぜひ参加してみてください↓
本日の留学生に関する政府の発表で「今後カナダの学校へ行って永住権が取れるのかな・・・?」と考えている方も多いかと思います。
今週26日にビザJPカナダの無料セミナーが開催されるので、気になる方は参加してみてください。 https://t.co/WrJVRTNZYT— カナダ??トロント現地情報|LifeToronto(ライフトロント) (@LifeTorontoJP) January 22, 2024