対象者は?一回限りの500ドル支援。カナダ住宅給付金(Canada Housing Benefit)

  

2022年12月12日、カナダ政府は低収入の賃借人を対象としたカナダ住宅給付金(Canada Housing Benefit)を発表しました。

対象となる方は、1回限りですが 500ドルの支援が受けられ、既に申請が可能となっています。

カナダ政府のニュースリリースによると、上昇するインフレと高い生活費により、安全で手頃な価格の家を見つけることがさらに困難になっています。そのためカナダ政府は、支援が最も必要とされる賃借人を対象として、カナダ住宅給付金(Canada Housing Benefit)を発表したとのことです。

この新しい給付金を受け取るには、以下すべての条件を満たす必要があります。

  • 2021年の納税申告書(tax return)を提出していること
  • 2022年12月1日の時点で15歳以上であること
  • 税務上、2022年にカナダの居住者であること
  • 課税対象所得額が、個人の場合は 20,000ドル以下、世帯の場合は35,000ドル以下であること
  • 2022年(calendar year)に、2021年の課税対象所得額の少なくとも30%を家賃として支払っている
  • 2022年の住所と家主の連絡先情報を提供できること

もし自身が適格である場合は、Canada Revenue Agency を通じて、カナダ住宅給付金の申請を行うことができます。

申請者が初めて「My Account」に登録する場合でも、郵送でセキュリティコードを待つ必要は無いとのことなので、すぐに申請可能です。給付金の受け取りにダイレクトデポジットを選択した場合は、5営業日内に届きます。(1回限り)

My Account が無い人で個人情報や銀行情報を更新する必要のない申請者は、Web フォームを使用してオンラインで申請することもできます。

また、オンラインでの申請が難しい人は、CRA の新しい専用電話回線 (1-800-282-8079) に電話して申請することも可能とのことです。

申請後の検証プロセス中に、給付金の対象外であることが判明した申請者は、受け取った給付金を返済する必要があります。

ジャスティントルドー首相は今回の発表を受けて、13日にTwitterを更新。以下のように語っていました。

「約200万人の賃借人に朗報です。カナダの住宅手当の追加を申請できるようになりました。」「もちろん、これは住宅をより手頃な価格にするための私たちの計画の一部にすぎません。 私たちはまた、人々が最初の家を購入するための貯蓄を支援し、住宅の供給を増やし、投機を抑制しています。」

ということで、もし条件に当てはまる方がいたら、ぜひ申請してみてください。500ドルは助かりますよね。また、皆さんの周りにCanada Housing Benefitについて知らない方がいたら、ぜひ教えてあげてください。

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