【12月下旬から】全旅行者はカナダ到着前にPCR検査が必要に。短期旅行時も同様

  

カナダ政府は、感染性の高いオミクロン株の蔓延を食い止めるために、海外旅行者のテスト要件を増やすことを発表しました。来週12月21日(火)から、全ての旅行者はカナダに戻る前にPCR検査を受ける必要があります。

これにより、11月30日から適用となっていた「カナダ国外への短期旅行を行う際、完全にワクチン接種したカナダ人と永住者は、帰国時のmolecular testによるCovid-19陰性証明が必要無くなる」というルールは撤廃となります。(過去記事はこちら

Jean-Yves Duclos保健相は「12月21日の時点で、カナダ到着前の検査要件は、すべての期間の旅行に対して再び適用されます」と語りました。

連邦当局は、政府がカナダ各空港での到着の際の検査キャパシティを拡大し、11月30日の1日11,000人の航空旅行者の検査から、12月16日の時点で20,960人の検査に拡大したとのことです。

また、同日の発表で、カナダのアフリカ10か国からのフライトの渡航禁止令を取り下げることも明らかとなりました。これは、オミクロン株がすでにカナダに広まっているにもかかわらず、不必要に以下10か国を制限する必要性への批判が集まったことによる措置のようです。

南アフリカ(South Africa)
モザンビーク(Mozambique)
ボツワナ(Botswana)
ジンバブエ(Zimbabwe)
レソト(Lesotho)
エスワティニ(Eswatini)
ナミビア(Namibia)
ナイジェリア(Nigeria)
マラウィ(Malawi)
エジプト(Egypt)

こちらは今週12月18日(土)に禁止令が取り下げられます。Jean-Yves Duclos保健相は「現在の状況を考えると、この措置はその目的を果たしており、もはや必要ありません。」と語りました。

ということで、カナダからアメリカへの短期旅行を考えていた方の中で、プランをキャンセルする方も出てくるかもしれません。

ジャスティントルドー首相は、「休暇のためにカナダ国外に旅行することを計画している場合は、計画を変更してください。」と訴えていて、「オミクロン株が出現し世界中に広まった今、海外へのエッセンシャルでない旅行の時期ではありません。」と語っています。

また、オミクロン株と闘うためにも、カナダ人に引き続きワクチン接種の重要性を訴えています。早く状況が良くなることを願いましょう。

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