90.7%効果的。カナダ保健省、子どもへのファイザー製Covid-19ワクチンを正式承認

  

本日11月19日(金)、カナダ保健省は5〜11歳の子どもを対象にファイザー製のCOVID-19ワクチンを使用することを正式に承認しました。(Pfizer-BioNTech Comirnaty COVID-19 vaccine)

ファイザーのCovid-19ワクチンは2020年12月9日に16歳以上の人々での使用が最初に承認され、その後12〜15歳の子どもに承認されていましたが、今回の発表で、5~11歳までの子どもでの使用が初めてカナダで承認されたワクチンとなりました。

カナダ保健省によると、今回の承認は徹底的かつ独立した科学的レビューの元に行われたもので、5~11歳までの子どもに対するファイザー製ワクチンの利点がリスクを上回ると判断に至ったためのものです。

投与される量は12歳以上に許可された30マイクログラムより少なく、3分の1となる10マイクログラムを3週間の間隔を空けて2回投与されることとなります。

ただ、National Advisory Committee on Immunization (NACI) はワクチン接種の間隔を長くするとより強力な効果が出るいう証拠が増えているため、ワクチン接種の間隔を少なくとも8週間に増やすことを推奨しています。

カナダ保健省の臨床試験では、ワクチンを接種した5〜11歳の子どもたちは、同じファイザー製のワクチンを受けた16〜25歳の効果に匹敵するものが示されたとのこと。

また、ワクチンは5〜11歳の子どもたちのCOVID-19を予防するのに90.7%効果的であり、深刻な副反応は確認されなかったそうです。

カナダ保健省とカナダ公衆衛生庁は、このワクチンの安全性を引き続き注意深く監視し、安全性の懸念が特定された場合は措置を講じるとのこと。今回の件で子どもたちがより安全に暮らせるようになるといいですね。

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