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60年ぶりに再び!トロント⇔デトロイト間のアムトラック鉄道が開通?

  

アメリカ全土を繋ぐ長距離鉄道アムトラック。この路線のひとつとして、トロント⇔デトロイト路線が開通する可能性がでてきました。
実現すれば、この路線が開通するのはなんと60年ぶりです。

アムトラックとは


photo from Amtrak via Facebook

アメリカ政府が出資し、1971年に発足した長距離旅客鉄道会社アムトラック※は、現在はカナダ3州とアメリカ46州の北米全土の500ヶ所をつないで、毎日300便が運行している鉄道です。

※正式名称は全米鉄道旅客公社(National Railroad Passenger Corporation)


photo from Amtrak

トロントから現在運行しているのは、メイプル・リーフ線と呼ばれる、ナイアガラやバッファローを経由するトロント⇔ニューヨーク間を結ぶ路線です。

photo from Amtrak

デトロイト⇔トロント路線が新たな予算案に

アムトラックは、各路線の改修やサービス向上のために、すでに18億ドル(日本円でおよそ2,000億円)にのぼる予算を2020年まで分として確保していますが、今回、2020年10月から始まる新しい会計年度のために、アムトラックがアメリカの議会に追加で必要な予算案を提出しました。
その中に盛り込まれたのが、「デトロイト⇔トロント路線の再開」です。


photo from Amtrak

アムトラックのスポークスマンは、
「アムトラックは、サービスとネットワークの向上、最新化を図るために新設地を調査しています。シカゴ(ミシガン北部)⇔デトロイト⇔トロントの路線は、そうしたサービス向上のひとつに確実な路線のひとつとして見ております」
と話しています。

復活すれば60年ぶり


photo from Amtrak

デトロイト⇔トロント間の直通路線は、過去にアムトラック創業以前の1967年まで存在していたので、もしデトロイト⇔トロント路線が復活するとなると、およそ60年ぶりの開通。
トロントはすでにバスや飛行機などで、デトロイトとは密接につながっていますが、今回のアムトラック新路線が現実化すれば、さらに両都市が経済的に繋がりやすくなり、互いの発展にも拍車がかかりそうです。

今後もこの路線開通の進行について、LifeTorontoでも注目していきたいと思います!

引用:
Amtrk Webサイト
Amtrak General and Legislative Annual Report & FY2020 Grant Request
CBC:Amtrak ‘sees promise’ in Detroit-Toronto corridor

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