トロントといえば、映画産業が盛んな街としても知られていますよね。街を歩けば至るところで映画の撮影現場を見かけることがあります。そして毎年9月にはトロント国際映画祭(TIFF)で賑わいます。
※今年のトロント国際映画祭の記事:2017年 トロント国際映画祭(TIFF)で上映される邦画まとめ8つ!
しかし!
映画祭はTIFFだけではないんです!ロサンゼルス、ニューヨークに次ぎ、大きい映画制作市場を誇り、同じく映画産業さかんな西のバンクーバーと並んで、東の「ハリウッド・ノース」とも呼ばれるトロントでは、毎月たくさんの映画祭が開催されているんです!
その中でも今回は、11月に開催の映画祭を5つご紹介します!
目次
Reel Asian International Film Festival
リールアジアン国際映画祭
まずはこちら。1977年に設立されたこのリールアジアン国際映画祭は、11月9日(木)〜11月18日(土)までの10日間に渡ってトロントの各地で映画の上映会やワークショップ、パーティーなどが催されます。アメリカ、カナダを始め、世界各国に住む東アジア、南アジア、東南アジア人制作による映画を鑑賞できます。田中麗奈、浅野忠信がW主演するの「幼な子われらに生まれ」や、菅田将暉主演の「帝一の國」などの日本の映画もたくさん上映されるみたいですよ〜!
チケット価格はこのようになっております。
photo from Reel Asian Film Festival
European Union Film Festival
欧州連合映画祭
こちら欧州連合映画祭(EUFF)主宰のトロント最大規模を誇るヨーロッパ映画祭。11月9日(木)〜11月23日(木)までの15日間開催されます。「ヨーロッパ映画の卓越性、革新性、多様性を反映する映画祭」をモットーにしており、国内外で受賞歴のある24ヶ国のヨーロッパ映画を鑑賞することができます。
こちらはなんと、無料で見ることができます!また、$10寄付することで座席の予約もできます。
Regent Park Film Festival
リージェントパーク映画祭
photo from Regent Park Film Festival
2000年に設立されたリージェントパーク映画祭は、11月15日(水)〜11月18日(土)までの4日間開催される、先住民や移民が多く暮らす地域「リージェントパーク」で開催される無料の映画祭であり、リージェントパークの住民に関する自主制作映画を上映することを目的としています。映画の内容は主に、移民、貧困問題、都市開発、文化的アイデンティティーなどといった問題をテーマとした作品を多く取り扱っています。今年はワークショップも開催されるようです。
注意
このエリアは非常に治安の悪い場所ですので、お出かけの際には十分注意してください。
Pomegranate Film Festival
ポメグラネイト映画祭
photo from Pomegranate Film Festival
Pomegranate(ポメグラネイト) とは日本語でフルーツの「ザクロ」のことです。このかわらしい名前の映画祭は、世界中から寄せられたアルメニアに関する映画を上映し、アルメニア人の才能を育て、コミュニティーで交流することを目的とした、アルメニア映画祭なんです!2006年から設立され、今年で12回目を迎えるこの映画祭、今年は11月15日(水)から19日(日)までの5日間開催されます。なぜザクロかというと、ザクロはアルメニアのシンボルとも言えるフルーツなんだそうです!
チケットは日付や学生またはシニア料金になどまちまちですが、$5から発売されています。詳しくはチケットのページをご覧ください。
Blood in the Snow Canadian Film Festival
ブロッド・イン・スノウ カナダ映画祭
photo from Blood In The Snow Film Festival
最後にご紹介するのはこちら。ホラー好きには是非オススメの映画祭。映画祭のタイトルからして恐ろしいですね〜!この映画祭、カナダ全土のアマチュアディレクターによるホラーやアンダーグラウンド系の自主制作映画が、11月23日(木)〜11月26日(日)の4日間に渡って全10回上映されます。
こちらのサイトによると、10回全ての上映会に入場できるフェスティバル・パス(前売り$75・通常$85)の他、通常チケット(前売り$11、当日券$13)などが用意されています。
皆さんの興味を引く映画祭は見つかりましたか?
各公式ウェブサイトは随時更新されますので、チェックをお忘れなく!
それではみなさんも、映画の街トロントで思う存分映画を堪能しましょう〜!