トロントのシーザー好きの皆さん～！

2019年5月16日(木)は「シーザーの日(National Caesar Day)」！

カナダに来たばかりの方はまだ知らないかもしれませんが、上の写真にある赤い飲み物を「シーザー」といいます！

今回はシーザーの日を記念して、「シーザーが生まれた歴史」と「お家でつくれる簡単レシピ」をお届けします。

 

カナダ発祥のカクテル「シーザー(Caesar)」の歴史

シーザーは1969年のカルガリーで誕生

シーザーはカナダのアルバータ州カルガリーでウォルター・サリン・チェルさんによって1969年に生み出されたカクテルです。

当時、カルガリー･インというホテル（現在は「ウェスティンホテル」という名前）のレストランオーナーだったウォルターさん。

ある日、新しくオープンするイタリアンレストランのためにカクテルを創作するように頼まれたことがすべての始まりでした。

 

イタリア料理に合うものを

ウォルターさんは「イタリアンレストランのカクテルだから、イタリア料理に合うものにしたい」と考え、約3ヶ月もの間、試行錯誤。

「スパゲティ・ボンゴレ・ロッソ(↑)」にヒントを得て、以下の材料をミックスしたカクテルが完成しました。

 

シーザーの名前の由来

名前の由来は、ローマ皇帝から。イタリア料理に良く合うカクテルであることから、名前を拝借したそうです。

ちなみにシーザーには「ブラッディ・シーザー」との別名もあります。
これは完璧なカクテルをつくろうと試行錯誤しているときに、ウォルターさんのレストランの常連客にサンプルを提供したところ、
 

 

と言われたことから付いた名です。

日本でも人気のカクテル「ブラッディ・メアリー(血まみれのメアリー)」と名前もスタイルもよく似ていますが、ブラッディ・シーザーは「めちゃくちゃ(旨い)シーザー」的な意味合いだったんですね。

 

Mott’sのクラマトジュース発売

photo from Mott’s

ちなみに、シーザーが生まれた頃と同時期にアメリカのMott’s社で、ハマグリエキスとトマトジュースを混ぜた「クラマト（Clam + Tomato）ジュース」が開発されました。

このクラマトジュースの流通により、誰でも簡単にシーザーが作れるようになったことも人気になった理由の一つかもしれませんね。このパッケージ、皆さんも一度はスーパーで見たことがあるのではないでしょうか？

 

Mott’sによるシーザーのトリビア知識

★いつカナダの公式カクテルになったの？

photo from Mott’s

2009年にカナダのオフィシャルカクテルと認定されました。

 
★アメリカでシーザーをオーダーすると？

photo from Mott’s

カナダのカクテル、シーザーを知らないアメリカ人にオーダーするときには気を付けた方がいいかもしれません。シーザーサラダが出てくるかも。 

 
★カナダ人の年間シーザー消費量

photo from Mott’s

カナダでは1年の間に3億9,800万杯のシーザーが消費されるとのこと。ちなみに、カナダの人口は約3,500万人です。(2019年5月現在では約3,700万人に増加しています)

 

自分でつくってみよう！簡単シーザーレシピ！

photo from Mott’s Clamato Caesar

ということで、シーザーといえばMott’s社！

今回はMott’s社が紹介しているクラシック・シーザーの簡単レシピをご紹介します！(以下、写真はこちらの動画「Mott’s Clamato Caesar Cocktail – The Classic Caesar」より参照)
 

手順1. コップのフチにレモン汁を付ける

手順2. セロリソルトもコップのフチに付ける

手順3. コップいっぱいに氷を入れる

手順4. 各材料を入れていく

手順5. ライムとセロリを添えて完成！

たったこれだけでクラシックスタイルのシーザーが完成！
 

 

最後に：2019年は5月16日(木)がシーザーの日！

いかがだったでしょうか？

2019年5月16日(木)はシーザーの日なので、当日はオシャレなバーやレストランのパティオなんかでカナダ生まれのカクテルを飲んでいる方がいつもより多いかもしれません！

また、今回紹介したレシピでクラマトジュースをトマトジュースに変えればブラッディ・メアリーもつくることができるので、ぜひこちらも試してみてくださいね～！

皆さん、シーザーの日だからって飲みすぎは禁物ですからね！そわ(・ω・*)(*・ω・)そわ　←今から飲みたくて仕方ないLifeTorontoスタッフ