カナダ、2024~2026年の移民計画を発表。2026年の新規移民数は50万人目標

  

本日 2023年11月1日、カナダのマーク・ミラー移民・難民・市民権大臣は 2024-2026 Immigration Levels Plan を発表しました。

カナダ政府は、移民はカナダ経済を推進&将来の成長を促進するとし、カナダが人口の高齢化と医療、運輸、住宅建設などの主要分野における深刻な労働力不足に直面し続ける中、イノベーションを促進し経済を成長させ地元の企業やコミュニティを支援するには移民が不可欠と記しています。

今回発表された計画は、住宅、医療、インフラなどの分野での圧力とバランスをとりながら、経済成長を支援するように調整されているとのことです。

カナダ政府は2024年に48万5千人(カナダの現在の人口の 1.2% に相当)、2025年に50万人の新規移民を受け入れることを以前にも掲げていましたが、2026年はカナダの労働市場の拡大は続けながら、新規移民を2025年と同じ50万人で安定させる方針を掲げています。

政府はまた、来年にかけて一時滞在者の受け入れ数を再調整する措置を講じる予定とのことです。

政府のニュースリリースにある移民受け入れ計画のハイライトは以下となります。

  • 経済成長に引き続き長期的に重点を置き、2025年までに永住者の 60% 以上をeconomic class に割り当てる
  • 世界中の人道的および地政学的危機に対応することにより、カナダ政府の人道支援活動を支持
  • ケベック州外のフランス語圏コミュニティを支援するための新しいフランス語圏移民目標。この目標は、2024年に総移民の6%、2025年に7%、2026年に8%に相当。(ケベック州外のフランス語圏コミュニティを強化し、カナダ全土のフランス語圏少数派コミュニティの経済的繁栄を確保することが目的)

マーク・ミラー移民・難民・市民権大臣は、「新規移民数を安定させることで、住宅、インフラ計画、持続可能な人口増加を適切に考慮する必要があると認識しています。この計画を通じて、私たちは人道主義の伝統を維持し、フランス語圏の移民を支援し、パートナーとのより協力的なアプローチを開発しながら、カナダ経済を成長させるための適切なバランスをとっていきます。カナダは引き続き新規移民を歓迎し、彼らの新しい生活を確実にサポートしていきます。」と語っています。

ちなみに2015年の新規移民受け入れ目標数は30万人以下2021年に40万5千人以上の移民を受け入れて歴代移民記録を更新し、その後も受け入れ数が増加しています。2026年は2025年と同じ50万人という数字ですが、昔より多くの移民を受け入れる姿勢であることには変わりはありません。

カナダの人口は2022年に記録的な100万人の増加を果たし、今年初めには合計で人口4,000万人の大台も超えています。この流れで、カナダ移住を希望する多くの人の夢が叶うことを願います。

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