トロント交通局(TTC)と、TTCの電気、通信、信号担当職員約700人を代表する労働組合 CUPE Local 2が、5月18日(月)午後、暫定合意に達したことが分かりました。
TTCは以前、5月16日の期限までに合意に至らなければ、CUPE第2支部の組合員をロックアウトする意向を組合に伝えていましたが、この暫定合意は週末から月曜日にかけて交渉が続けられた末に成立しました。
Statement from #TTC CEO Mandeep S. Lali on reaching a tentative agreement with CUPE Local 2.
“This afternoon, the TTC and CUPE Local 2 reached a negotiated tentative agreement.
From the outset, our priority has been to reach an agreement that is fair to employees, aligned with…
— TTC Media Relations 📰🚌🚋🚈 (@TTCNewsroom) May 18, 2026
TTCのCEOであるMandeep Lali氏は、SNSへの投稿で、今回の暫定合意について「1年間の橋渡しとなる合意」だと説明。「従業員、利用者、そして市にとって、当面の確実性をもたらすもの」と述べました。
また、Lali氏は、この合意により、FIFAワールドカップ期間中の交通運行に向けた安定性も確保できるとしています。
もう一方で、CUPE Local 2 の Sumit Guleria会長は、今回の暫定合意について、「組合員の努力の結果だ」とコメントしました。
「組合員は交渉過程を通して強い結束力を保ち、暫定合意に達したことを大変嬉しく思います。この団体協約は、トロントの公共交通機関を毎日支えている約700名の熟練労働者の努力と連帯の賜物です。組合員が交渉の場で成し遂げた成果を誇りに思うとともに、交渉期間中、乗客や市民の皆様からいただいたご支援に感謝いたします。」と述べました。

交渉期間中、TTC側は法的にロックアウト可能な状態にあり、組合側も法的にストライキ可能な状態にありました。そのため、交渉の行方によっては、TTCの運行や保守業務に影響が出る可能性が懸念されていました。
交渉では、賃金の引き上げや安定した勤務スケジュールなどが主な争点になっていたとされていますが、暫定合意の詳細については、組合員による批准が行われるまで公表されません。TTC側でも、TTC理事会による批准が必要になるということです。
今回の暫定合意により、TTCの電気、通信、信号担当職員約700人によるストライキの可能性は回避される見通しです。トロントでのFIFAワールドカップ2026開催を控える中、公共交通の安定運行に向けて前進した形となりました。
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