
オンタリオ州政府は、労働者保護と競争力強化のため、2026年10月1日より最低賃金を引き上げます。これにより、州内の70万人以上の労働者が恩恵を受けることになります。一般最低賃金で週40時間働く労働者は、年間約728ドルの賃金増加が見込まれます。
オンタリオ州では、最低賃金を毎年10月1日に消費者物価指数(CPI)に合わせて見直す仕組みがあります。州政府のニュースリリースには「労働者の収入を支え、世界的な経済不安の時代においてオンタリオ州の競争力を維持するバランスの取れたアプローチ」と記されていました。
2026年10月1日から以下のように最低賃金が改定となります。
現在:$17.60 → 新:$17.95/時給
学生(Student Minimum Wage)
※18歳未満・28時間以内勤務
現在:$16.60 → 新:$16.90/時給
在宅労働者(Homeworkers)※年齢は関係無し
現在:$19.35 → 新:$19.70/時給
ハンティング・フィッシング・ウィルダネスガイド
※週28時間未満しか働かない18歳未満の学生、または学校の休暇中に雇用されている学生は含まない
5時間未満勤務:$88.05 → $89.75
5時間以上勤務:$176.15 → $179.50
オンタリオ州政府によると、最低賃金労働者の約35%は小売業、24%は宿泊・飲食サービス業に従事しているとのことで、最低賃金で働く人にとっては嬉しいニュースです。
ただ、OLWN(Ontario Living Wage Network)が算出した「実際に暮らしていくために必要な賃金=Living Wage」(2025年11月発表)を見ると、Greater Toronto Areaの場合、その額は時給27.20ドルでした。
ちなみに、この変更によってオンタリオ州の最低賃金はカナダで2番目に高い州最低賃金となります。
労働・移民・訓練・技能開発大臣のデイビッド・ピッチーニ氏は、「最低賃金をカナダで高い水準に引き上げることで、州政府はオンタリオ州の労働者の懐を潤し、経済不安の中で家族を支え、企業が計画と成長に必要な安定性と予測可能性を提供します。」と述べています。

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