3月からの水際対策緩和詳細。カナダ⇒日本へ入国・帰国の場合、最短3日の待機期間へ

  

既にご存知の方も多いかと思いますが、日本政府は2月24日、3月以降の水際対策の緩和について詳細を発表しました。厚生労働省のページによると、2022年3月1日午前0時より水際措置が変更となります。

まずはじめに、2月24日掲載の「水際対策上特に対応すべき変異株等に対する指定国・地域について」というPDFファイルの中で、カナダ全土が「検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機、入国後3日目の検査が求められる国・地域」に指定されていました。

なので、カナダは「指定国・地域」に該当します。


photo from mhlw.go.jp

それを踏まえて、以下の外務省の新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(本年3月以降の水際措置の見直し)から情報を確認してみてください。

1. 入国後の自宅等待機期間の変更

(1)指定国・地域からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加未接種者について、検疫所が確保する宿泊施設での3日間待機を求め、宿泊施設で受けた検査の結果が陰性であれば、退所後の自宅等待機を求めないこととします。

(2)指定国・地域からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加接種者について、原則7日間の自宅等待機を求めることとした上で、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。

(3)指定国・地域以外からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加未接種者について、原則7日間の自宅等待機を求めることとした上で、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。

(4)指定国・地域以外からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加接種者について、入国後の自宅等待機を求めないこととします。

2. 入国後24時間以内に自宅等待機のために自宅等まで移動する場合に限り、自宅等待機期間中であっても公共交通機関の使用を可能とします。

3. オミクロン株以外の変異株が支配的となっていることが確認されている国・地域を別途指定する場合には、当該国・地域からの帰国者・入国者については、自宅等待機等の期間を14日間とします。

4. 外国人の新規入国について、受入責任者の管理の下、観光目的以外の新規入国を認めます。

5. 措置の詳細は、以下の別紙を参照してください。
別紙「水際対策強化に係る新たな措置(27)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdf2/0224_27.pdf

引用:新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(本年3月以降の水際措置の見直し)

ということで、1の(4)にあるように、アメリカなど3月1日から指定国・地域に含まれていない国在住の場合かつブースター接種済みであれば、入国後の自宅等待機が0日間になります。(有効なワクチン接種証明書を入国時の検疫で提示する必要あり。3月1日から指定解除になる国はこちらから確認できます)

カナダから日本に帰国・入国する場合は、1の(1)と(2)が該当し、ブースタ接種を受けているかどうかで流れが変わります。

ブースター未接種の場合

1. 3日間待機 at 検疫所が確保した宿泊施設
2. 3日目の退所時に宿泊施設で検査を受ける
3. 陰性なら退所(自宅待機も無しでOK)


photo from mhlw.go.jp

ブースター接種済の場合
(3回接種していることが確認できる証明書を保持している必要があり、入国時の検疫で提示します)

1. 原則7日間の自宅等待機(入国後24時間以内に自宅等待機のために自宅等まで移動する場合に限り、公共交通機関の利用OK)
2. 入国後3日目以降になれば、自主的に検査を受けられるようになる
3. 検査結果が陰性ならその後の自宅待機無しでOK
(自主的に検査を受ければ最短3日間で待機期間終了で、検査を受けないことを選択する場合は7日間の待機)

※陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出て確認が完了すれば、待機期間終了です

ちなみに、3日目以降に受けた検査の結果が出るまでに数日を要する検査機関もあるとのことなので、検査を受ける場合は事前に検査結果が分かるまでの時間を確認してみてください。

また、陽性者、濃厚接触者となった場合は、自宅等での待機期間の短縮の対象とならないので、注意が必要です。

長い間日本へ一時帰国できていないというカナダ在住者の方も多いと思います。今後より規制がより緩和されるといいですね。

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