【障がい者や高齢者・先住民コミュニティへの支援を強化】最近カナダ政府から発表された支援策4つ

  

連日のようにカナダ連邦政府から新型コロナウイルスの影響を受ける国民を助ける多くの支援策が発表されていますが、「毎日行われる会見やニュースを見るのに疲れて、最近は最新情報を追わなくなってしまった」という方もいるかもしれません。

そこで今回は、ここ最近カナダ政府から発表された支援策4つをまとめて紹介します。

 

1.障がいのある方に向けて一度限り $ 600 の支援金を給付

ジャスティントルドー首相が、新型コロナウイルスの影響で多くの障がいを持つカナダ人が課題を抱えていることを考慮して、一度限りの 600ドルの支援金を給付することを発表しました。

有効な障がい者税額控除証明書(Disability Tax Credit certificate)を持つカナダ人が対象です。

また、カナダ政府は新型コロナウイルスの影響で景気が後退した際に障がいのある方が失業する可能性が高いことも認識しており、障がいのあるカナダ人が良い仕事を得て、なおかつ維持できるような支援も行います。

 

2. 対象の高齢者へ一度限り非課税の300ドルの追加支援

カナダ政府は高齢者の方たちが必要とするサポートを確実に受けられるように、Old Age Security を受け取っている方を対象に300ドルの追加支援金の給付を発表しました。

また、保証所得補足制度(Guaranteed Income Supplement)の対象者は、さらに追加で200ドルの給付が予定されています。

これらの給付金は、7月の第2週に給付される予定です。

 

3.年間22億ドルの連邦インフラ資金を6月に一括投入し、地域経済の活性化を図る

カナダ政府は、国民の健康と安全に焦点を合わせ続けると同時に、小さな街から都市部に渡る国中の経済を再開し、給与などの条件がよい雇用を創出するための対策も行っています。

カナダ政府はコミュニティをできるだけ早く支援するために、年間22億ドルの連邦インフラ資金を6月に一括投入します。2020-21年度に予定されていた額の全てを6月に投入することで、雇用の創出も含め、コミュニティによる迅速な地域経済の再開を支援することができます。

また、カナダ政府は州や準州と協力してこの継続的な協力の一環として、自治体をさらに支援する方法を検討しています。

ちなみに、サマージョブを探している方は政府のジョブバンクページをチェックしてみてください。

 

4.カナダ先住民コミュニティへの支援を強化

新型コロナウイルスの影響により、先住民のコミュニティ、特に郊外に住む人たちが多くの課題に直面しているとして、カナダ政府は5月21日に新たに 7,500万ドルの支援金を先住民コミュニティに投入することを発表していましたが、5月29日に先住民コミュニティへの支援をさらに強化することを発表しました。

上のジャスティントルドー首相のツイートには、以下が触れられています。

・公衆衛生とメンタルヘルスのリソースへのアクセスを改善すること
・家族が食料品の代金を支払い、収入を得るのを助けること
・暴力から逃れる女性と少女のための新しいシェルターへ資金を提供すること

ということで、以上になります。
今後もカナダ政府からの支援策が発表されたら、またLifeTorontoでお伝えします。

カナダ政府のニュースリリース一覧はこちらから
https://pm.gc.ca/en

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