冬のトロントは氷点下の日が続くこともあり日照時間も短いので、屋内にとどまりがちですよね。そうした季節は、気分に影響を与えやすく憂鬱になる人も。
特に、トロントに来たばかりの人にとっては、環境の変化もともなって心に不調をきたすこともあるようです。

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今回はバンクーバーとトロントで日本語医療通訳サービスを行っているTransMedさんに、心の不調になりやすい原因や症状ついて教えていただきました。

なにがきっかけて心の不調が起こるの？

進学や就職、転職や転勤など、慣れない新しい環境は心の不調を起こす原因となることがあります。
同様に、留学やワーホリ、海外勤務などでトロントに来る人にとって新しい海外での生活は、何もかもが新鮮で胸が踊る一方、環境や気候・文化のギャップ、言葉の壁、仕事や学校、ホームステイでの悩みなどなど、落ち込んだり不安になったり、せっかくの海外生活を楽しめなくなることも。

こんな症状は心のサイン

心の不調は様々な症状を引き起こします。いつもと心や体の様子が違うなと気になったら、それは不調のサインかもしれません。

心の不調を起こさないために

心の不調を起こさないように普段のライフスタイルにも気をつけておきましょう。下記は、気分の落ち込みを防いだり軽減するために効果的です。

リラックスの時間
ストレスが多い環境の時こそ、普段から心をリラックスさせる時間をつくりましょう。トロントでは、アロマテラピーやヨガ、瞑想などリラックスするための様々な活動もあります。ぜひそういった情報を見つけて、自分で試してみるのもいいでしょう。

楽しみを見つける
トロントでは演劇やコンサート、アートフェスティバルなど文化的なイベントも数多くあります。また、カーリングやスケートなど冬のアクティビティも盛んです。そうした自分なりの楽しみを見つけて気持ちを切り替える時間をつくるのも大切です。

友達や家族と話をする
トロントで新しく出来た友人や、電話やオンラインで日本の家族や友人と話しをするのも心を軽くする方法のひとつ。楽しい会話はハッピーホルモンを脳内に生み出しストレスを解消させると言われています。

軽い運動やスポーツ
定期的にランニングをしたりジムに通ったり、体を動かす事は気持ちをリフレッシュするのにとても効果的です。トロントには、たくさんのスポーツジムもあり、公園や街中で走るランナー達も多く見かけます。普段の生活で定期的に体を動かす時間をつくるようにしましょう。

心の不調を感じたら

心の不調を感じたら、悪化する前に早めにクリニックを受診することが大事です。症状に応じて、抗うつ薬・抗不安薬・睡眠導入剤や鎮静剤などが処方されたり、身体的な病気の可能性も考えて検査がおこなわれたりします。また、こうした症状にとても有効なのが心療カウンセリング。
お薬の服用を始める前、または服用と同時に平行して、カウンセリングを受けるよう医師からすすめられることもよくあります。

日本語で受診できる心療カウンセラー

バンクーバー在住の日本人心療カウンセラー、ユキコ・マツピソット先生は、Skypeでのオンライン・カウンセリングもおこなっているので、トロントからでも気軽に相談できます。日本語で受診可能なので、バンクーバーをはじめカナダに住む多くの日本人のカウンセリング経験を持ち、頼れる存在です。
ウォークインクリニックでカウンセリングの紹介状をもらったら、ユキコ先生のカウンセリングも海外旅行保険でカバーされる場合があります。
※紹介状なしでもカウンセリングを受けることはできます(費用は自己負担)。

もし心の不調で困っていたら、まずはクリニックに相談してみましょう。
※※海外旅行保険に加入した後に初めて始まった症状であったり、過去数年以上同じ症状での通院歴がなければ、クリニック受診費やカウンセリング受診費も保険対象となる場合があります。詳しくは保険会社にお問い合わせください。
心も体も健康に、トロントでの生活を楽しんでくださいね！