【野菜ソムリエが厳選!】押さえておきたいカナダのりんご5つ。

  

突然ですが、「りんご好きですか!!!?」

ぼくは大!大!大!大好き—-!!!!でございます。

そもそも西洋のことわざには「An apple a day keeps the doctor away(1日1個のリンゴで医者要らず)」というものがありまして、ビタミンCカリウムといった栄養価の高い果物としてずっと昔から愛されてきたんですね。

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ちなみにみなさん、世界全体でリンゴの品種は何種類あると思いますか?
実は、2,000種類以上(!)あるといわれています。

その中でも世界3大品種といわれているのが、「レッド・デリシャス(Red Delicious)」「ゴールデン・デリシャス(Golden Delicious)」、そしてなんと我ら日本が誇る「ふじ(Fuji)」。特にふじは世界一生産量の多いりんごとして君臨しています。なんだか嬉しいですよね。

 

ということで今回はぼくが今までカナダで食べてきたりんごの中でも「特にコレ!!!」というものを厳選してご紹介します。

そこでまずは基礎から!美味しいりんごの見分け方を簡単に図でお伝えしますね。

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簡単ですね!
なかなかこれだけの条件が全て揃っているりんごを見つけるのは難しいのですが、基本的にこの4つを頭に覚えておけば、不味いりんごを買う心配はもう要りません!(鮮度の悪いりんごは表面がしなびてたり、柔らかくなったりしているので気をつけてくださいね。)

また、表面がベトベトしているりんごに出合ったことがありませんか?
そのベトベトを「農薬?」と思って敬遠している人がけっこういらっしゃるのですが、実はそのベトベト、りんごの内面から出た「ろう物質」でして、これが果皮全体を覆って果実が乾燥するのを防いでくれているんです。

さらにこのベトベトは熟した証拠でもあるんですよ。なので、こういうりんごを買う場合はすぐに食べるのがベスト。購入の際にぜひ気にしてみてくださいね。

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それではお待たせいたしました。

カナダで手に入る5つの厳選オススメりんごをひとつずつ紹介していきたいと思います。これを読めばきっとあなたのお気に入りが見つかるはず!評価の星はあくまで個人的なものなので、参考程度にしてくださいね。
※今の時期だと手に入らないものもありますので、予めご了承ください(´・_・`)

 

 パリッとした歯ごたえ!甘味と酸味のバランスが絶妙!
①アンブロシア(Ambrosia)

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主な用途 : 生食
出回り時期 : 9月下旬から1月下旬まで
評価 : 歯ごたえ ★★★★☆ / 甘味 ★★★★☆ / 酸味 ★★★☆☆

噛んだ瞬間パリッ!という爽やかさ。そのあと口いっぱいにブワッと広がるのはたまらないほどのジューシーさ!
みつのような甘味が口の中でとろけます。ハチミツ大好きな某くまのPさんもこのりんごを一口食べれば目をガッ!!と見開いてしまうような甘さです。

さらに切っても変色しにくいという特徴がありまして、サラダにぴったりなのです。最近ぼくはサラダほうれん草なんかの上に、薄くスライスしたこのりんごと小さく切った乾燥デーツをのせて食べるのにはまっています。

実はBC州生まれのりんごでして、ただいま世界中で人気急上昇中なのであります。

 

 黄金の輝き!黄金の味わい!期待の新品種!
②オーロラ・ゴールデン・ガラ(Aurora Golden Gala)

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主な用途 : 生食
出回り時期 : 10月上旬から3月上旬まで
個人的評価 : 歯ごたえ ★★★★☆ / 甘味 ★★★★☆ / 酸味 ★★★☆☆

りんごの食べ比べをしていたとき、このりんごだけダントツでイイ感じだったのを覚えています。

特に酸味の強いものばかり食べた後だったためか、このりんごの美味しさはもはや天使。お口の中がもう小さな天国。小鳥もさえずります。

パリッとした食感が好きな人は必ず気に入るでしょう。たまにが入っているものもありますよ。
貯蔵されることによってより味わいが深まるりんごでして、11月から翌年3月までその美味しさを楽しむことができます。

 

 いつでも手に入る極上の酸味は他の追随を許さない!
③グラニー・スミス(Granny Smith)

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主な用途 : 生食 / 調理
出回り時期 : 一年中
評価 : 歯ごたえ ★★★☆☆ / 甘味 ★☆☆☆☆ / 酸味 ★★★★★

カナダでは生食に向いているりんご「デザートアップル(Dessert apple)」調理に向いているりんご「クッキングアップル(Cooking apple)」と呼んでいるみたいなのですが、グラニースミスクッキングリンゴのひとつです。

生で食べたらこんな凛々しいイケメンも
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酸っぱくてこうなります。(※あくまで想像ですが)

酸味の強いものが好きな人にはむしろぴったりのりんごで「そのまま生で食べるのが好き。」という人も実はけっこう見受けられます。
しかしながらこの酸っぱさはやっぱりデザート作りに最高!日本だと「紅玉」という赤りんごが調理用として人気なのですが、秋の一定期間しか手に入らないんです。
で!も!カナダなら

グラニー・スミスは年中手に入っちゃいます。サンキューカナダ!なので、

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コンポートだったり(皮にたくさん栄養や風味が含まれているのでぼくは捨てない派です。)

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ジャムだったり(皮にたくさん栄養や風味が含まれているのでぼくは捨てない派です。)

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焼きリンゴだったり(オーブンに入れたまま放置していたら見事に壊滅した写真をのせておきますね。※味はばっちりですよ。)ぼくもりんごのデザートが大好きなのでこんな感じで日々つくって楽しんでいます。もちろん使うのはグラニースミス♪
さらにこの品種もカット後変色しづらいりんごで、サラダに適している品種であります。ステキ。

 

 大きくて、美味しくて、なんだかとってもお得な気分!
④ハニー・クリスプ(Honey Crisp)

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主な用途 : 生食
出回り時期 : 9 月下旬から1月上旬
評価 : 歯ごたえ ★★★☆☆ / 甘味 ★★★★★ / 酸味 ★★★☆☆

カナダのりんごって日本と違ってけっこう中ぐらいのサイズのものがよく売られているのですが、基本的にこれはビッグサイズなので、食べ終えた後の満足感も大です!

その名に恥じないみつのような甘さ歯ごたえの良さはカナディアンの心を掴んで離しません!ぼくの友人のカナディアンも「りんごはハニークリスプじゃなきゃ嫌!」なんて贅沢を言っています。

ちなみに同じくカナダで手に入るマッキントッシュりんごやデリシャスりんごよりも品質が優れているといわれる高評価のりんごであります。出回り期間が約3ヶ月と他のりんごよりちょっと短めです。

 

 香り良し、味良し、見た目良しのフランスりんご!
⑤テンテイション(Tentation Apple)

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主な用途 : 生食 / 調理
出回り時期 : ニュージーランド産のものは6月から12月頃まで(カナダ産のものはおそらく10月中旬から2月頃までです)
評価 : 歯ごたえ ★★★★☆ / 甘味 ★★★★☆ / 酸味 ★★★★☆

ぼくはまだ残念ながらカナダ産のものは見たことがないのですが、このりんごは果皮の美しさもさることながら、クリーミーな果肉に甘味と酸味がちょうどいいバランスで共存していまして、一口噛んだ後はもうその日の嫌なことも全部吹き飛んでしまいそうな、そんなパワーがあります。一度食べたら忘れない味わいなんです。

生で食べるとその味わいはもちろん最大限に楽しめるのですが、クッキングにも適しておりまして、煮崩れしにくい品種となっています。

 

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ということで以上が今オススメの5種になるわけですが、それ以外にも世界3大品種の「レッド・デリシャス」と「ゴールデン・デリシャス」も人気ですし、「ガラ」という品種の赤りんごもお店ではいつも大量に陳列されているほど人気の品種。

そして日本で主要の3品種「ふじ(パリッとした歯ごたえでとってもジューシー)」「王林(香りと甘味が強く、酸味が少ない品種)」「ジョナゴールド(歯ごたえが柔らかめのものが好きな人にオススメ。酸味が他の品種より少し強めなので調理にも!)」もカナダでは手に入りますのでご安心ください。(時期によります。八百屋さんとかに行って聞いてみてくださいね。)

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ほんとにたくさんのりんごがお店にドカーン!と陳列されているのがりんご天国カナダでして、それを見ているだけでも楽しいのですが、やっぱりどうせ買うなら新鮮かつ自分に合ったりんごを買いたいですよね。
ぜひこの記事が皆さんのりんごライフを少しでもお助けができたなら幸いです。

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