オンタリオ州政府は2026年10月13日、州北西部の一部地域でサマータイム(夏時間)を恒久化する方針を発表しました。
対象となるのは、ケノーラ(Kenora)など、隣接するマニトバ州と同じ時間帯を歴史的に採用してきた地域です。
It’s unanimous, we’re not changing our clocks.
Please see my statement below: https://t.co/3VjbPECrxY
— Greg Rickford (@GregRickford) October 13, 2026
この変更が実施されれば、対象地域では2026年11月1日(日)に予定されている冬時間への切り替えが不要となり、年間を通じて同じ時刻を使用することになります。
ただし、トロントを含むオンタリオ州東部は今回の対象外です。
なぜオンタリオ州の一部地域でサマータイムが恒久化されるの?
今回の方針は、隣接するマニトバ州の動きに合わせたものです。
After listening to the views of Manitobans on seasonal time changes, Manitoba will remain on daylight saving time (DST) permanently. https://t.co/flCXgoJeG0 https://t.co/SePCEKL532
— Manitoba Government (@MBGov) September 17, 2026
マニトバ州政府は2026年9月17日、2026年11月1日からサマータイムを恒久化する計画を発表しました。
これを受け、オンタリオ州政府も、歴史的にマニトバ州と同じ時間帯を採用してきた州北西部の地域について、時間帯の整合性を維持する方針を示しました。
州境を越えて活動する企業や住民にとって、時間帯が異なることは、業務や日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
今回の変更によって、以下のようなメリットが期待されています。
医療サービスの利便性向上: 医療機関の予約やサービス提供の時間調整が容易になる
旅行・移動の円滑化: 州をまたぐ移動や交通機関の利用時に、時差を意識する必要が減る
地域社会への影響軽減: 家族やインディジネスコミュニティなどの日常生活への混乱を防ぐ
オンタリオ州政府によると、今回の方針は、インディジネスの指導者を含む地域社会との協議を重ねた結果、幅広い支持を得て決定されたものです。
オンタリオ州政府で先住民政策、経済的和解、北部地域の開発などを担当してきた政治家Greg Rickford氏は、「恒久的な夏時間への移行について地域全体で満場一致の支持が得られました。この決定を共に行うにあたり、オンタリオ州北西部の皆様を支援できることを、政府として誇りに思います。」と語っています。
“Our engagement was robust, everybody had a chance to chime in on where this should go, and the results were crystal clear: not one poll, formal or informal, went under 90 per cent in favour of going along with Manitoba’s decision and sticking with daylight savings time permanently.”
https://t.co/S6Vu4JWheN
— Greg Rickford (@GregRickford) October 14, 2026
11月1日から何が変わる?トロントは引き続き年2回の時計変更

通常、カナダのサマータイム採用地域では、3月に時計を1時間進め、11月に1時間戻します。(※カナダ西部のBC州の大部分は今年から恒久的な夏時間を採用)
しかし、今回の変更が予定どおり実施されれば、オンタリオ州北西部の対象地域では、2026年11月1日に時計を1時間戻す必要がなくなります。
一方、トロント、オタワなど東部時間帯に属する地域では、引き続き年2回の時計変更が行われます。2026年11月1日(日)には、通常どおり時計の針を1時間戻す必要があります。
トロントを含むオンタリオ州全域でのサマータイム恒久化はあるの?
実はオンタリオ州では、2020年に州全域でサマータイムを恒久化するための法律「Time Amendment Act, 2020」が成立しています。ただし、この法律はまだ施行されていません。
州政府は、ケベック州やアメリカ・ニューヨーク州など、隣接する地域との時間帯の調整が重要だとしています。特に、貿易、株式市場、放送などの分野では、時間帯の違いが大きな影響を及ぼす可能性があるためです。
そのため、今回の北西部の一部地域での変更が、直ちにオンタリオ州全域でのサマータイム恒久化につながるわけではありません。
今後、トロントを含む州全域で時計の変更が不要になる日が来るのか、引き続き注目したいところです。
オンタリオ州政府・2026年10月13日
Ontario Moving to Permanent Daylight Saving Time in Parts of Northwestern Ontario


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