トロントから行けるカナダの有名な観光地といえば、
ナイアガラの滝!!
トロントから約2時間とアクセスしやすく、毎年世界中から1,300万人以上もの観光客が訪れるといわれるこの大迫力の滝は、一生のうち一度は見ておきたい人気の観光名所です。
そこで今回はそんなナイアガラの滝の見どころや行き方、おすすめのアトラクションなど、ナイアガラの滝を思い切り楽しめる方法をたっぷりとご紹介します!
※新型コロナウイルスの規制もあるので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
目次
- ナイアガラの滝(Niagara Falls)とは?
- ナイアガラの滝の人気アトラクション
- テーブルロック・センター(Table Rock Centre)
- ナイアガラ・シティクルーズ(Niagara City Cruises)
- ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ (Journey Behind The Falls)
- スカイロン・タワー (Skylon Tower)
- ワイルドプレイ・ジップライン・トゥ・ザ・フォールズ (Wildplay Zipline to the Falls)
- ヘリコプター・ツアー
- ナイアガラ・パークス・パワー・ステーション(Niagara Parks Power Station)
- クリフトン・ヒル (Cliffton Hill)
- レインボーブリッジ (Rainbow Bridge)
- バタフライ・コンサバトリー(Butterfly Conservatory)
- お得に旅を楽しみたいならアドベンチャーパッケージがおすすめ!
- 夜は滝のライトアップ&花火!
- カジノを楽しもう!
- WEGOシャトルバスに乗って周辺を散策!
- グルメやショッピングも充実!
- 冬のナイアガラの滝は幻想的な雰囲気!
- ナイアガラの滝への行き方
ナイアガラの滝(Niagara Falls)とは?
photo from @niagaraparks via Instagram
ナイアガラの滝は、エリー湖とオンタリオ湖を流れるナイアガラ川にある滝で、カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州にまたがっています。
今から約1万2000年前に地形が形成され高さ50mの落差があるこのナイアガラの滝、日本ではアルゼンチンのイグアスの滝、ザンビア・ジンバブエのビクトリアの滝と並んで世界三大瀑布の一つとして知られているのは皆さんご存知の通り。
ホースシュー滝(カナダ滝とも)、アメリカ滝、ブライダルベール滝の3つの滝からなっており、一番大きなカナダ滝は670メートルもの幅があります。
photo from @niagarafallstourismcanada via Instagram
photo from @niagarafallsusa via Instagram
そんなカナダ滝の水量は、最大で毎分16万8,000㎥にもなり、アメリカ滝のなんと9倍!
毎分100万桶のバスタブがいっぱいになるほどという凄まじい量になります。
そのため、オンタリオ州の主要な電力源としても機能しているんですよ。
ナイアガラの滝の人気アトラクション
ナイアガラの滝は様々なアトラクションが目白押し!その中でも人気のあるものをご紹介します。
テーブルロック・センター
(Table Rock Centre)
photo from @niagaraparks via Instagram
ナイアガラの滝に着いたらまず最初に訪れたいスポットといえばここ。
ナイアガラの滝の観光案内所となっている建物です。
館内にはギフトショップや、レストランがあり、後述のアトラクション「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ」への入り口もありますよ。
展望台はカナダ滝の滝が落ちるすぐそばにあり、大迫力の滝の流れを間近で見ることができて写真撮影に絶好の場所となっています。
ナイアガラ・シティクルーズ
(Niagara City Cruises)
photo from @niagaracruises via Instagram
20分間にわたってナイアガラ渓谷、アメリカ滝、ブライダル・ベール滝、カナダ滝の景色を楽しむ人気のボートクルーズ。
ボートはカナダ滝の滝壺の前まで進み、大迫力のナイアガラの滝を目の前で楽しめます。
滝の水しぶきでびしょ濡れ必至なので、参加者にはポンチョを配布していますよ。
ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ (Journey Behind The Falls)
photo from Niagara Parks
滝の裏側から眺めを楽しめるアトラクション。
世界の淡水の5分の1もの量が滝壺に落ちるという迫力ある光景を楽しめますよ!
先述のシティクルーズ同様、ずぶ濡れになるので注意!
参加者にはレインポンチョが配布され、おみやげに持って帰れます。
冬季は、滝が凍っていて下部の展望台が封鎖されている場合は料金が割引になりますよ。
スカイロン・タワー (Skylon Tower)
photo from @skylon_tower via Instagram
滝壷からの高さ236m地点でナイアガラの滝の絶景が楽しめる屋内外の展望台があり、展望台に向かうエレベーター「イエローバグ」もガラス張りでできています!
12のギフトショップや滝を見渡せる2つのレストランなどがあり、夜はイルミネーションで彩られた美しい滝を見ながらロマンチックに食事が楽しめますよ!
ワイルドプレイ・ジップライン・トゥ・ザ・フォールズ (Wildplay Zipline to the Falls)
photo from Niagara Parks
アメリカ滝とカナダ滝に平行して設置された4本のワイヤーを67メートルの高さから滑車で滑り降りる、大迫力のワイルドプレイ・ジップライン。
ナイアガラ川の峡谷に沿った670メートルのジップラインは時速70キロ以上ものスピードが出て、ナイアガラの滝の絶景を楽しみながらスリリングな体験が味わえます!
ヘリコプター・ツアー
ヘリコプターで壮大な景色を上空から楽しんでみてはいかがでしょうか?
ナイアガラの滝ではナショナル・ヘリコプターズとナイアガラ・ヘリコプターズの2つの会社がヘリコプター遊覧飛行を執り行っています。
どちらも通常の遊覧飛行ツアーの他、ナイアガラの滝の真上で結婚式を挙げられるウェディングツアーや、ワイナリーのぶどう畑の上空を飛び、畑に着陸後にワインと食事が楽しめるワイナリーツアーも行っています!
ナイアガラ・ヘリコプターズは日本語にも対応していますよ!
ナイアガラ・パークス・パワー・ステーション
(Niagara Parks Power Station)
photo from Niagara Parks
1906年から100年に渡って実際に稼働していた水力発電所を、体験型のテーマパークに復元させたアトラクション。
当時使用されていた工芸品・機械の展示やインタラクティブなストーリーテリングが楽しめるほか、夜には壮大な3Dプロジェクションや音楽など幻想的な体験を楽しめるナイト・ショー、「カレント」が行われます。
クリフトン・ヒル (Cliffton Hill)
photo from Clifton Hill
ナイアガラの滝で一番賑わっている通りといえば、このクリフトンヒル!
通り全体がお化け屋敷やナイアガラの滝を上空から見ることができる観覧車、ローラーコースター、過去記事でもご紹介した、マリオカートさながらの4階建ての立体コースのゴーカート「ナイアガラ・スピードウェイ(Niagara Speedway)」などが楽しめる遊園地になっており、ギフトショップやレストランも充実しています。
夜の10時や深夜までオープンしているお店や施設が多く、たっぷり遊べますよ〜!
レインボーブリッジ (Rainbow Bridge)
アメリカとの国境をつなぐ橋。ここから歩いてアメリカに渡れます。
橋がかかっている川が、アメリカとカナダの国境になっており、アメリカ滝とカナダ滝を一度に見渡せる絶景スポットとなっています!
橋を渡る時にゲートをくぐると、一度入国審査をしなければ戻ってこられなくなるので注意!
レインボーブリッジを渡る際には必ずパスポートを持参しましょう!
バタフライ・コンサバトリー(Butterfly Conservatory)
photo from @niagaraparks via Instagram
たくさんの蝶と戯れることができる、蝶好きにはたまらない場所!
熱帯雨林を再現した、池や滝が設置された緑豊かな温室に2000匹を超える色とりどりの蝶が放し飼いになっています。
また蝶が幼虫からサナギ、成虫になる過程も観察できますよ。
ナイアガラの滝からは後述のWEGOシャトルバスで行けます。
お得に旅を楽しみたいならアドベンチャーパッケージがおすすめ!
ナイアガラの滝周辺を管理する政府機関「ナイアガラ・パークス・コミッション(以下ナイアガラ・パークス)」では、上記のアトラクションを含む3種類のテーマに合わせたお得なアドベンチャーパッケージも販売しています。
夜は滝のライトアップ&花火!
夜のナイアガラの滝も非常に幻想的!
夏季は毎日、そして冬の「ウィンター・フェスティバル・ライツ」期間中やその他特定の祝日には、ナイアガラ川の頭上に盛大な花火が打ち上がります。
photo from @niagarafallstourismcanada via Instagram
また滝のライトアップ・イルミネーションは年中を通して毎晩行われ、滝の水しぶきでより幻想的な風景になりますよ。
photo from @niagarafallstourismcanada via Instagram
カジノを楽しもう!
photo from Casino Niagara
ナイアガラの滝のすぐそば、カジノ・ナイアガラとフォールズ・ビュー・リゾートの2ヶ所でカジノができますよ〜!(カナダの場合)
photo from @fallsviewcasino via Instagram
photo from @casinoniagara via Instagram
1¢から$5までのスロットマシンやルーレット、ポーカーなどの本格カジノが24時間、年中無休で楽しめます。
19歳以上が対象です。必ずIDを持参してください。(21歳以下は写真付きIDが2つ必要です。)
WEGOシャトルバスに乗って周辺を散策!
photo from Niagara Parks
ナイアガラ・フォールズ市とナイアガラ・パークスが提供している、滝周辺の観光地をめぐることができるシャトルバス「WEGO」。
ナイアガラの滝のホテルから乗車でき、いろんな観光地にサクッと移動できてとっても便利!
24時間パス(大人 $9.00 / 子ども$6.00)と48時間パス(大人 $14.00 / 子ども$10.00)があり、5歳以下の子どもは無料となっています。
ブルーライン、グリーンライン、レッドラインの3つの路線があり、
- ブルーラインはホテル間の移動で主に利用したい方
- グリーンラインはナイアガラパークスのアトラクションをたっぷり楽しみたい方
- レッドラインはクリフトンヒル、アウトレットモール、リゾート地などのショッピングやスパなどで利用したい方
におすすめです。
photo from WEGO
どのラインも、テーブルロック・センターで乗り降りでき、ナイアガラの滝を間近で見られるナイアガラ・パークウェイを通りますよ!
ナイアガラ・オン・ザ・レイク・シャトル(夏季限定)
photo from @visitniagaraonthelake via Instagram
冬の間の非常に限られた期間でしか採れない、凍ったぶどうから作られる甘みのあるアイスワイン。
そんなアイスワインの産地として有名なナイアガラ・オン・ザ・レイクにも、夏季限定でWEGOシャトルバスが出ています!
1840年代に建てられた英国風の建物がそのまま残っているかわいらしい街並みのナイアガラ・オン・ザ・レイクには、19世紀の薬局をそのまま復元したナイアガラ薬局博物館などがあり、観光名所になっています。
photo from Niagara-on-the-Lake Chamber of Commerce
スーパーでも見かけるグリーブズ・ジャム&マーマレード(Greaves Jams and Marmalades)の本店もあり、そこでしか買えないアイスワイン・ジェリーなどの限定品やギフトセットなどを取り扱っていて、おみやげにぴったりです。
演劇の街としても知られていて、毎年7月から12月まで演劇の祭典ショー・フェスティバル(Shaw Festival)が開かれます!
また各地のワイナリーに足を運んで、ぶどう畑を見学したり、アイスワインを味わったりするのもいいですね。
photo from @visitniagaraonthelake via Instagram
ナイアガラ・オン・ザ・レイクへは、往復で大人$14.00、子ども$10.00となっています。
グルメやショッピングも充実!
photo from @niagaraparks via Instagram
ナイアガラは多くの観光客が訪れる場所。
気軽に食べられるファストフードから高級レストランまで、あらゆるジャンルの飲食店が揃っています。
ナイアガラの滝を間近に見ながら食事が楽しめるレストランも数多くあり、昼夜問わずロマンチックな雰囲気で食事を楽しめます。
またギフトショップやデューティーフリーショップ(免税店)、アウトレットモールも充実しています。
個人的におすすめなのが、カナダではナイアガラ・フォールズに唯一の店舗があるハーシーズ・チョコレート・ワールド!
某映画に出てくるようなアトラクション感満載のチョコレート工場ツアーや、体験型の4D映画のほか、ハーシーズやリースチョコレートなどのチョコレート・ワールドでしか買えない限定品、ハーシーズチョコレートを使ったデザート、夏季・冬季で異なるチョコレートミルクシェイクなどが味わえます。
冬のナイアガラの滝は幻想的な雰囲気!
photo from @niagarafallstourismcanada via Instagram
観光客で大いに賑わう夏のナイアガラもいいですが、真冬のナイアガラも幻想的な雰囲気になって、とてもきれいなんです。
冬は極寒で知られるオンタリオ州、ナイアガラ・フォールズ市も例外ではなく、冬は最高気温でも氷点下になることがザラ。
そんな極寒の中のナイアガラの滝は、滝の周囲に氷柱ができていたり、滝周辺も氷に覆われていたりで、まさに冬のワンダーランドとも言える風景になるんです!
1848年には一度だけナイアガラの滝が凍結して水が流れなくなってしまったことがあるそうです!
また「ウィンター・フェスティバル・オブ・ライツ」という街全体が光のアートになるイベントが開催されており、2022年は11月下旬から2月下旬まで開催されます。
photo from @winterfestivaloflights via Instagram
そんな幻想的な冬のナイアガラも、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ナイアガラの滝への行き方
トロントからナイアガラの滝への行き方はさまざま!ここでは主なアクセス方法について解説します。
メガバス
トロントの玄関口、ユニオン駅から直行で約2時間程度、$19.99という低価格で行けます。
GOトレイン
?Niagara GO train service returns?
Starting Aug 1, we’re reintroducing weekend train service between Toronto & Niagara Falls! Newly improved schedules help you safely discover the beauty of your own backyard. Start planning your journey here: https://t.co/fL17cblHRo pic.twitter.com/K0bUqq8nQm— GO Transit (@GOtransit) July 28, 2020
こちらもユニオン駅から所要時間約2時間。
週末と祝日に限り、上記のWEGOシャトルバスの2日間有効パス付きで、往復$25という格安のお値段で行くことができますよ。
車
photo from Tourism Niagara Canada
トロントから車で2時間で行けます。「アウトレット・コレクション・ナイアガラ」などの、WEGOシャトルバスで行ける観光スポット以外にも足を伸ばしたいという方におすすめです。
他にもカジノバスやVIA鉄道などで行く方法がありますが、新型コロナウイルスの影響で運休している場合もあります。
個人的に一番おすすめはGOトレインで行く方法です。
GOトレインでナイアガラの滝に行く方法については、過去記事でも詳しくご紹介していますのでチェックしてみてください。
以上、ナイアガラの滝を楽しむ方法を数々ご紹介しました。
2022年現在も依然として新型コロナウイルスの影響で、開催されないイベントやアクセス方法が制限されたりしていますが、多くの施設では営業を再開しています!
ナイアガラの滝に旅行に出かけた際はぜひ参考にしてみてくださいね!