
photo from metrolinx.com
トロントで長年にわたり建設が続いてきた大型交通インフラ「エグリントン・クロスタウンLRT(Line 5 Eglinton)」の開通日が2026年2月8日(日)になったことがTTCより発表されました。
当初予定から大幅に遅れていた同路線が、ようやく一般利用者を乗せて運行を開始する見通しとなりました。
15年に及ぶ建設、度重なる延期の末、Line 5 Eglintonが2026年2月8日運行開始
エグリントン・クロスタウンLRTは、トロント市内を東西に横断する全長約19kmのライトレール(LRT)路線です。
当初は2020年ごろの開業が予定されていましたが、建設上のトラブルなどが重なり、開業は何度も延期されてきました。
LifeTorontoでも2019年に以下の記事で取り上げていて、そのときは2021年開通予定とされていました。↓

(過去記事: 2021年開通予定!トロントの次世代型LRT新路線エグリントン・クロスタウン徹底解説)
トロント市民の間では「いつ完成するのか分からない路線」として象徴的な存在となっていましたが、今回ついに具体的な開通日が示された形です。
TTCとメトロリンクスは、2月8日からの実運行状況下で運行を微調整し、一貫性と信頼性の高いサービスを提供するということです。
導入サービス期間中(introductory service phase)、エグリントン・クロスタウンLRTは月曜~土曜は午前5時30分~午後11時まで、日曜は午前7時30分~午後11時まで運行する予定で、混雑時には約4分間隔、その他の時間帯は6~8分間隔で運行となります。
Metrolinxによると、トロントの東西を結ぶミッドタウンの交通網は、これまでより最大60%高速化します。
TTCによると、フルサービス開始後は、列車は毎日午前1時30分まで運行し、所要時間は約50~55分となる予定です。バスでの同等の移動には最大105分かかる場合があるということで、この路線の開通により、エグリントン・アベニュー周辺の公共交通アクセスは大きく改善される見込みです。
路線の概要
エグリントン・クロスタウンLRT(Line 5 Eglinton)は、以下のような特徴を持つ路線です。
- 路線長:約19km
- 駅数:25駅
- 区間:西のマウント・デニス(Mount Dennis)から東のケネディ(Kennedy)まで
- 運行形態:地下区間と地上区間を併用

photo from ttc.ca
また、ライト・レール・トランジット(LRT)という、次世代型の交通システムを採用しているところで、従来の車両よりも、より軽量化を図った次世代型。車両は最新式でバリアフリー設計で、振動や騒音が少なく、建設のコストも通常の地下鉄よりもおさえられるという特徴があります。
2026年2月8日、ついに運行開始へ
運行開始日は2026年2月8日(日)。TTCによると、2月8日(日)はエグリントン・クロスタウンLRTの利用が無料とのことなので、ぜひ運行初日に体験してみてはいかがでしょうか?西行きの始発列車はケネディ駅を午前7時30分に、東行きの始発列車はマウント・デニス駅を午前7時37分に出発します。
今後は最終的な安全確認や運行準備が進められ、トロントの公共交通ネットワークに新たな重要路線が加わることになります。
TTCのCEOによると、開業第1段階では24本の列車が運行され、後日28本に増便される予定です。また、開業当初は夜間運行時間が短縮され、バスはブルーナイトネットワークの運行開始まで午後10時~午前1時まで運行されるようです。
路線が全面開通すると、夜行バスの運行開始まで運行されることになります。
長年“未完成”の象徴のようになっていた(?)エグリントン・クロスタウンLRT。エグリントンが開通すればフィンチ・ウェストLRTと同様の問題に直面する可能性があるとも言われていますが、その完成は、トロントの都市交通の歴史において一つの大きな節目となりそうです。


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