邦画&アニメ作品初!「君たちはどう生きるか」トロント国際映画祭オープニング上映作品に決定

  

例年9月頃に開催される“アカデミー賞前哨戦”とも呼ばれるトロント国際映画祭(Toronto International Film Festival:通称tiff)が今年も帰ってきます。

第48回となる2023年は9月7日~17日開催となり、トロント各地の映画館で世界中の作品が上映されます。

今年はハリウッド俳優のストの影響で、レッドカーペットがどうなるのか気になるところですが、嬉しいニュースが入ってきました。それは・・・

なんと、日本で先日7月14日に公開されたばかりの宮﨑駿監督によるスタジオジブリ制作のアニメーション映画作品『君たちはどう生きるか』がトロント国際映画祭で上映されることが発表されました!!(※国際タイトルは「THE BOY AND THE HERON」(意訳:少年とサギ))

国際プレミア上映となるので、日本国外の観客がこの映画を実際に体験できる最初の機会となります。トロント最高っ!


photo from tiff.net

しかもtiffのニュースリリースによると、日本映画&アニメーション映画としても初めてのオープニング作品となるとのことです。

『君たちはどう生きるか』は、映画祭の初日となる9月7日に Roy Thomson Hall で上映される予定です。

TIFFの Cameron Bailey氏(CEO)は「映画界で最も偉大なアーティストの一人の作品で第48回トロント国際映画祭を開幕できることを光栄に思う」と述べています。

また、「日本ではすでに傑作として高く評価されている宮崎駿の新作は、喪失と愛の単純な物語として始まり、驚くべき想像力の作品へと昇華しています。 観客が自分自身でその謎を発見することを楽しみにしていますが、比類のない変革的な体験をお約束します。」とも語っています。

日本では宣伝がほぼ一切なかったにもかかわらず、2001年公開の「千と千尋の神隠し」の初動4日間の興収を超えたという今作、嫌でも期待が高まりますね。

過去にTIFFでは、『かぐや姫の物語』(2014年)、『風立ちぬ』(2013年)、『コクリコ坂から』(2011年)、『千と千尋の神隠し』(2002年)など、数々のスタジオジブリ映画が上映されていますが、今作の内容がトロント国際映画祭でどのように受け止められるのか、今から楽しみですね!

ちなみに以前の記事でもお届けしましたが、北米ではGKIDS が映画「君たちはどう生きるか」の北米版権利を獲得していて、2023年後半に北米で劇場公開の予定です。

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