photo from flyswoop.com
カナダ第2位の大手航空会社WestJetが、子会社である超格安航空Swoopの運航を終了予定であることを先日発表しました。(Swoopが運航する路線から撤退するのか、それともその路線がWestJet便になるのかは現状不明です)
WestJetによると、最近行われたパイロットとの契約の同意により、さまざまな航空会社のスタッフ全員を単一の旗印に統合することが可能になったとのことです。
同航空会社は、「労働協約での交渉に従い、WestJetグループは今後、Swoopとの統合に向けた取り組みを開始する」と述べています。
そのため、Swoopは10月末までにメインラインであるWestJetに完全に統合される予定です。旅行者への影響を考慮して、Swoopは10月28日まで運航し、その後Swoopの全従業員は WestJet に異動します。人員削減は予定されていません。
The second collective bargaining agreement between @WestJet and the Air Line Pilots Association (ALPA), the certified union representing WestJet and Swoop pilots, has been ratified by its membership. Learn more.
https://t.co/dlxOXFsT4R— WestJet News (@WestJetNews) June 9, 2023
Swoop は約5年前の 2018年6月に運行が始まり、超格安航空会社として注目を集めました。近年では、Flair / Lynx / Canada Jetlines などの競合の姿もありました。
WestJetの最高経営責任者(CEO) Alexis von Hoensbroech氏は、「今後も手頃な価格のオプションを提供し続ける」と述べていて、さらに「この統合により、より幅広いゲストにサービスを提供する能力が強化されるだろう」「わずか 16 機の航空機ではなく、180機の航空機が、超手頃な旅行からプレミアムな機内体験に至るまでオプションを提供します。」と語っています。
同氏によると、市場はかなり競争が激しくなっているものの、Swoopの統合は後退を意味するのではないとのことです。