皆さん、LifeTorontoで2020年に紹介したこちらの記事(↓)を覚えているでしょうか?
【トロント市公式発表】近未来型の自動運転シャトルバスが2021年の春に導入決定
トロント市がアメリカのローカル・モーターズ社と契約を結び、2021年春に導入予定とされていた近未来型の自動運転シャトルバスなのですが、少し遅れてついに2021年9月にトロントに到着しました!
到着後はシステムテストを経て、正確な移動ルートをプログラミングし、現在は路上テスト(一般の乗客無し)が行われています。
A new kind of temporary local transit service is coming to Scarborough:
✅ Convenient
✅ Safe
✅ Quiet
✅ Zero emissions
✅ AccessibleToday, residents are invited to see the shuttle in person and speak with members of the project team. Learn more: https://t.co/BQ6TzQMtsU pic.twitter.com/04TZrkmLWD
— John Tory (@JohnTory) September 25, 2021
そして既にご存知の方も多いかと思いますが、この自動運転シャトルバスの乗車チャンスがあるので、今回は一体このシャトルバスがどんなものなのか、運行ルートなどをまとめて紹介します。
目次
まずは今回導入された自動運転シャトルバスがどんなものか、West Rouge Automated Shuttle Trialプロジェクトについて解説
トロントにやってきたのは、世界初の3Dプリント自動運転バス「Olli」の進化系「Olli 2.0」です!
このプロジェクトは「West Rouge AV Shuttle Trial」と呼ばれ、トロント市、トロント交通局(TTC)、メトロリンクスが共同で立ち上げた一時的なものとなっています。
目的は自動車両がトロントの交通環境をどのように変えるかをよりよく理解するためとなっていますが、現時点でこのプロジェクトを永続的にしたり、自動シャトルの使用を拡大したりする意図はありません。
先日10月13日には、トロント市のYouTubeチャンネルでシャトルバスの魅力を紹介する動画がアップされていたので、シェアします。ぜひチェックしてみてください。
このシャトルバスには周囲の道路や交通状況に対応するためセンサーが付いていて、最高速度は約20km/hになるそうで、安全性を高めるために常に付き添い人が搭乗しています。
また、ゼロエミッションで静かな走行なのも特徴です。
運行ルートは?
トロント市南東のスカボロー・ウェストルージュ地区からGOトレインのルージュヒル駅までを結ぶ路線を、GOトランジットのスケジュールに合わせて運行されます。平日と週末でルートが異なります。
停留所は、ウェストルージュ地区、ウェストルージュコミュニティセンター、ルージュ国立都市公園で、自動運転のシャトルバスなので、すべての停留所に停車しますよ。
最高速度は約20km/hなので、一般車に比べるとかなり遅いかもしれませんが、あたたかく(?)見守りましょう。
自動運転シャトルバスに乗ってみたい人はどうすればいいの?
If you were wondering why weren’t live streaming today it’s because we’re on site learning about the West Rouge Automated Shuttle https://t.co/5OeAjgmywE pic.twitter.com/vrAuvKOm2O
— TPS Traffic Services (@TrafficServices) September 29, 2021
シャトルバスの利用は無料です。
自動運転シャトルバスに乗ってみたい人は、トロント市のウェブサイトから予約する必要がありますが、調べたところ10月20日時点でまだ予約システムが発表されていません。
トロント市によると、「旅客サービスを開始する準備ができたら、このWebサイトおよび他のチャンネルでもスケジュールの更新を提供します。」とのこと。
また、利用客を乗せたサービスは10月下旬 or 11月上旬に開始予定となっていましたが、以下のようにも記されていました。
ちなみにトライアル中は最大4人しか乗車できず、全員が同じ世帯である必要があるため、チャンスがけっこう限られているかも?
photo from toronto.ca
「絶対チャンスを逃したくない」という方は、トロント市の「West Rouge Automated Shuttle Trial」ページにある「Subscribe for e-Updates」から自身のEmailアドレスを登録してみてください。最新情報をいち早くゲットできるかもしれません。
一時的なプロジェクトということですが、冬の気象条件でも車両が対応できる場合は、2022年2月末まで運行する可能性もあるとのことなので、希望する方が全員この自動運転のシャトルバスを体験できるといいですね!
LifeTorontoスタッフも早く乗ってみたいのですが、皆さんはいかがでしょうか?