トロント市は10月14日(水)、アメリカのローカル・モーターズ社と契約を結び、自動運転シャトルバスを2021年春に導入することを発表しました!
#CityofTO signs agreement to deliver Automated Shuttle Trial planned for Spring 2021. News release: https://t.co/Bp8KrMPNVC pic.twitter.com/pLHervhk0R
— City of Toronto (@cityoftoronto) October 14, 2020
シャトルバスは、ローカル・モーターズ社がカナダの主な州でバス事業を展開するパシフィック・ウエスタン・トランスポーテーション社と提携して運行されます。
このローカル・モーターズ社、世界初の3Dプリント自動運転バス「Olli」を開発したことで知られ、今回導入されるのは最新型「Olli 2.0」!
最大8人の乗客を収容でき、スロープと車椅子固定システムに加えて、音声と視覚によるアナウンスやその他の情報機能を搭載しており、バリアフリー対策もバッチリ。また安全係員が常駐して車両を監視しており、必要に応じていつでも手動で車両を制御できるとのこと。
ブルーのライトが眩しい近未来型のかっこいい車両となっています!
photo from Local Motors
シャトルバスは、トロント市南東のスカボロー・ウェストルージュ地区からGOトレインのルージュ・ヒル駅までを結ぶ路線を、GOトランジットのスケジュールに合わせて試運転を開始する予定。
試運転期間は6ヶ月から12ヶ月で、その間はパシフィック・ウェスト・トランスポーテーションの認定オペレーターとTTCまたはMetrolinxのカスタマーサービス・アンバサダーの二人のスタッフが常駐します。
今回の自動運転シャトルバス導入について、
We are continuing to move our city forward on many fronts including micro transit as we manage the effects of COVID-19. This innovative project will provide valuable insight, while embracing innovation that could help us build a better, more sustainable and equitable transportation network.
私たちはCOVID-19の影響を管理しながら、マイクロトランジットを含む多くの面で私たちの街を前進させ続けています。この革新的なプロジェクトは、より良く、より持続可能で公平な輸送ネットワークの構築に役立つ可能性のある革新を取り入れながら、貴重な見識をもたらします。
─ ジョン・トーリー トロント市長
As a pioneer in sustainable mobility, our goal is to deliver safe and proven autonomous solutions to all, and this deployment is a major step in advancing the Local Motors mission. We can’t wait to introduce the City of Toronto to Olli, as we know that it will provide riders with a unique, easily accessible, and comfortable experience.
“持続可能なモビリティのパイオニアとして、安全で実証済みの自律型ソリューションをすべての人に提供することが私たちの目標であり、今回の導入はローカル・モーターズのミッションを前進させるための大きな一歩です。Olliは、ユニークで簡単にアクセスでき、快適な体験を乗客に提供することができると確信しています。トロント市にOlliを紹介するのが待ちきれません。”
─ ヴィクラント・アッガルワール ローカル・モーターズ社長
I’m looking forward to welcoming the Automated Shuttle Trial, planned for Spring 2021, to the West Rouge neighbourhood. As a city, we must be ready to explore how micro-transit and emerging technologies can connect people to existing transit services and contribute to Toronto’s transportation future.
“2021年春に計画されている自動運転シャトルのトライアルをウェスト・ルージュ地区に迎えることを楽しみにしています。都市として、マイクロトランジットと新興技術が、既存のトランジットサービスに人々をつなぎ、トロントの交通の未来に貢献する方法を模索する準備をしなければなりません。”
─ ジェニファー・マッケルビーTTC理事会評議員(スカボロー・ルージュパーク地区管轄):
とそれぞれコメントしています。
この自動運転シャトルバスの試運転は、トロント市が2022年までに目指す「自動運転車都市」の戦術計画の一部であり、北米初の包括的な自動運転車計画となっています。
トロントがこれからどんな未来都市になっていくのか、非常に待ち遠しいですね!