photo from Sobeys(Instagram)
先日トロントでも人気のスーパーマーケット Sobeys が将来的にプラスチック製レジ袋を廃止する予定であると発表しました。
カナダのスーパーマーケットチェーンが全店でプラスチック製レジ袋を廃止するのは初となります。
2020年1月末までにカナダのスーパーマーケットで初めてSobeysがプラスチック製レジ袋を全店で廃止する方針を発表
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カナダ全土にお店を構えるスーパーマーケットチェーンの Sobeys。
ノヴァスコシア州の Stellaton で1907年に創業し、今ではカナダで2番目に大きな食品小売業となっています。
カナダにはSobeysが255店舗、そして傘下の店舗を含めると合計で1,500以上あるといわれています。グループ店舗は以下の通りです。
Sobeys / Safeway / FreshCo / Chalo FreshCo / IGA / Lawtons Drugs / Foodland / Price Chopper / Thrifty Foods / Co-op
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そんな Sobeys が先日7月31日、2020年1月末までにプラスチック製レジ袋の扱いを取りやめることを発表しました。
Sobeysによると、255店舗でレジ袋廃止を実施すると毎年2億2,500万のレジ袋の削減に値するとしていて、レジ袋を段階的に廃止していく動きには上記のSobeys傘下の店舗も含まれるとのことです。
そして最終的には 8億以上のプラスチック製レジ袋を削減することにつながるとしています。
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またSobeysによると、レジ袋を削減することによる追加コストは食料品の上乗せ値上げは無いとし、今後は紙袋が利用できるようになるそうです。(紙袋は使用後にリサイクルor堆肥に利用できるとのこと)
ただ、紙袋を利用するより顧客自身が再利用可能なレジ袋を持参することを奨励しています。
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さらに、2019年8月中にはリサイクルされたウォーターボトルからつくられたメッシュタイプの洗えるレジ袋も発売するとのことです。
こちらは既に6月にケベックのIGAで発売され、顧客からの反応も良かったことから、別の店舗での発売をすることになったようです。
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ちなみにCBCによると、カナダにあるいくつかのお店(例:ハリファックスにある Atlantic Superstore )では既にプラスチック製レジ袋は廃止されているので、厳密にいうとSobeysがカナダ初のスーパーではありません。
ただ、カナダのスーパーが全店でプラスチック製レジ袋を廃止することはカナダ初の試みと言えるでしょう。
今後カナダの他の食料品店がどのような対応をとるのかも注目
photo from Sobeys(Instagram)
ということで、今後のSobeysの動向に注目ですね。
ちなみに2019年6月にはジャスティントルドー首相から正式に、早ければ2021年から使い捨てプラスチックを禁止する方針が発表されているのを覚えている方も多いはず。
その中には例として使い捨てビニール袋も含まれていたので、Sobeysがほかのスーパーマーケットチェーンに比べていち早く動いたカタチになります。
今後も他の食料品店がどのように対応していくのかにも注目したいところです。