トロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)で注目の上映作品10

  

2019年もトロント日本映画祭が少しずつ近づいてきました!今年は6月6日(木)~27日(木)に開催が予定されています。皆さんもう上映予定の作品はチェックしていますか?

LifeTorontoでも既に、多部未華子さん、ガレッジセールのゴリさん、大森立嗣監督が来加することを記事で取り上げました。

多部未華子さん、ガレッジセールのゴリさん、大森立嗣監督が2019年トロント日本映画祭に出席決定!

さらに、三吉彩花さん主演・矢口史靖監督の映画「ダンスウィズミー」がトロント日本映画祭でワールドプレミアとなっていることもお届けしました!

女優三吉彩花さんと矢口史靖監督がトロント日本映画祭に登壇決定!映画「ダンスウィズミー」世界初公開

そこで今回は、上記の記事で紹介した以外を対象に、LifeTorontoスタッフが注目する10作品を厳選ピックアップ!

映画祭が始まる前に確認してみてください。

 

1.OF LOVE AND LAW (愛と法)

大阪の下町で暮らす同性婚の弁護士夫夫を取り上げた作品。二人の日常を通し、日本社会の問題にも触れています。

東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門作品賞、香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品。

大阪の下町で法律事務所を営む夫夫(ふうふ)のカズこと南和行さんとフミこと吉田昌史さんは、仕事も生活も二人三脚で行っている。セクシュアル・マイノリティ、養護が必要な子どもたち、戸籍を持てずにいる人、「君が代不起立」で処分された先生、作品が罪に問われたアーティスト・・・など全国から”困っている人たち”が相談にやってくる。そんな折、二人は突然居場所を失った少年・カズマくんをしばらく預かることになり、3人の新しい生活が始まる。

監督:戸田ひかる
出演: 南和行、吉田昌史、南ヤエ、カズマ、辻谷博子

Toronto Japanese Film Festival

 

2.CALL BOY (娼年)

2018年に公開された作品がトロント日本映画祭に登場。原作となる小説は2001年の直木賞候補になりました。特に女性に人気のある作品です。

直木賞候補となった石田衣良の小説が原作。大学生のリョウこと森中領(松坂桃李)は、日々の生活や女性との関係にも充実感を感じられずバーでのアルバイトに明け暮れる生活を送っているが、秘密会員制ボーイズクラブ『パッション』で娼夫として働く様になる。リョウは、さまざまな女性と体を重ねる中で、彼女たちの心の奥に隠された欲望や傷を癒して行きながら、自らも成長していく姿を繊細に描く。

監督:三浦大輔 『愛の渦』『裏切りの街』
出演:松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太

Toronto Japanese Film Festival

 

3.MASQUERADE HOTEL (マスカレード・ホテル)

大人気の東野圭吾さん作品の長編ミステリーが木村拓哉さん主演で2019年に映画化されました。舞台となったホテルは、日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルになったといわれています。

東野圭吾のベストセラー・ミステリードラマを映画化。

都内で不可解な数字の羅列が残される殺人事件が3件発生。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)は数字が次の犯行場所を予告していることを解読し、次の犯行場所はホテル・コルテシア東京であることを突き止める。潜入捜査をするために、ロントクラークになりすました新田は、彼の教育係に任命された優秀なフロントクラーク山岸尚美(長澤まさみ)と衝突しながらも、事件の真相を解き明かそうとする。

監督:鈴木雅之『HERO』『本能寺ホテル』
出演:木村拓也、長澤まさみ、渡部篤郎、前田敦子、高嶋政宏、松たか子、菜々緒

Toronto Japanese Film Festival

 

4.WHEN I GET HOME, MY WIFE ALWAYS PRETENDS TO BE DEAD
(家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。)

2010年7月17日、Yahoo!知恵袋にkkajunskyという利用者が投稿した質問が元になっている映画です。映画は2018年6月に公開。

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」とYahoo!知恵袋に投稿された質問はたちまち話題沸騰。初音ミクでオリジナル楽曲が制作され、漫画化された伝説の投稿の実写映画化!

結婚3年目のサラリーマンのじゅん(安田顕)が仕事を終えて帰宅すると、妻のちえ(榮倉奈々)が死んだふりをしている。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく妻の奇行に、最初は呆れるだけのじゅんだったが、だんだん不安を覚え始める。そんなちえの謎の行動には、“秘密”があった。

監督:李闘士男
出演:榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花

Toronto Japanese Film Festival

 

5.EATING WOMEN (食べる女)

出演陣がとにかく豪華な女たちの食と生き様をテーマにした映画です。キャッチコピーは「おいしい女になろう。おいしい男を育てよう。」です。

筒井ともみの短編小説集「食べる女 決定版」の映画化。「食」と「性」をテーマに豪華女優陣が共演する。

古びた日本家屋の古書店を経営する餅月敦子(小泉今日子)は、料理が得意。彼女の家には、恋や人生に悩む女性たちが毎晩集まってくる。男を寄せつけない編集者・圭子(沢尻エリカ)、テレビ制作会社で働く多実子(前田敦子)、古着店員のあかり(広瀬アリス)らを、毎晩おいしい食事で迎え入れ、人生に貪欲で食欲旺盛な女たちの心と体を満たす。

監督:生野慈朗
出演:小泉今日子、前田敦子、沢尻エリカ、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、山田優

Toronto Japanese Film Festival

 

6.THE FABLE (ザ・ファブル)

2019年6月21日に公開予定の最新作がトロント日本映画祭に登場!岡田准一さん主演の痛快ミッションエンターテイメントです!

どんな相手も6秒以内に殺すことで知られる天才的な手腕を持つ伝説の殺し屋 “ファブル”(岡田准一)は、裏社会で誰もが恐れる存在だった。仕事で人を殺し過ぎた夜に、ボス(佐藤浩市)から「1年間一般人として生きろ。殺しをしたら命はない」という厳命を受けてしまう。ファブルは偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として大阪で暮らし始める。インコを飼ったり、バイトしたり徐々に「普通」の生活を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、助けを求める者たちが次々に現れて、事態は思わぬ方向へ急展開する。

監督:江口カン
出演:岡田准一、木村文乃、佐藤浩市、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理

THE FABLE (ザ・ファブル)

 

7.MODEST HEROES (小さな英雄 -カニとタマゴと透明人間-)

「メアリと魔女の花」のスタジオポノックが贈る最新作。3つの奇跡の物語が描かれています。声優陣にも注目。

『メアリと魔女の花』を手がけたスタジオポノックによる3本の短編からなるオムニバス形式のアニメーション。

ある嵐の日、濁流にのみ込まれたサワガニ一家の父親のトトを捜すため、兄のカニーニと妹のカニーノは生まれて初めて旅に出る(監督:米林宏昌『カニーニとカニーノ』18分)。

生まれつき極度のたまごアレルギーを持つ小学生のシュンは野球好きで明るく元気な少年。そんなある日、シュンは、母の居ぬ間に誤ってたまご入りのアイスクリームを口にしてしまう!(監督:百瀬義行『サムライエッグ』16分)

アパートで暮らす、ひとりの青年。ワイシャツを着てめがねをかけ、いつものとおりに家を出る。なんと彼は、透明人間だった!透明人間の体は自動ドアもATMにも反応されせず、重力に見放された彼は、空に飛んでいってしまう。 (監督:山下明彦『透明人間』13分)

監督:米林宏昌、百瀬義行、山下明彦
声の出演:木村文乃、鈴木梨央、尾野真千子、坂口健太郎、オダギリジョー

Toronto Japanese Film Festival

 

8.IWANE: SWORD OF SERENITY (居眠り磐音)

2019年5月17日に公開予定の時代劇。主演の松坂桃李さんはこの作品で時代劇初主演です。

累計発行部数二千万部を超える、佐伯泰英による大ヒット時代小説シリーズ「居眠り磐音」を松坂桃李主演で映画化。

3年間の江戸勤番を終えた坂崎磐音(松坂桃李)は、幼馴染の琴平、慎之輔と共に九州・豊後関前藩に戻る。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁いでおり、磐音も舞の妹の奈緒と婚約していた。しかし慎之輔が 舞の不貞の噂を聞き、舞を斬ってしまう。それに激高した琴平が慎之輔を斬るという事態に発展。許嫁の奈緒を残したまま、磐音は江戸に移り浪人として暮らし始める。両替商で用心棒の仕事を始めた磐音だが…。

監督:本木克英 『超高速!参勤交代』
出演: 松坂桃李、木村文乃、芳根京子、柄本祐、杉野遥亮、佐々木蔵ノ介

Toronto Japanese Film Festival

 

9.PENGUIN HIGHWAY (ペンギン・ハイウェイ)

森見登美彦の小説が2018年に映画化。心が弾む青春ファンタジーをトロント日本映画祭で体験してください!

「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などで人気の作家・森見登美彦による日本SF大賞を受賞した小説をアニメーション映画化。短編「陽なたのアオシグレ」「台風のノルダ」を手がけたスタジオコロリドの第1回長編作品となり、「陽なたのアオシグレ」の新鋭・石田祐康が監督、「台風のノルダ」の新井陽次郎がキャラクターデザインを担当する。

毎日学んだことをノートに記録している勉強家の小学4年生アオヤマ君は、通っている歯医者のお姉さんと仲良し。お姉さんも、ちょっと生意気で大人びたアオヤマ君をかわいがっていた。ある日、彼らの暮らす街に突然ペンギンが現れる。海もないただの住宅地になぜペンギンが現れたのか。アオヤマ君は謎を解くべく研究を始めるが、そんな折、お姉さんが投げ捨てたコーラの缶がペンギンに変身するところを目撃する。

テレビドラマ「バイプレイヤーズ」などで知られる北香那が、声優初挑戦でアオヤマ君を演じ、「鉄コン筋クリート」「花とアリス殺人事件」などで声優経験のある蒼井優がお姉さん役を務める。
(映画.comより)

監督:片渕須直
声の出演: 北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、西島秀俊、竹中直人

Toronto Japanese Film Festival

 

10.A SAMURAI’S PROMISE (散り椿)

葉室麟さんによる日本の時代小説が2018年に映画化。第42回モントリオール世界映画祭では、審査員特別グランプリを受賞しています。

2019年度日本アカデミー賞7部門受賞作品。原作者は「蜩ノ記」で直木賞受賞の葉室麟。

享保15年、瓜生新兵衛(岡田准一)は藩の不正を告発したために、追放の憂き目に遭う。扇野藩を追われた後、最愛の妻・篠(麻生久美子)は病死直前に、故郷のライバルで、離郷に関しても因縁を持つ篠榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいと言い残す。過去の真相を突き止めようと故郷に戻った新兵衛。そこで不正の真相と、妻の本当の想いを知ることになるのだった……。

監督:木村大作『劔岳 点の記』『春を背負って』
出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、緒方直人

Toronto Japanese Film Festival

ということで、見たい映画はありましたか?(LifeTorontoスタッフは正直全部見たいです・・・。)

今から映画祭を楽しみにしておきましょう!

トロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)2019
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