TTCの従業員が6月にストライキする可能性。トロントの交通機関に影響

  

追記:早ければ6月7日にもストライキに突入する可能性が示唆されていましたが、交渉が成立しない場合、6月7日からストライキになることが決定しました。

トロント交通機関の従業員約11,500人を代表する労働組合ATU Local 113。労働協約は2024年3月31日に期限切れとなっていて、4月1日以降は契約が結ばれていない状態です。

そんな中、一部のTTC従業員は早ければ6月7日にも合法的にストライキに突入する可能性があることが明らかになりました。(※あくまで可能性です)

ATU Local 113と TTC経営陣との交渉は2月から続いていて、ATU Local 113は雇用の安定と賃金に関して改善を望んでいます。

もしストライキに突入した場合、メンテナンスワーカー、オペレーターなど第一線で働くTTC従業員が職を離れる可能性があります。

組合委員長のマービン・アルフレッド氏は「6月にストライキ行動が必要になった場合に備えて、私たちはすでに会員の動員を開始し、これに備えている」と声明文で述べています。

もう一方で、労働組合と雇用主は交渉のテーブルに留まっていて、必ずしもストライキが行われるわけではないと主張しています。

ATU Local 113 のメンバーが最後にストライキを行ったのは2008年のことで、TTC の Rick Leary CEO はこの過去の経験もふまえて「ATU Local 113で労働に混乱が生じた場合、サービスに影響が出ることが分かっています」と語っていますが、ストライキになった際にどこまでTTCのサービスに影響が出るのかは「まだ分からない」とのことです。

トロントで暮らすには欠かせないTTC。両者合意のもと、ストライキが回避されることを願います。

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