
カナダ・トロントを代表する博物館「ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum/ROM)」。およそ 600万点以上の収蔵品があるカナダ最大級の博物館ですが、以前行われていた取り組み「Free Main Floor」が2025年10月に帰ってきました。
その名の通り、なんと広々とした館内1階のギャラリーはすべて無料で一般開放されるプログラムです!(※10月11日から1階で始まるShark展は対象外)

photo from rom.on.ca

この「Free Main Floor」は2025年10月1日~11月30日までの期間限定となっていて、毎週末に地元のコミュニティやアーティストによる活気あふれるポップアップパフォーマンスや、あらゆる年齢層向けの刺激的な教育アクティビティも開催されます。
12:00 PM – 12:30 PM & 1:30 PM – 2:00 PM
Pop-up Programs:
10:00 AM – 4:00 PM
10月11日、12日、13日 – イスラム文化遺産月間:
地元のイラン音楽団体「Link Music Lab Kids」が、家族で楽しめる伝統音楽と影絵人形のパフォーマンスを披露します。
10月18日・19日 — グローバル・アフリカン・アーツ&カルチャー:
The Bata Shoe Museumがメインフロアに登場。世界各地のユニークな靴を展示したタッチテーブル、ボロタイとシューピンを自分で作れるアクティビティ、巨大なインフレータブルシューズセルフィーウォールなどが登場します。
また、ROMでも講演を行うジンバブエ生まれの国際的アーティスト、Masimba Hwatiのスペシャルパフォーマンスも開催予定。
10月25日・26日 — チャイニーズ・アーツ&カルチャー:
The Chinese Cultural Centre of Greater Torontoがメインフロアで茶道、ユースオーケストラ、ダンスパフォーマンスを披露します。The Gardiner Museumも参加し、中国文化における龍の象徴性を探る龍をモチーフにした粘土細工のワークショップを開催します。
11月1日・2日 — 死者の日:
メキシコ音楽、マリアッチ、ダンスのパフォーマンス、そしてあらゆる年齢層が楽しめるアクティビティが盛りだくさん。死者の日をテーマにした祭壇タッチテーブルとインスタレーションを体験できます。

無料対象はあくまで1階のギャラリーのみになりますが、1階だけでも展示物が多く、じっくり見れば十分に楽しめるのではないかと思います。
例えば、メインフロアに飾られている恐竜の化石や、中国や韓国エリアの展示も見どころが十分にありますよ。また、インディジネスに関する展示もあるので、カナダの歴史・文化を学ぶことができます。有料展示を見なくても、建物の雰囲気や文化体験を楽しめるのが魅力です。


ここで注意点ですが、Free Main Floorの場合でも前売り券が必要になります。オンラインで前売り券を手に入れる際に、「チケット予約」ボタンをまずクリックして希望の日付を選択し、「フリー・メインフロアのみ」のボックスにチェックを入れてください。
トロント市民はもちろん、観光で訪れる方にも、誰でも気軽に文化や芸術に触れることができるので、この期間をお見逃しなく。
Free Main Floorページ


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