ジャスティン・トルドー首相、党首選後に首相と自由党党首を辞任

  

本日1月6日(月)、ジャスティン・トルドー首相がRideau Cottageで記者会見を開き、自由党の党首を辞任し、首相から退く予定であることを発表だと発表しました。自由党が後任を選出次第辞任する予定で、それまでは職務を続けます。

また、メアリー・サイモン総督に3月24日まで議会を閉会するよう要請し、総督はその要請を認めたとのことです。

トルドー首相は、「本能的には留任したいが、党内の争いでそれが不可能になった」と会見で語りました。次期連邦選挙に備えて、自由党は主なライバルである保守党党首ピエール・ポワリエーヴル氏(Pierre Poilievre)に対抗する候補者を探すことになります。

​​2013年に自由党党首に就任し、2015年秋にカナダの首相となったトルドー氏ですが、昨今は支持率低迷に直面していました。

2024年12月には、長年トルドー首相の側近をつとめていたクリスティア・フリーランド氏が、トルドー首相との意見対立を理由に財務大臣兼副首相を電撃辞任。さらに、カナダ新民主党(NDP)のジャグミート・シン氏がトルドー首相の辞任を求めるなど、退陣を求める圧力が強まっていました。

同じく自由党内からも、国と党の最大の利益のため、次の選挙までにトルドー首相ではない新しい指導者が必要だという声も出ていて、四面楚歌ともいえる状況でした。

前回の総選挙は2021年9月20日に行われました。次の連邦選挙は、2025年10月20日までに実施されます。

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